ANAのクアラルンプール線にプレミアムエコノミーが設定されてから初めてプレミアムエコノミーに搭乗しましたので、お伝えします。
プレミアムエコノミー運賃からのアップグレードの失敗
プレミアムエコノミー運賃で購入した時点では、空席待ちであり、アップグレードを申請しました。ダイヤモンド会員になってからは、数日以内にはアップグレードの完了のメールが来ていたので、今回もそうかと思うと搭乗当日になってもなく、当日、チェックインカウンターに。3席あるということで座席番号まで教えてくれて、手続きに入り、電話を掛けると「まだ、ビジネスクラスの顧客がすべてチェックインしていないので、ゲートで確認してください」と言われ、ラウンジに。このパターンも何度かあり、最後はゲートにてアップグレードで大体落ちくと思っていました。
プラザプレミアラウンジからマレーシア航空のゴールデンラウンジに変更になったのは、新しくて広くて良いのですが、1つ問題がありました。お酒を提供するバーカウンターが朝はオープンしていなく、お酒が飲めません。お国柄もあり、そうなのかもしれませんが、プラザプレミアムラウンジでは朝から飲めたため、少し残念でした。あまりラウンジにいてもやることがないため、ゲートに。セキュリティチェックを抜けて、カウンターに。状況をを聞くとビジネスクラスは満席ですと言われてしまいました。次の便(羽田行きの886便)はあるとのことでしたが、次の日のことも考え、このままプレミアムエコノミーで帰ることに。カウンターを見ると15列目の破られた搭乗券があり、紙一重でアップグレードを逃したようです。まあ、こんなこともあるのですね。
搭乗
何となく残念感のまま、搭乗。座席はプレミアムエコノミーの最前列の通路側であり、同クラスでは一番良い座席であり、シートピッチもあり、これが唯一のラッキーであります。
アメニティグッズを配りに来ます。デフォルトでは、歯ブラシやボティ/フェイスシートですが、お願いすればマウスウォッシュも提供してくれます。
この辺りはビジネスクラスと同等になります。ゲートカウンターで羽田行きのビジネスクラスのアップグレードの確保をかけたためか、搭乗券にはマイル登録がされないため、挨拶もなく離陸となりました。
機内食
ANAの場合、プレミアムエコノミーの機内食は基本的にはエコノミーと差はありませんが、機内食のあとに、カップ麺やスープの提供や長距離便ではデザートの提供があるほか、ドリンクでは、国内線プレミアムクラスと同じスパークリングワインが提供されるほか、ビジネスクラスのシャンパンやワインが飲めるのが特徴です。機内食を食べる際はエコノミーのワインとなります。
食後
食後は前日よく眠れたため、映画を観ることに。クリント・イーストウッド監督の「15時17分、パリ行き」を鑑賞。乗り物の中でのパニックを飛行機で見るのはリアリティがあり、集中してしまいました。また、以前、アムステルダムからタリスでパリに行った際に、ブリュッセルから乗車してきた客が一つ前の席に座り、パリ北駅に到着した際に、到着後にコンコースでパリ警察が数人かがりで取り押さえていたのを目撃したこととオーバーラップし、現実感がありました。
ANAらしい対応
映画を観終わり、何か飲みたくなり、呼び出しボタンを押し、スパークリングワインを
お願いすると、後ろからプレミアムクラスと同じスパークリングワインを持ってきていただきました。スパークリングワインと言ったため、忠実に用意したと思われます。よく冷えていて、喉を潤すには、丁度良い品でした。
その後、前から来たCAさんがプラカップの空いているのを見て、何か飲みますかと声を掛けてくれ、シャンパンをお願いすると前からプラカップではありますが、シャンパンを持ってきてくれました。素人でも味の差がわかるぐらい格別でした。その後、さらに、ビジネスクラスのメニューを持ってきてくれて、メニュー越しにワインを注文することができました。やはりビジネスクラスのワインはエコノミーとは違い、フライト後半では味覚はビジネスクラスとなっていました。
到着前に配布されるクロワッサンサンドにもビジネスの白ワインを提供してくれて、大満足でした。
到着
ほぼ、予定通りのルートで進み、成田空港に到着。灼熱の沖留めを体験し、帰宅。ビシネスクラスのメニューをいただいことで気をよくして、ワインをかなり飲み過ぎてしまい、日本の暑さも相まって、帰宅するとすぐに眠ってしまいました。
最後に
チッェクインから搭乗・機内食まではプレミアムエコノミー運賃を購入してもアップグレードされないのに残念感が漂っていましたが、後半のCAさんのビジネスクラスメニュー渡すという対応により、気持ちも変わり、プレミアムエコノミー搭乗が楽しくなりました。ワインを選択する楽しさなどはビジネスクラス同様であり、気分はビジネスクラス搭乗でした。