ラグジュアリーなウェスティンのパースの高層階にあるクラブスイートに滞在しましたので、お伝えします。
ロケーション
パース中心部にあり、買い物やグルメには便利な場所であります。ホテルは周囲と一体で再開発された雰囲気があり、タワー(ホテル)に隣接するガーデンエリアは整然としており、レストランが集中しています。
また、古い建物がきれいに保存されており、なかなか雰囲気のある場所でした。
ロビー
レセプションは一般のカウンターとマリオット会員向けカウンターが分かれていますが、混んでいるとどちらでも良い感じでありました。外は夏ですが、クリスマスツリーが飾られていました。
また、プロセッコ(スパークリングワイン)が置いており、待ち時間に嗜むことができます。
今回は通常のルームを予約していたのですが、かなりの追い越しでクラブスイートにアップグレードされました。しかも、レイトチェックアウト16時の満額回答であり、夜のフライトまでもゆったりと過ごすことができました。
ロビーラウンジであります。天井が高く、長期滞在の場合は、ルームクリーニング時やそうでない時でも読書とか没頭できそうであります。
フロアレイアウトであります。ロビーフロアはレストランやバーが集中しています。1,2階はボールルーム、3階はエグゼクティブラウンジ、そして、5階はスパとフィットネス、プールとバンゲットルームがあります。5階よりは上は客室となっています。
5階 スパエリア
5階はスパエリアであります。スパといっても大浴場ではなく、エステのスパであります。予約がある時だけスタッフがいるのか不明ですが、いませんでした。
プールはラグジュアリーなホテルらしい佇まいであります。プールの奥隣にはバンケットルームがあり、忘年会をやっていました。休日に長時間で忘年会をやるのがオーストラリア流なんですかね。
そして、ジムエリアです。一般的なホテルの場合、筋トレ系のマシンはないか、1台で多機能なのものが多いですが、個別に設置されており、普通のフィットネスと遜色ありません。
ロビー階 レストラン"GARUM"
今回、クラブフロア宿泊のためチタン特典でなくとも朝食がついており、その朝食会場はロビーフロアのレストラン"GARUM"です。
時間帯によって混雑度は異なるものの、行列で30分待ちとかはないのは海外のホテルの良さであります。こちらも天井が高く開放感があります。
品数は多く、サラダのほか野菜を使った料理が多く、手の込んだものが多い印象であります。
トマトジュースについてもロックソルトやタバスコはどこでもありますが、スティックセロリを置いているのはなかなか珍しいところでもあります。
エッグコーナーもありますが、キッシュと被り、卵取り過ぎになるため、今回はパスしてみました。味付けは割と濃厚でした。最近は海外の方が美味しくも感じるところであります。
クラブスイートレビュー
同ホテルは28階が最上階であり、今回は22階のクラブフロアでした。各階のボタンがあるので、時間がかかると思いましたが、利用者が少ないのか、あまり待たされることなく22階までアクセスできました。
高級感と静寂さときっちりした質感などやはり、ウェスティンという感じがエレベーターを出た瞬間に伝わってきます。
絶景のリビングルーム
そして、クラブスイートの扉をあけます。するとシェードにより、優しい光に照らされた花瓶がかなり遠くに見えてきます。このホワイエの広さだけでアパホテルのルームぐらいはありそうです。
通路を進み、右方に目をやるとリビングがかなり奥まで広がります。そして、手前にはミニバーエリアが広がります。ワクワク感があります。
ウェルカムフルーツであります。フルーツだけでなくナッツもあります。これだけで朝食になってしまいそうな気分になってしまいます。OSSAの水はスパークリングでした。
ウェルカムカードです。手書きであることが重要なのか、カードいっぱいに書かれています。
ミニバー常温の部であります。クラシカルなラインナップでありますが、ポテチはプリングルスではありませんでした。
グラス類はかなり薄いガラスであり、高級感がありました。コーヒー類は一般的であり、スイートに泊まる人でコーヒーを飲む人はオーダーするとかなのでしょうか。
ミニバーチルドの部であります。こちらも高級なプライスであり、我慢我慢であります。そして、もう一つ冷蔵があり、フリー用であります。写真のままだとワインボトルは入らないので、棚を上の位置に変えてワインボトルとかを入れます。
リビングエリアです。一つの部屋ですがダイニングテーブルのエリアとソファーエリアでフローリングとカーペットとオットマンで区切られています。しかし、広いです。
そして、コーナールームであり、2面が床から天井までと日本のタワーマンションのコーナーでもなかなかない造りであります。
ダイニングエリアであります。テーブルにコンセントはないので、キャビネットの上のコンセントからかろうじて電源ケーブルが届くので、パソコンの作業は右側奥の椅子に座って作業という感じでした。
続いて、ソファエリアです。オットマンが仕切りとなっており、長いソファは足を伸ばしても届かないくらいでした。テレビについてはLG製のスマートテレビですが、ネット系コンテンツは利用できませんでした。アロフトパースのテレビも同メーカーで同仕組みだったので運営は同じ会社なのかもしれません。まあ、テレビは見なくても窓からのビューが圧倒的ではありました。
シェードの開閉は当然というか電動であります。シェードはプライバシーと直射日光よけの2層構造となっております。
スカイビュー
すべてのシェードを開けると極上の絶景の世界となります。コーナーなので二つの絶景を堪能できます。奥は広いオーストラリアを感じられるような水平線が見える景色であります。
そして、もう一方はパースの摩天楼を堪能できるシティービューであります。近くに同等の高さのビルがないため、プライパシーは気にならないので終始シェードは下げることはありませんでした。まあ、同ホテルは外観はハーフミラーとなっているため、日中はあまり気にすることはなさそうです。
夜になると当然、夜景であります。やはり、この開放的な景色はたまらず、極上の世界が滞在中続きます。
パース中心部の高層ビルであります。昔からのタワービルが多い感じであります。INPEXなど日本の企業のサインも見えます。ANAパース線は法人需要が多いので、開設したのかもしれませんね。
そして、ちょっと前に訪れたスタジアムと橋も見えたりします。パースの名所が大概見えたりします。
スワン川方面であります。こちらは再開発が進んでいるのか近年完成したような様々な形状のビルが見えます。
アートな壁
クラブスイートですが、部屋が広いとそれだけ壁の面積もあります。そうした広さについて、間延びを感じさせないようにたくさんのアートが飾られています。
ベッドルームにもリビングにも至る所にアートが飾られています。こうしたアートはどれくらいの価格か知りたいところでもあります。
最近では珍しいアート関連の写真集もありました。意外と写真撮影の際に参考になるので、スマホで撮影であっても一通り目を通しておくのが旅の記念を印象的にさせることかもしれません。
バスルーム
そして、リビングからホワイエを抜けてバスルームまでの動線にも廊下があります。突き当たり奥がトイレであり、左側がクローゼット、右手のガウンが見えるところがバスルームとなります。
クローゼットは2つあります。複数名で利用する場合にパーソナルクローゼットにできそうです。
ベンチというかバッグを置く場所の下にはセーフティボックスがあります。平べったいもの(ノートPCなど)は大きくても収納できますが、高さがあるもの(一眼カメラなど)は分解してもレンズ等は入りませんでした。
ちなみに部屋全てのコンセントはオーストラリアタイプのコンセントでした。USBはタイプAなので、タイプC化している人はA→Cコネクタがあると便利です。
バスルーム側にあるトイレであります。十分な広さがあります。こういうところもラグジュアリーを感じます。
ちなみにリビング側にもトイレがもう一つあります。終始こちらは使うことはありませんでしたが、こちらもウェスティンなどのブランドのスイートでは当たり前のようにあるのかもしれません。
また、ルーム内にあるグリーンはすべて本物でした。手入れとか結構大変そうですね。
そして、バスルームであります。洗面2つに、バスタブもあります。さすがスイートであります。大理石が各所に貼られており、高級感を演出します。
バスタブはかなり広く深めでありました。実際にお湯を張ってみても、水が黄色ということもなく、終始気分が良いバスタイムでもありました。
バスアメニティは逆にシンプルであります。最近の環境に考慮した結果なのでしょうか。一応、気持ちばかりのマウスウォッシュはついていました。
バスソルトがありました。シンプルであります。濃厚なバスソルトが欲しい人はスーパーに買いに行くのがベストかもしれません。
シャワーブースであります。アクセシビリティ対応かと思うくらいフラットで広いバスルームであります。水圧はデフォルトではちょっと弱めに感じましたが、シャワーベットは霧吹きモードやノズルモードに変えられるので、そうしたモードに変えると気にならない感じでした。
ベッドルーム
バスルームへの動線の廊下の方ばかり見ているとベッドルームがないと困惑してしまいましたが、振り返るとベッドルームへの入り口がありました。ベッドルームも広くキングサイズのベッドであります。ベッドルームにデスクがあるとそこにずっといそうなので、ない方が正解だったかもしれません。
カーテンは閉めていますが、こちらもフルオープンにすると床から天井までの窓が一面に広がります。
ベッドサイドにはSleep Wellと記載されたものがあります。時計はデジタル式なので秒針のカチッカチッが気にならなくて良いところでもあります。
アロマオイルであり、寝付きをよくするものであります。こうしたところもウエスティンらしいところでもあります。
以上がクラブスイートのレビューでした。
エグゼクティブラウンジ
続いては、エグセクティブラウンジです。3階に位置しています。ラウンジへのアクセスはルームキーをかざしてアクセスします。
オープン時間はAM6:00-PM10:00となります。朝の時間帯の朝食はなく、先述の1階のレストランとなります。そして、一番気になるカクテルタイムはPM5:00-PM7:00となります。時間制とかはなく、その時間帯に自由に行けます。
週末もあってか盛況であります。やはり、タダ飲み、タダ食いはどこに行っても人気のようであります。
バフェットエリアであります。巻き寿司やチーズ、フルーツがメインであり、ホットミールでは卵麺に牛肉をトッピングする焼きそばのようなものでした。
ワインは種類が多く、冷たくする白とロゼで合計4種類ありました。そして、ワインは手酌でなく、スタッフが注いでくれました。手厚いサービスなのか、法令遵守か不明ですが、とにかくスタッフが注いでくれました。
場合によっては、席までワインのオーダーをしにきてくれるくらいでした。人件費カットのためのバフェットではないかと思いますが、不思議な感じでした。
ワインはワインの産地だけあり、かなり美味しいので結構進んでしまうところでありました。
最後に
ウェスティン・パースは市の中心部にあり、タワービルでもあり、高層階では絶景が堪能できます。そうした中でクラブスイートは広さとその絶景に圧倒されてしまいます。
また、訪れてみたいところであります。