パースを弾丸で散策してみましたので、お伝えします。
パース中心部移動のついでに
到着日から泊まったホテルから市街中心部へのホテルに移動する際、近くにスタジアムと珍しい形の橋があるため、そこを経由して市街地に向かうことに。ホテルから橋までは2.5kmほどであり、ハイウェーみたいな道路の横には自転車と歩行者用の専用道が整備されていました。
パースは真夏に近いのですが、カラッとしており、30℃に届かないので、爽快でした。ただ、川沿いなのか、虫が顔の周りにまとわりついてくるのが少し嫌ではありました。刺されたりすることはありませんでしたが。
20分くらい歩くオプタス・スタジアムが見えてきます。大きなスタジアムであります。Yesと書いてあるのはどっかのクリニックとかがスポンサーになっているのでしょうか。
そしてさらに歩くとMatagarup Bridgeが見えてきます。湖のように広いスワン川にかかるは同橋であり、スタジアムと相まって印象的な形状をした橋であります。
橋の説明書きであります。長さ370メートルのマタガラップ橋は黒と白に塗り分けられており、スワン川だけに白鳥をイメージしているようです。
歩道橋にしてはかなり広い橋であります。ただ、当日は風がとても強く、橋の真ん中は頭部がアレだったら、飛んでしまったことでしょう。
橋の上からはジップラインを体験でき、ちょうど楽しんでいる人がいました。実際やろうとすると6,000円ぐらいはかかるみたいです。
パース中心部
橋を渡り切ったところからUberを呼んで、中心部に移動します。四半世紀前に来た頃も高層ビルがありましたが、増えた感じであります。さらにタワークレーンがたくさんあり、これからさらに摩天楼になるという感じでしょうか。地球儀でみるとかなりの辺境ではありますが、経済的には有望なのかもしれません。
市内一番の繁華街であるマレーストリートであります。パース駅からはすぐのところであり、百貨店やショッピングモールがあります。オーストラリアということもあってか似たような顔の人も多く、グリーンランド以来の不思議さを感じます。
シドニーと比較するとのんびりした感じもあり、それでいてアジアの都市のような雑踏でもなくなかなか良い街であります。
この通りにウールワースというスーパーがあるのですが、その中にリカーショップがあります。オーストラリアだからかこの店からなのか不明ですが、チルドで販売されているワインがものすごく多く、チルドの中から選ぶのさえ時間がかかってしまいました。買ってすぐに飲めるのが良いところであります。
スワンバレーをパトロール
2日間テレワークをした翌日は完全にフリーなので、パースから少し足を伸ばしてみます。何も下調べをせずに地図上でワイナリーが多くあるスワンバーレーあたりまでUberで行ってみます。パース中心部からは30分ほどでつきます。
電車を駆使すればUber代は2,000円ほどまで削減できますが、ワンストップで言っても4,000円くらいとイギリスとはまるで安いところであります。
フォレストロードというワイナリーが多くあるエリアで下車してみます。まずはブラックスワンというワイナリーというかほぼ、レストランから入ってみます。
星評価は近隣と比較すると低めなのですが、利用者は多く、店員も多くタブレットで注文をコントロールしていたりして、個人的にはかなりテキパキとしていて良い感じでした。露出多い女子会があり、大騒ぎしていました。ほとんどタトゥーが入っていましたが。
テラス席に通されると天井はぶどうの木の屋根であります。天気も良く、休みということもあり、気分が盛り上がります。
ワインメニューであります。同ワイナリーのオリジナルから西オーストラリアの銘柄などたくさんあります。いつまでも眺めていたいメニューであります。
テラスの先にはワインヤードがあります。ワインヤードとしてはバラトン湖や勝沼、高畠ぐらいしか行ったことはありませんが、風光明媚であります。まあ、ワインボトルを想像してしまいましたが。アルパカのワイナリーとかも行ってみたいです。
せっかくのなので、オリジナルのBLACK SWANのWoodedシャルドネをオーダーします。土地のものはやはり、新鮮なのか格別であります。海外で飲むワインは日頃飲むものとあまり金額が変わらなくても美味しいのはなぜでしょうか。
飲むだけだと物足りないので、サイドメニューをオーダーします。ビーフカルパッチョであります。ワインには格好のつまみであります。意外とリーズナブルなのも良いところであります。
続いてはオリジナルのロゼであります。これぞ酒というような辛口でありますが、あまり主張しすぎないのが2杯目に行きたくなるところであります。
とは言え、今回はパトロールでもあるので、2杯に止めて、次のパトロール先に向けて彷徨います。フォレストロードの名前の由来かと不明ですが、立派な並木があります。世界的にもなかなかみられない景色かもしれません。
2件目に行ったところは2人で切り盛り(ツーオペ)しており、オーダーと会計に時間がかかっており、これはかなり待たされると思い、退散します。続いてはフォレストロードから少し入ったところにある、ワイナリーに行ってみます。
The Abbeyというお店であります。スワンバレーにありながら、なぜかベルギー料理の店であります。ワインもさることながらベルギービールも結構な品数がありました。
今年はグリーンランドからコペンハーゲンまでエア・ベルギーの機材にも奇跡的に当たったことを想起してしまいました。何かの縁かもしれないのでANAのベルギー便をしてみようかなと思いました。
結構大きな店舗であり、観光バスが駐車していたので、団体とかも多かった店舗であります。昼からお客さんが多くて良いとしか言えません。
Year-end party、日本語で言う忘年会シーズンなのかかなりの団体がいます。サンタチックな格好をしている人も多く、年忘れはどこの国でもあるみたいです。
オーダーに時間がかかりそうなので、食べ物はパスしてオリジナルのワインをロゼと白を頼んでみます。
グラスは小さめですが、味はなかなかであります。さすがにワイナリーに来てハシゴでハズレはなさそうです。
あと一軒ぐらいはパトロールできるかと思い、ブラックスワン最寄のLittle Riverというワイナリーに行ってみます。Cafeと書いてあるので、当然飲めるかと思うとワイナリーとショップのみと言うことでした。
と言うことで、ワインは何種類かあったので、ホテルに戻ってからのお楽しみとしました。ここでも常温とチルド(冷やされたもの)が選択できました。日本だと冷やしているところはなかなか少ないところであります。
夜は和食
スワンバレーは2軒ハシゴに終わり、Uberでホテルに戻ります。グラス4杯ながらも、移動中に酔いも醒めてしまったので、ホテルのフィットネスで一汗かいて再起動します。
西オーストラリアまで来たので、海のものが美味しそうに思い、あえて日本食にしてみました。James Parker Sushi & Sakeというお店を訪れてみました。居酒屋というには高級感があり、料亭というにはオープンな感じの店舗であります。予約なしでカウンターに座ることができました。
場所的にはパース駅の北側にあり、ダブルツリーヒルトンとかが近いところにあります。新橋的な雰囲気もありますが、結構良さそうなお店もあるエリアでした。
日本酒が有名なお店ではありますが、日本酒に勝利したことはなく、ホテルに帰れなくなるかと思い、ここはワインとします。パースなのでワインもハズレはないところであります。
まずはタコの酢味噌和えからであります。本格的な味であり、日本のタコ(国産はすくないかもしれませんが)よりも美味しいです。盛り付けも日本的であるのが良いところであります。タコが大きい。
続いては刺身三点盛りであります。マグロ、ハマチ、サーモンであり、肉厚に切られており、全然海外とは思えないクオリティであります。鮮度を意識しているのか氷が守られており、シャッキとした状態と言うのもワインが進みます。板さんがすべて日本人というのも気がつくとすごいところでした。
〆は自分が好きなものを個別にオーダーしてみました。ホタテ、ウニ、イクラ、タコ
であります。すべて用意できるか疑問でありましたが、すべて出てきました。お値段はかなり高くなってしまいましたが、日本でもなかなか出てこないような味わいでした。
こうしてパース滞在は終わり、翌日には機上の人となりました。もうちょっと居たかったなあ。
最後に
風光明媚な景色とカラッとした空気、そしてワイナリー、夜はワインに合う刺身となかなか贅沢なパースでした。と言ってもヨーロッパよりははるかにコスパと満足度は高く、再び行きたくなってしまいました。ANA運航の便数が毎日ではないので設定するのは大変ですが、逆にそれにより、ビジネスクラスへのアップグレードなどは容易なので、シドニーよりはのんびりしていてお気に入りになるかもしれません。