ANAの豪州便というと20世紀末に一度、休止した路線でありますが、21世紀になって、羽田=シドニーという路線を開設して、一気に復活し、さらに第二の都市としてビジネス需要の期待できるパースを開設したのにも関わらず、新コロの影響でその路線さえ忘れてしまいますが、今回、まだ路線としては生きているようですので、まとめてみました。
ANAプレミアムエコノミー パース=羽田往復
ANAのプレミアムポイントで最も効果が発揮されるのは豪州路線であり、その距離と1.5倍が何といっても効果であります。
その中で、大人気のシドニーとは一線を画す、亜線のパース路線は成田発着とは言え、最低価格帯が多く、マイル修行には注目の路線でした。
しかし、新コロが拡大してしまい、その印象が薄れ、パースに就航していたことさえ、忘れてしまうところでしたが、久々にチェックしてみました。
旅程
往路は8月14日にパースから成田に向かいます。復路は9月3日に成田からパースに向かいます。いずれもB787-9機材であり、プレミアムエコノミー設定機材であります。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃と予約クラスとプレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 156,410円
予約クラス Eクラス(100%+400PP)
プレミアムポイント 15,578PP
PP単価 10.03円/PP
10円は切れませんが、まだ、諦めていない感は漂ってきます。国際線において新コロ拡大がなければ、スムーズにいけばオーストラリア路線もバブルとなっていましたが、現実的に考えるとこれからがスタート地点かもしれません。
そういう意味では、適正というものを考えられる時期なのかもしれません。
ちなみに
ちなみにシンガポール航空もパースから東京までのプレミアムエコノミーのチケットはあります。しかし、以前から伝統なのか、パース=チャンギ間はプレミアムエコノミーの設定がなく、残念な結果となっています。
掲載の運賃では運賃約139,805円と健闘していますが、NRT-SINは100%加算、SIN-PERはMクラスの70%加算であり、プレミアムポイントは10,836PPであり、単価的には12.90円とダメダメです。プレミアムエコノミーの設定があっても10円切りは厳しいようですが。
ここはANAのパース便のプレミアムエコノミーの利用が一番のようであり、もちろん、アップグレードをかけるのが最適かもしれません。
早期にアップグレードをかけて、ほかの修行僧にプレミアムエコノミーを譲るというのも禅譲というものかもしれません。
最後に
新コロの影響でシドニー便でさえ、虫の寝息のようである中で、パース便のマイル修行に向くような運賃が販売されているのは貴重であるといえます。
需要と採算を考え抜いた上で設定した路線であり、B787前提であるため、復活が早いかもしれません。南半球修行ルートはなくなってほしいないところであります。