旅行に出かけた際にApple Watchの充電器で困ってしまったので、お伝えします。
Apple Watchが染みついた日常
Apple Watchは数年前に一度、中古で試したのですが、電池の持ちが悪いほか、決済の手段にもならず、一日の途中で電池が切れてしまうため、手放してしまいましたが、ほぼ2年前にシリーズ5を購入してからは、財布代わりになり、搭乗券代わりになり、運動の時は必ず装着するようになり、日常生活に染みついています。
スイス製のような職人技のプレミアムな時計に拘りもなく、一日の歩数がくっきりわかるApple Watchの方が自身の将来にとって価値を上げてくれるのではないかと思うものでもあります。
ただし、すべて満足というわけではなく、充電方法が独自のマグネット充電一択というのが難点でもあります。
1泊以上出かける時は必ず、このマグネット充電器を持たないと2日目からはただの荷物になってしまうほか、鉄道に乗るときはSuicaのついたクレジットカードにチャージするという余計な作業が発生するなど不便でもあります。
スマートフォンやPCであれば、変換コネクターで何とか充電ができるほか、何もない場合でもコンビニ駆け込んで、無駄遣いではあるものの何とかスマートフォンは復活できます。
ところが、Apple Watchの場合は、同充電器がないととにかく何もできなくなります。テレビのリモコンのように蓋を外して、電池をくるくる回せば、さしあたり操作できるように、Watchをこすってもそうは行きません。
コンビニに駆け込んでも売っていなく、大きな家電量販店でないと取り扱いがないため、時間帯や場所によっては路頭に迷ってしまいます。
旅先で充電ができなくなる
ホテルにチェックインして、まずはパソコン、スマートフォン、カメラ、Watchをバッグから出してそれぞれ充電します。
今回もそのようにし、パソコンやスマートフォン、カメラはいつも通りが充電始まるのですが、Watchだけはいつものように充電が始まりません。
ネットで検索して書いてあるように(そうした記事はSNSのフォローボタンだらけで、いつの間にか関連リンクばかりですが)、再起動、Watchと充電器の掃除などしてみるものの、解決しません。
スマートフォンであれば別の充電ケーブルに差し替えてと切り分けができるのですが、Watchの充電器は正規品もサードパーティー品も結構な金額がするため、Watchを購入した時についてきたものだけを利用してきたので、代替の充電器がなく、Watchが壊れているのか、充電ケーブルが壊れているのか、結局切り分けができないまま、朝となります。
結局、朝には赤丸となり、そのまま充電切れとなり、タダの荷物となってしまいました。腕につけていても無駄なので、バッグに入れておきました。
滞在した街には、Apple製品を正規に扱う店舗があり、そこに行けばいいのですが、本来の目的は旅であり、店舗の時間にあわせて行動はできないため、watchを無視して旅することとなりました。
機能しないものをただ運ぶというのは旅ではただの無駄であり、Watchそのものも、そうですが、マグネット充電器もお荷物と言えます。
Watchなしで旅してみると
Watchなしで旅すると、いかに時間を気にしているか、道中の買い物で利用しているかというのがわかりました。
Watchがなくても、スマートフォンを見れば時間はわかり、支払いについてもクレジットカードをかざせば決済できるのですが、ポケットやバッグから出すのがとても煩わしさを感じてしまい、Watchが旅の強力なツールと化していたのがわかります。
スマートフォンを身に着けていれば、ほぼ同じことは補完できますが、どのように歩いたのか、いくら歩いたのかという履歴も残り、振り返りという面でも重要となっています。
首輪を外されたワンコのように解放感よりも不安が先に来るようなものであります。
結局はマグネット充電器がポンコツ化
朝は旅を計画通り進めたものの、Watchが不具合なのか、ケーブルが不具合なのかはっきりさせておかないと旅から戻った後も不便であるため、早期にクリアしようと思い、結局は昨日滞在した同じ場所に戻る旅程として、不具合の切り分けをしました。
切り分けと言ってもWatchを展示している店舗に行って、展示しているWatchの充電器を利用して、自分のWatchが充電できるかという単純なことでした。
試さずに購入するには高い代物であり、試してみるのが一番でもあります。
その街には22時まで営業している"ネットでも店舗でも豊富な品揃え"を唄うYC社があり、そこに旅から戻った21時過ぎに行って試してみました。すると、自身のWatch自体は充電が始まり、マグネット充電ケーブルがダメになっていたことが判明しました。
新しいマグネット充電器(4,000円近くしましたが)を購入して、再び日常に戻ることができましたが、この辺りの問題は何とかしてほしいところです。
旅先で時間を見たりするのに困り、終いには大きな出費という顛末であります。
充電することに対して代替の方法がなく、旅先など急いでいる時は特に困るものであり、Watch自体のメカニズムを変えるか、ロジスティクスやインフラを含めた環境でサポートするなどないとダメかな感じてしまいました。
Appleとしては、WatchをiPhone新モデルがでても、引き続き買わせる装置として活用したいのはわかるのですが、その沼にはまっていく人ほど困らせられるのは残虐行為とも言えるかもしれません。
最後に
Apple Watchの最新世代が販売され、そのタイミングで充電ができなくなったので、Appleタイマーかと思いましたが、結局はマグネット充電器がポンコツという事でしたが、そのために1日不便となり、しかも、代替品購入にコストをかけてしまったという事であります。
新しい商品の機能ばかり宣伝していますが、電流という素材に負荷をかけている基本的なことがいつも付きまとう充電器について、きちんとしたものを作るか、それができなければサポートするか、エコシステム全体でバックアップするようなシステムを作って欲しいと感じました。
いざという時に当たり前に作動するものを少なくとも2年以上は作動するよう、造って欲しいところであります。
時価総額数百兆円の会社に自分の時間と金と旅程を無駄にされた1日でした。ポンコツめが。