2024年最初のフライトをANAビジネスクラスで過ごしましたので、お伝えします。
当たり前になりつつあるターミナル2からの国際線
バスタ新宿からリムジンバスで行くと各ターミナルの中で一番早く到着する第2ターミナル、しかも、出発階に到着なので混雑なエスカレーターを利用することなく(国際線フロアには一回エスカレーターに乗りますが)行けるのは良いところです。国際線という表示もだんだん馴染んできた感じであります。
ダイヤモンドチェックインカウンターはあるものの、中から直接では一旦外に出てでありますが、優先レーンができていました。ただ、ガラガラであり、一般客と同じレーンの手荷物検査でした。新しいのでパソコンを出すことなく、検査は楽であります。
国内線のスイートチェックインの検査マシーンも新しいものに取り替えて欲しいところであります。手荷物検査はスムースでしたが、なぜか出国は自動マシーンが稼働しておらず、人力で対応してたいました。しかしながら、スタンプは押しませんでした。
2回目のスイートラウンジであります。相変わらず混雑はありませんが、前回よりは人が多めになっています。
今月のスパークリングと白ワインです。普段であれば寝る時間なのでダイニングには行かずに軽めにしておきます。加齢とともに食べない方が楽という刑であります。
搭乗するB789が見えます。ノーマルカラー機材であります。これから14時間をお供にする機材であります。ダイヤモンド修行でもずいぶん乗った機材でもあります。
2G席
今回のアップグレードはチェックインカウンターでのアップグレードでした。事前に予約画面でビジネスクラスの残席がかなり空いているので、大丈夫とは思いつつも、フランクフルト線は行きも帰りも引きが悪く気になるところであります。ルフトハンザに気を遣っているのでしょうか。俺はダイヤモンドだぞと叫びたくなりますが。
と言うことで、窓側のシートは埋まってしまい、通路側最前列2G席でした。
チェックインカウンターまでアップグレードが待たされると羽田は早く行っても問題ないですが、海外の場合はカウンターが開く時間まで待たないといけず、しかも出発ギリギリだと座席が埋まる可能性も悩ましいところであります。きちんとした搭乗券をもらえるのは良いですが、悩みどころでもあります。事前にアサインされていると早々に自動マシーンで出国してしまうのですが。
見慣れたB787-9のビジネスクラスの風景であります。最初は新鮮なブルーに感じましたが、今は少し慣れすぎたブルーであります。
2G席は前方に大きなスペースがあるのでマットレスや布団を置けるのは良いところであります。また、食事とドリンクが早く提供されるのも良いところであります。イビキと歯軋りをCAさんに丸聞こえなのは恥ずかしいですが。
アメニティ一式であります。まだ、グローブ&トロッターでした。いつから変わるのでしょうか。そして、飛行時間が長いので早々にパジャマに着替えます。パジャマはやっばり楽であります。
C滑走路からの離陸
B787-9型機とは言え、長距離路線なので3,000mのC滑走路から離陸であります。あの後だけにちょっと気になります。
セーフティビデオもいつになく真剣に見入ってしまいます。深夜時間帯なので着陸数は少なく、待たされることなく離陸でした。ANA機にしては珍しく減灯しての離陸でありました。何かあった時に目を暗さに鳴らすということなのでしょうか。
無事に離陸し、右にターンをすると東京タワーが見えます。通路側だと見づらいですが、それでも787の窓が大きいので見えるのは良いところであります。
新潟方面に向かうのでまさかシルクロードルートかと思いますが、すぐに旋回して太平洋を北上していきます。前年に続き、北極海であります。
ロシア国境のギリギリを飛んでいき、北極圏に入るルートであります。今回で3度目の経験であります。これから長いフライトが始まります。
軽ーくワイン
ベルトサインもすぐに消灯し、静かなフライトが始まります。するとメニューが渡されます。色はいつもと同じです。
深夜便なので、最初の食事はお好きな時に、そして着陸時はがっつりのスタイルであります。クアラルンプール便のエコノミーではビスケットとか食べていた記憶があります。
まずはワインをいただきます。いつものことではありますが。シャンパンではなく白ワインから始めます。前回のパースフライトと同じであります。
アミューズは昼便と同じく提供されます。スティックと鴨肉というよくあるパターンでした。
食べ過ぎると着陸後の行動に差し支えるのでサラダだけにします。犬が胃腸の調子が悪い時に草を食べる感覚に近いかもしれません。ラデッシュは辛くワインに合う感じでした。この後、映画を見ていたのですが、寝落ちてしまい7時間ぐらいが経過していました。最近、体質改善のため、毎日フィットネスに行っていた効果なのか、ぐっすりと眠れました。マイル修行も経年とともに変えていかないと長持ちしないなと言う感じであります。
目が覚めるとちょうど半分くらいまで来ていました。北極海に入りグリーンランドを目指してのクルーズが続きます。熟睡したので飛行時間がとても早く感じます。
目覚め後から着陸まで
昨年、かなり無理な弾丸旅程で上陸したグリーンランドであります。ほとんどが氷に埋められていますが、都市部は日本人に似た顔の人がおり、海産物も多く何かいい場所であります。リタイアしたらもう少しゆっくり行ってみたいところです。
サンドイッチを配っていたのでもらいます。エコノミーな感じではありますが、エビは満載でした。搭乗記的にはラーメンを頼んだ方が良いのですが、胃もたれが激しいので日本からのフライトはサンドイッチのみに我慢します。あと10年若ければ色々と注文していたところかもしれません。
とは言え、映画のおともにワインはしばしばおかわりしてからの朝食であります。昼便の最初の食事ぐらいの豪華さと思うといつもの長距離便の到着前の和食であります。体質改善も含めて我慢であります。
前 菜
甘海老子宝盛り
湯葉テリーヌ
紫芋茶巾
衣かつぎ雲丹掛け
主 菜
白甘鯛ちり蒸し
メインの白甘鯛ちり蒸しはポン酢をかけて召し上がるということですが、ほぼ鍋を装った時の味になってしまいます。焼き魚の方がいいかなと感じてしまいました。
着陸体制30分くらい前まではドリンクの提供はしていただいたので、食事の足りなさを打ち消すようなサービスなのかもしれません。
着陸時はライトを暗くはしない代わりにレインボーカラーな照明にしていました。とは言え、通常よりは暗めにしています。やはり、万が一の際なのか、到着後も日の出前ということなのか不明であります。
早朝のフランクフルト空港
出発は10分遅れたものの、30分の早着であります。今回は非シェンゲン国への乗り継ぎのため、フランクフルトでの入国はないので長蛇の列は回避できました。ただ、このあと手荷物検査はたいして行列ができていないのに、時間がかかりました。
早朝時間帯は働きたくないのか、人員確保とパフォーマンスが課題であり、日本よりもきしせのある国にしてはダメダメであります。ドイツにはポルシェしかないのかと思ってしまいます。
あまりに早朝に着くとラウンジがオープンしておらず、エアカナダのラウンジに行こうかと思いましたが、ピッタリ6時にはオープンして入れました。このラウンジで開店行列が見られたのは珍しいところでした。
いまいち、LCCなのかフルサービスなのかわからないコンドル航空であります。安い割には大きな機材を持っていたりと不思議であります。A330-900(neo)であります。
このあと乗り継ぎまでは時間があるのでラウンジで作業をびっちりでした。
まとめ
今回のフライトも北極海とグリーンランド上空を飛ぶフライトでした。ただし、大半を熟睡していたので、14時間のフライトが半分くらいに感じるところでもありました。
また、久しぶりに新年最初のフライトが国際線と言うのも感慨深いところでした。今年は国際線何回飛べるかチャレンジの2024年でもあります。