キプロスから日本への帰路をカイロ経由として、カイロまで搭乗したMS742便についてまとめましたのでお伝えします。
キプロス・ラルナカからカイロまで
飛行距離
キプロス・ラルナカからカイロまでの距離は約360マイルと日本でいうと羽田から青森までの距離と国際線としては短い距離です。
運航はエジプト航空エクスプレス
エジプト航空というと国際線が主体で割と大きい機材が多いですが、ラルナカとカイロ間は短距離で大型機では余力がありすぎるためか、子会社のエジプト航空エクスプレスが運航しています。IATAコードはMSでエジプト航空と同じです。国際線ではマルタ・ヴァレッタ、ハンガリー・ブダペスト、シチリア島・カターニアに就航しています。
機材はエンブラエル170というリージョナルジェットであり、同社の専用機材です。見た目はシャープかつスリムで格好良いですが、機内は意外と狭いです。
特典航空券で予約
飛行距離は短いですが、直行便で同区間に就航しているのはエジプト航空のみであり、有償で購入すると意外と高く、世界一周特典航空券で予約・発券しました。有償購入の場合、2万円ほどしますが、特典航空券の場合、諸税その他は意外と高いですが7千円程度です。世界一周特典航空券の場合、フライトするマイル数で計算するため、同区間は約360マイルとマイル数を消費しないという点でも有効です。
搭乗記
離陸まで
小型機のため、沖止めと思っているとボーディングブリッジからの搭乗でした。特典航空券予約時にビジネスクラスがなかったため、エコノミーで予約しましたが、そもそもビジネスクラスの設定がないことが機内に乗り込み判明しました。
搭乗人数が少ないためか、出発時間の30分前にドアクローズし、間もなく動き出しました。何となく遅延が多いイメージがありますが、予定よりも早い出発となりました。
機内食
滑走路の混雑もなく、離陸し、機内食が配られます。トレーの色が水色とコーポレートカラーだと思うのですが、食べ物にはあまり合わない気がします。短距離ということもあり、とてもシンプルですが、オリーブやキュウリ、ハム、スモークチキンもあり、先に搭乗したエーゲ航空よりは炭水化物比率は低く良いです。エジプト航空ではアルコールの提供はありません。
着陸
食事が終わると入国カードが配られ、あっという間に着陸です。カイロ空港は飛行機の混雑もなく着陸し、今度は沖止めとなりました。ビジネスクラスの場合、大きなバスを2-3人で占有してターミナルまで移動できますが、エコノミーの場合はバスの定員ぎりぎりまで詰め込んで出発です。
エジプト航空のホームだけあり、エジプト航空の大型機がたくさん見えます。バスがターミナルに到着すると予定よりも30分早着となりました。こんなに早く到着するのであれば、翌日のフライトにせず、21時発のターキッシュエアラインにしてもよかったくらいと思いますが、旅行は何が起こるかわからないので余裕がありすぎるくらいの時間設定にした方が良いと思います。
アライバルビザはどんどん値上げしており、25USDもしました。ただ寝るだけの入国でもったいないのですが、混雑が激しく、ネット環境もよくないラウンジで10時間以上過ごすよりは体にも良いと言い聞かせてホテルに向かいました。
最後に
久しぶりのエジプト航空&カイロ空港を利用しましたが、アライバルビザ代が高くなっていたり、空港利用者で混雑していたりと年々変化しているようです。一番驚いたのが定時運航(むしろ早着)でした。早く到着しても「定時運航にご協力いただきましてありがとうございます」というアナウンスがないのは昔と変わりませんが。