ANAの個室ビジネスクラスのTHE Roomで前向きと後向き、そして、前方席と後方席を体験してどこがベストシートか比べてみましたので、お伝えします。
ビジネスクラス搭乗記
JFK空港に
今日も往路に続き、電車でマンハッタン駅からアクセスします。ジャマイカ駅で乗り換えてエアトレインJFKでターミナル7に向かいます。モノレールのようなものかと思うと線路は2本あり、速度も結構出ます。ターミナル7はジャマイカ駅からは最後の駅であり、時間がかかります。
ウォールストリートから地下鉄とロングアイランド鉄道を乗り継いでターミナルまでは90分くらいかかりました。
羽田近し、成田もなかかなかなと感じます。海外の鉄道は汚いかと思いましたが、車両が新しく、意外というと失礼ですが、きれいでした。
ターミナル7の手荷物検査後は休止している店(欧州人向けにたぶん夜だけとかと思いますが)が多いのも印象的でした。
ターミナル7は飛行機撮りには厳しく、近くから大きな機体を撮影できるところが少なく、ANAの77Wがなかなか近く見えませんでした。
搭乗
搭乗口は9番でありました。事前搭乗が終わると機内に進めます。ジャージ姿の学生らしき人たちが事前で搭乗していたので、選手権系だったのかもしれません。
今回はL2ドアから搭乗し、THE Room最後部の区画に行きます。縦4列だけでありますが、遠く感じます。
最後列の20列目
今回はTHE Roomでは最後列の窓側で進行方向・前向の20Cとしてみました。20Cは座席は通路側に設置されており、サイドテーブルは窓側なので、景色は若干見づらいですが、最近は近くのものより遠くのもの焦点が合いやすいので、有りかなと思います。
真後ろはプレミアムエコノミーであります。配列は以前と同じく、2-4-2配列はそのままでありますが、シートは最近の新幹線のシートのようにヘッドレストが目立ちます。
最後列は不人気なのか、前のビジネスクラス、通路を挟んだ横の席、さらにその前の席、加えて言うと反対の通路側の真ん中の席も空いており、ある意味、蜜のない安心な席ではありました。
しかし、到着後翌々日に、ココアアプリから搭乗時間に該当する時間に1666分に接触していた通知が来ました。プレミアムエコノミー搭乗者複数がプラスと言うことだったのかもしれません。
次の予定があり、到着した翌日にPCR検査を受けて、その後も抗原検査キットもマイナスであり、プレミアムエコノミーと隔てる壁とカーテンが効いたのかもしれません。
My SOSが赤とか黄色でも乗る人がいるのでこうしたことは良くあるのかもしれません。
窓側のサイドテーブルです。この中に一列前の人の足がおると思うと複雑です。(今回は空いていたので気になりませんでした)
今回もHDMIポートは利用できませんでした。自分のサイトをモニターに写してみたいとは思いませんが、そうしたい人には残念な結果かもしれません。
ウェルカムドリンクはスパークリングワインと説明していました。機内食メニューにも記載されていないので銘柄は気になるところであります。お代わりと言ったら、出来るものなのかいつかは試したいところです。ラウンジでいいだけ飲んでるのでありますが。
ANAビジネスクラスではもはや定着したグローブアッドトロッターのケースに入れられたアメニティーです。個人的にはドピンクは持ち帰って、他の旅では使いにくいところであります。ニューヨーク行きでは厚くて収納力があるもの、復路のニューヨーク発は薄くて国内線の旅では良さそうであります。白のものはありますが、黒や濃紺などがあると嬉しかったと言えます。
中身はSHIROブランドのものがありました。
離陸
機外カメラがあるので窓側であってもプラスアルファで楽しめます。誘導路は最短ではなく、グルグルさせられて結局はJFK最長のコンコルドも利用していた4,442mの滑走路の31Lから離陸であります。長距離且つ大型機と言うことであれば納得であります。
しかし、前に詰まっている飛行機を見ると小さい飛行機ばかりであり、日中は国内線需要の裁きにかかっていると言うのが印象的でした。
ある意味、今のNH109便が15時出発は混雑も少なくいいのかもしれません。
4,442mの滑走路は余裕で離陸かと思いましたが、結構、地を離れるまで時間がかかりました。遠くにマンハッタンが見えるのもJFKらしいところでもあります。離陸後は左に旋回をかなり続けます。
その結果、JFK空港全景が見え、北西に進路を向けて上昇していきます。
すぐに雲の上に入り、窓は障子状態に。柔らかい日光がくつろげます。通路側の扉を閉めて、こうすると結構落ち着きます。座布団と饅頭とかあると旅館気分にもなりそうです。
機内食
機内食の時間になると照明の色温度が変化します。最後の区画は人が少ないので場所的には良い場所と言えます。
機内食メニューが配られます。紺色や紫色など変われで中身にあまり変化はありませ禍。
アミューズとワインであります。クルミのキャラメリゼとアーモンドとモッツァレラチーズと野菜のマリネであります。日本発はゴマスティックですが、外国発はナッツ類が多いのは調達しやすいからかもしれません。
ここまで来るに結構時間がかかり、一杯目はスパークリングワインで15分しのぎ、上記写真で15分ぐらいしのいでいます。
つづいて、前菜であります。生ハムと海老のマリネ ハーブソースであります。ワイン王道なつまみであり、ワインは進みますが、グラスが空いてきますが、CAさんの確認は後ろの列の席では手薄のようです。
海外に行くとボソボソのパンが多いですが、中はしっとりしており、外側のパリパリと対照的なツンデレであります。ANA定番のオリーブオイルと塩と胡椒とバターも添えられます。
海外キャリアではガーリックトーストが定番ではありますが、ANAではこちらの方がベストであります。
メインディッシュはサーモンのグリルとラタトゥイユ 白ワインソース [478 kcal]であります。もう一つのメインは牛すね肉の煮込みとポレンタ バルサミコソース [294 kcal]であり、肉よりも倍近いカロリーがあるので注文してみました。
そうするとラタトゥイユとインゲンの天子盛りに、これ自体は素晴らしい大きさのサーモンか乗っかっています。
インゲンとトマトという時点で外国発機内食感があり、味はどうだろうと思うとサーモンのグリルに至ると言うことになります。鮭はおにぎりや鍋などでは後を引く旨味を感じますが、洋食だと結構物、足りないところがあります。洋食ではありますが、キノコや香草と味噌と合わせてもいいかも知れません。
寝覚め
不完全燃焼でありつつも、日本時間で短時間のニューヨークを過ごしたので、眠くなる時間であり、食事後は8時間近く寝てしまい、アメリカの余韻もなく、北方領土が近いあたりで目覚めます。
機内ではもっと飲みたいと思っていたのですが、残念と言うか、目覚めは良かったのでビジネスクラス効果としての判定では良いと言えます。
最寄りのバーカウンターに行き、自分で注ごうとするとCAさんが来て注いでもらいます。今回もロゼです。
ワインを佇んでいると機内の照明が徐々に明るくなります。3時間前ルールは顕在であります。このあたりは以前と変わりません。
二度目の食事は和食にしてみます。日本時間でいうと昼食であります。
和食は小鉢、鶏と茄子の揚げ煮
主菜 鯖梅煮
白御飯、味噌汁、香の物
であります。
メインは鯖と梅干と言うことで青魚と梅干の相性を考慮した定番であります。アメリカで調理の場合はなかなか具材をそろえる点でもこうした組み合わせかも知れません。
個人的には新生姜のつけ汁(新生姜本体もありも可)と瀬戸内レモンでもいいかも知れません。色合いがもう少し赤くなり、食欲をそそり、旨味が複数感じられるかもしれません。
到着は過去最大の緊張
13時間と向かい風の割には早いフライトであり、予定時間とあまり変わらない時間で着陸であります。ビジネスクラスは酒を飲んで寝るとあっという間であり、5時間ぐらいのフライトに感じます。
定番の紙ベースの税関申告書をもらいますが、My SOSと連動したVisit Japanの際からは税関申告書を事前に登録することができます。
機内でボールペンで書くか、事前にブラウザで入力するかの差ではあり、作業時間はされ程変わらないと言えます。
この時点での差はあまりないと言えます。
個人的には北米ルートではあまり、北極海に迫るルートはなく、機内からオーロラとか見たことはなく、残念でありますが、今回も残念な南ルートでした。残念と言っても飛行時間は短くありましたが。
羽田空港着陸直前では77Wの翼に夕空が繁栄され、青くなっているのが印象的でした。ウユニとまでは行きませんがとても印象的でした。
機外カメラから着陸の様子を見てみるとA滑走路であります。国内線ではよくある着陸ルートであり、東京都心の摩天楼が結構見え、離陸の時のJFKからのマンハッタンよりもインパクトがあります。
到着すると、行きは109番でしたが、帰りは144番と随分左遷されています。
しかし、その理由は検疫にあります。140と141番ゲートは特設検疫コーナーとなっており、144番に到着しても入国側に進むのでなく、離れ小島の140と141番ゲートで検疫のふるい分けをかけて導線整理をしていました。
実際そのあたりの場所に行くとMy SOSアプリのバーコードをかざし、OKだと青紙を渡されます。
これをもって、入国審査に進みます。公務員の入国審査官の前に青紙をチェックスする人がおり、チッエクマークをボールペンで入れてもらい、顔認証の自動ゲートで入国します。
結果的にはかなり歩く入国となりますが、My SOSで青状態となとるETCとまでは言いませんが、かなりスムーズに入国できます。かなり歩きますが、ANA Pocketの歩数は稼げます。
このあと税関申告書はテジタルでしたが、たまにある鞄を開けされることもなく通過できました。事前に情報を精査して臨むこともあってか、慣れない操作に対して説明が主でした。
最後に・THE Roomの席はどこが良いのか
今回は、ANAビジネスクラスのTHE Roomについて、その特徴である進行方向に対して、前と後ろ向きがある特徴とヒジネスクラスとしては飛行機全体の後方まで占めている点を考察するため、最前列と最後列を往復で比較してみました。
結論としては、向きに拘ず、最前列の席の方がベストと言えます。と言うのはどうしてもサービスや降機は前方から優先され、前から食事やドリンクが提供されます。
国際線ビジネスクラスとなると区画により守備範囲が複数クルーでカバーするように要員が配置されてはいますが、後方の方がやはり、遅くなる傾向があるようです。最前列はリニアですが、最後列では15分くらい最大でかかる感じです。結果的に弱番シートにの方が結果的に良いと言えます。
飛行機の進行方向の前向きと後ろ向きについては、前向きの方がいいと言えます。THE Roomでは進行方向前向きのシートはすべて通路側設置されており、窓は遠いですが、それだけであります。
一方で進行方向逆向きは何となく違和感があり、逆Gを受けての出発でもあります。いずれにしても扉を閉めて、フルフラットにすると快適感は超越するので、それだけでありす座席指定で前方が空いていたら、速攻で指定がベストと言えます。