シャルルロワ空港とは何かまとめてみましたので、お伝えします。
シャルルロワ空港
シャルルロワ空港とはブリュッセル・サウス・シャルルロワ空港という別名がある通り、ベルギーにある空港であります。シャルルロワは南部にあるベルギー第4の都市であります。
空港コードはCharleroiの略のようなCRLであります。ANAやJALの利用しているとブリュッセル国際空港は耳にしても、シャルルロワ空港は聞いたことはあまり無いかもしれません。
同空港はLCCのライアンエアの拠点空港であるほか、TUIフライ・ベルギー、ウィズエア、ペガサス航空などのLCCが就航しており、ヨーロッパの大都市というよりは地方都市や北アフリカに就航しています。LCC以外お断りというわけでもなさそうですが、LCCに特化しているようです。
同空港まではブリュッセル南駅からflibcoというシャトルバス(高速経由)で約1時間でアクセスすることができます。また、このシャトルバスは20分おきに深夜でも出でいるため、変な時間帯に出発するLCCに対応していたりします。バスの運賃は18ユーロとちょっと高めではありますが。
ちなみに、同空港にはプライオリティパスで利用できるラウンジがあるので、プライオリティパスを保有している人は利用する価値がありそうです。
さらに因むと、姫路市とシャルルロワは姉妹都市であります。姫路はのぞみも多々停車する便利都市であり、シャルルロワとはちょっと違います。また、サッカーが好きな人であれば、シャルルロワという名前はかなり聞いたところがあるかもしれません。
同空港の魅力
同空港の魅力はなんと言っても、LCCが複数就航していることにより、各都市まで代金が破格であることと言えます。日本円で5桁円を探す方が難しいくらいであり、飛行機距離に関わらず2千円台だったりします。
ナントやボルドー、クラクフ、ドゥブロブニク、ナポリ、ピサなど、日本からフランクフルトやミュンヘン、ロンドン・ヒースローを経由していくにも遠いところもかなり安く入けます。
ANAやJALを利用した場合、ドイツやイギリスでは同じアライアンスのキャリアで接続することが多いのですが、そうした都市では大都市向けは便が多いのですが、それ以外は1日1便であったりするケースが多く、乗り継ぎ時間がかかったりします。また、そうした欧州線を接続で購入すると運賃が結構、高くなったりします。
また、コードシェア便で全ての旅程を組み合わせないとスカイコインが利用できなかったり、ANA運航便のみの旅程で予約から購入まで猶予期間を設定できるKeep My Fareが利用できなかったりします。
それであれば、ブリュッセル線往復のみで日本との区間は購入し、シャルルロワ空港まで地上移動して、同空港からヨーロッパ地方都市にアクセスする方が安上がりでメリットはありそうです。まあ、ブリュッセル線は週に運航されている便数が少ないため、旅程が合えばというところであります。
LCCならではの注意点
ただ、LCCならではの注意点もあります。運賃は安いのですが、荷物をたくさん持っていたりすると追加料金、座席指定も追加料金と全部盛りにするとフルサービスキャリアとは変わらないのではと言ったことになってしまいそうです。
また、出発ピークの時間帯になると大行列ができたりするので、わざと不人気で安い時間帯や多くの便が重ならない時間を活用することとなりそうです。幸い、ブリュッセル中心部からのシャトルバスは未明から深夜まで運行されているので、眠いことを除けば対策はできそうです。
最後に
欧州内のフルサービスキャリアは意外と燃油サーチャージが高く、安上がりにしようとすると今度はマイル積算がなかったり、わずかだったりします。
また、日本からの航空券を買おうとするとコードシェアフライトがなく、スカイコインを利用できなかったりとメリットは少ない状況であります。
それであれば、ヨーロッパ域内は鉄道利用が便利そうでありますが、結構高かったりします。そうした中で、同じ地域でも別の空港を探せばLCCがとても安かったりします。
ドイツでもフランクフルトやミュンヘンで探しがちですが、ちょっとずらして探してみるのも良いかもしれません。世界第三位の経済大国だけに少し高めでありますが。