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【長崎・弾丸しま旅】対馬で線状降水帯に遭遇

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対馬空港

長崎県の弾丸しま旅をしてみましたので引き続きお伝えします。3回目は対馬で悪天候に遭遇した話です。

いざ万関に

対馬バス一日乗車券

フェリーの個室の名前でもあった万関まで行ってみることにします。いったん空港によって、荷物をロッカーに預け、万関まで北上して、再び空港に戻ってくる旅程でも十分に元が取れるため、1日フリーパス券を購入します。実際はこれ以上に使うことになり、この日1番役に立ったチケットと言えます。

対馬空港バス時刻表

上対馬方面のバスで15分程で万関に到着します。午前中は雨が静かだったものの、午後になるにつれてひどくなってきました。100円ショップで購入したレインコートが役に立ちます。

万関橋

万関橋に到着です。橋上から橋を見てもあまり感動のない景色ではありますが、一応来た証明でもあります。

万関

橋の真ん中まで行くと運河の様子が良く見えます。本当は下の港まで行ってみたかったのですが、雨がひどすぎて断念します。

万関展望台

それでも、展望台までは行ってみます。行く途中の坂道は雨が川のように流れており、行く意味があると思いつつも、すぐに展望台に届きました。景色を見に来たというよりは雨しのぎにやってきたに近い状態でした。

展望台からの景色

天気が良いと遠くまで見通せるのですが、かすんでしまっています。

マグロステーキ

空港に戻るバスはあと1時間あるため、バス停前にある食堂でお昼をマグロステーキ定食を頼みます。時間があるため、ビールも頼みます。

普段であれば早めにすまして、外を散策しますが、雨がひどすぎてバスが来るまで長居してしまいました。

まさかの欠航で、その日のうちに帰れず

対馬空港

空港に戻ると福江空港にもあった撮影用のパネルがありました。ORCではなく、ANAとヤマネコの組み合わせでした。

そんな呑気に撮影して、保安検査場を通過すると相変わらず外は雨が強く降りしきっています。アプリを見てみると警報が出ており、線状降水帯が凄いことになっておりました。

ORC DH82

1つ前の福岡行きの搭乗手続きをしており、今考えると前倒しで搭乗しておけばよかったと感じるも後の祭りでした。長崎からORCが到着し、すぐに引き返しの搭乗が開始されます。

同機は滑走路でかなり待機しており、自分が搭乗予定であった飛行機の着陸を待っているようでした。その飛行機は対馬空港上空まで来て旋回しているということでしたが、ついに諦めて引き返してしまい。欠航となりました。

その後、長崎行きのDHC-8-200は気合を入れるかのような雄叫びにも聞こえるプロペラ音を上げて離陸していってしまいました。

福岡行き

幻の搭乗となってしまいました。欠航が決まり、最終の福岡行きと長崎を予約しますが、まず、福岡が欠航、そして長崎も欠航となりました。船に即座に切り替えればよかったのですが、時既に遅しでこの日のうちに対馬から抜け出すすべがなくなってしまいました。

天気でその日のうちにフライトに搭乗できないというのは1000回近く離陸していますが、なかなか珍しい経験となってしまいました。

空港には4時間近くもいたにもかかわらず、乗れないという結構疲れた日でした。

空港近くの宿は埋まってしまっているようで、今朝まで滞在した東横インに戻ることに。帰りのバスは1日フリー券が使えたのでコストは抑制できました。

途中、トンネルの中が浸水していたりと結構な雨でしたが、ホテルに戻ることには小康状態で傘が不要なくらいでした。

その日の夜は再び、雨の勢いが増し、窓にたたきつける音で目が覚めるくらいでした。予報に反して雨は続き、昨日100円ショップで購入した傘の出番でした。

安定のジェットフォイル

厳原旅客ターミナル

飛行機で戻る予定でしたが、始発便が満席であり、午前中に東京に戻れるルートとしてはジェットフォイルが博多港に9時過ぎにつくため、そこからタクシーで空港にアクセスすれば、何とか10時出発の飛行機に間に合います。

しかし、昨日までの天候と航路、さらにその後の高速渋滞を考えるとなかなかリスキーではありましたが、他に手段はないため、6時前にホテルを出て、ターミナルに行きます。

一昨日、下船したターミナルとは別のところに真新しいターミナルがあり、電気がついていてほっとして、定刻通りの出発と言うことでした。

チケット発券後に飛行機の予約を見てみると始発便が一席空席となっており、迷うものの、たぶん遅れるだろうとこのまま高速船に乗ることに。

ビーナス号

乗船するのはヴィーナス号であり、小さく見えますが、257人乗りであり、1階と2階に分かれています。

二階船内

1階だと波しか見えないのかと思い、2階席を選択します。シートは2-4-2配列であり、座席間のひじ掛けはあがる仕組みになっていました。

シートピッチ
衝撃対策

シートピッチは一昔前の飛行機のエコノミークラスと言った感じで、かなり狭いです。隣席がいませんでしたが、いるとかなり狭く感じたかもしれません。

シートバックにはテーブルがありますが、海洋生物との衝突の際の衝撃対策なのかマットレスのようなカバーがついていました。

案内カード

船内には売店があります。壱岐を出た後には売り子さんが移動販売もしていました。

シートベルトサイン

時速40ノット(約74km)で航行するため、飛行機のようにベルトサインが点灯します。タクシーでも今はベルトしないといけないので、当たり前と言えば当たり前ですが。

厳原港

厳原港を出て、外洋に出ます。これで対馬ともお別れです。

朝の対馬

島が見えているうちはそうでもありませんでしたが、外海に入ると何は2mくらいはあり、時折大きな波を遭遇するとゴンという音がしますが、動揺することもなく高速で直進していきます。

壱岐芦辺港

壱岐の芦辺港に寄港します。下船と乗船が済むとすぐに出発となりました。あっという間の寄港でした。
壱岐から博多までは比較的穏やかであり、上下の揺れはあまりなく、巡航速度で前進と言う感じが続き、朝早かったこともあり、ウトウトとしていました。

博多港

陸地が見えてくると博多港もそろそろであります。時間通りと言うよりは少し早い程です。

海外クルーズ

釜山との国際便のニューかめりあが停泊していました。

博多港入港

2時間ちょっとの航海でしたが、陸に上がった後、波に揺られている感覚はなく、総じて揺れの少ない乗り物であったようです。

博多港

予定通り9時5分に博多港に到着しました。この後福岡空港から10時の飛行機で羽田に向かうため、タクシーを乗り場に行きますが、運悪く待機していたタクシーがすべて出てしまいました。しばらく来ないので、アプリを使い迎車し、都市高速経由で約15分で到着できました。

対馬から始発のフライトは50分ぐらい遅れており、飛行機を利用していたら、10時の飛行機には搭乗できなかったでしょう。安定のジェットフォイルでした。

最後に

幻のフライト

対馬から飛行機で戻れば長崎の三つの島空港制覇となるわけでしたが、その夢かなわずでリベンジが必要となってしまいました。線状降水帯には勝てないので、天気のチェックは改めてしっかりしないとも感じました。

今度は天気の良い、景色のいい日にリベンジするべくと思ってしまいました。

また、船は歴史が深いためか、きっちり運航されており、時間も正確であるのはちょっと安心しました。

 

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