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私の世界一周の履歴書

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世界一周

これまでの世界一周のルートを振り返ってみましたので、お伝えします。

世界一周の定義とは

世界一周の定義とは法律などで決められておりませんが、概ね、東回りまたは西回りで来た道を戻ることなく、出発地に戻るルートのことを言います。

北半球出発であれば、南半球アクセス必達と言うわけでもなく、日本からニューヨークに行き、その後はロンドンに行き、ロンドンから東京にアクセスする場合でも世界一周となるようです。

理想は五大陸や大きな離島にジグザグにアクセスしながら周遊し、不退転で進むことですが、情報が何でも制する現代では厳しいのか、逆に優しいのか不明ですが、ロマンはあります。

豪華客船で1年近くかけて世界一周するブルジョアもいますが、庶民でも手が届きそうな世界一周は意外ではありますが、飛行機であります。LCCを駆使するか、フルサービスキャリアのマイレージサービスを利用して低コストで世界一周ができるので、これが庶民には望みでもあります。

そして、世界一周を企てるとフライトの時刻表と時差と入国条件などかなり気にすることとなります。トラベラーとしては世界一周をすることはトラベラーとしてのレベルが上がる筋トレとも言えます。

世界一周の履歴書

リオデジャネイロ

これまで、僭越ながら世界一周を庶民的にフライトで企んだことがあり、その履歴を以下の通りにまとめてみました。飛行ルートは面白いことに東回りばかりであり、せっかちな性格が出てしまっています。各履歴の見出しには世界一周の肝となる大西洋区間のルート名としています。

2008 YYC-LHR

人生最初の世界一周であり、スターアライアンス世界一周特典で発券したものであります。
この頃は変則的な利用ではなく、マイル数を抑えたりもしていませんが、最低利用日数を満たすためにICNを起点とした記憶があります。

今では懐かしいSQのラッフルズクラスでバンクーバーまで行き、さらにカルガリーに移動して、カルガリーからエアカナダのB767-300ERで初の大西洋横断しました。
当時、ヒースロー空港ではエアカナダのアライバルラウンジがあり、到着後にシャワーを浴びて、その後はウィーンに行き、列車でブダペストに言った覚えがあります。
そして、ブダペストからミュンヘン経由で東京に戻るはずが、ルフトハンザの機材不良でブダペストからドイツに行けなくなり、代替として当時のマレブハンガリー航空でパリまで行き、パリからANAで成田まで戻った記憶(初ANAビジネスクラス、当時はCLUB  ANA)があります。最初の世界一周からトラブルとはいわく付きでありました。あれから15年も経過しているのは驚きであります。

2011 EWR-MUC

次は2011年であり、ANAシンガポール発券のニューヨーク行きのHクラス片道と当時のコンチネンタル航空の大西洋片道と欧州内片道チケット、そして、カイロ発券のエジプト航空の成田行きビジネス片道を組み合わせて、100%有償の世界一周でした。

ANAは海外発券のHクラスなのでアップグレードポイントでUGし、大西洋区間はエコノミーバルクヘッドで我慢し、最後はエジプト航空のビジネスで帰国と言う算段でした。
滞在した都市はニューヨークとブルガリアのソフィア、そして、アテネでした。割と弾丸でした。
この時もトラブルがあり、ドイツが悪天候となり、ニューアークからのフライトに大幅な遅延が発生し、ミュンヘンでソフィアに行くフライトを乗り過ごしたという顛末がありました。しかし、ソフィア行きは1日2便あり、同日中に乗り継ぐことができ、しかも、マイレージ加算が100%積算となっていたと言うラッキーもありました。
また、エジプト航空ではアルコールの提供がないことも知ったところであり、ぬるいソフトドリンクは苦行でした。

2017 YUL-FRA

ユナイテッドファースト

この時は世界一周特典と有償片道を組み合わせたパターンであります。ルートとしては、

成田→ホノルル→サンフランシスコ→ワシントン・ダレス→モントリオール→フランクフルト→テッサロニキ→ラルナカ→カイロ→ドバイ→シンガポール→成田

でした。ホノルルからモントリオールまではユナイテッド・ビジネスの片道有償(昔は安かった)、カイロから成田までは当時存在した、カイロ発券のSQビジネスと言う、海外発券を駆使した世界一周ルートでした。
複数のチケットをコンバインしていましたが、トラブルなく、予定通りであったフライトでもあります。

さらに、初めてハワイに宿泊した旅でもありました。カナダでリフトに乗って紅葉を見たり、キプロスでラルナカ空港近くのラルナカ塩湖に行ったりと結構楽しかった記憶があります。〆はシンガポール航空のビジネスでドバイからシンガポールを経由して、ビジネスクラスのフルサービスでもあり、満足度の高いものでした。この時は大きなトラブルは無く、すべて予定通りでした。
この辺りから世界一周特典を変則的に利用することとなり、ヨーロッパから韓国までは地上移動としてマイル数をセーブしつつ、世界一周特典を発券しだした頃でもあります。発券したものはすべて使い切る主義であり、日本に到着後の翌月にはソウルに行ってきちんと清算していました。

2018 BOG-BCN

モロッコ

2017年に続いて、世界一周を敢行した年でもあり、個人的には集大成とも言える感じても有ります。一部はLCCの片道を追加していますが、日本発日本着の世界一周特典航空券であり、シルバーウィークもあり、最低旅行期間を満たせたのも幸いでした。
この時のルートは以下のとおりです。

成田→メキシコシティ→パナマシティ→ボゴダ→バルセロナ→フェズ→地上・水上移動→マラガ→ヨーテボリ→フランクフルト→ミュンヘン→デリー→成田

でした。北米、南米、ヨーロッパ、アフリカの各大陸を自分の足で踏み、さらにアジアのインド経由で帰国であり、10日間でよくぴったり埋めたものだと思いました。

この時はフライトにおいては大きなトラブルもなく、結構うまくいくものだと思いました。コロンビアは怖いかと思っていましたが、学生が多く、意外と楽しい記憶はありましたが、高地のため、すぐに息が切れた記憶があります。南米から欧州に渡ると言う初めての経験でもあり、なかなか楽しかったと言えます。
その後はアフリカ3か国目のモロッコに行き、ハイヤーとフェリーでスペイン(ジブラルタルも)に行くと言うなかなか楽しい経験も有りました。ただ、旅行後半はかなりのハードスケジュールとなったため、旅ラストのインド到着前あたりからお腹の調子が悪くなり、その後、年末まで飛行機を利用しなかったという顛末も有ります。まあ、でも傑作でした。

失敗も有る

グローバル企業のトップであったり、日本の上場企業でも取締役であったりすると海外の投資家訪問をするとなると大西洋を渡ったり、世界一周は当たり前かもしれませんが、個人的には4回ほど、世界一周はしていますが、失敗したことも有ります。失敗は下記のとおりです。

2013 EZE-JNB ×

黄熱病のワクチン

世界一周特典で発券はできたのですが、失敗となってしまいました。目論見のルートは下記でした。
成田→トロント→ワシントン・ダレス→リオデジャネイロ→モンテビデオ→地上・河川移動→ブエノスアイレス→ヨハネスブルグ→ケープタウン→アフリカ南部各国→カイロ→成田と言う計画でした。この時は2週間の休暇があり、気合も入っていました。
燃油サーチャージを削減しつつ、南米まで行き、そこから南大西洋横断でアフリカへアクセスし、喜望峰訪問の後は南アフリカ隣接の国々(ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、ザンビア、タンザニア)を砂漠と滝を見ながら北上し、最後はカイロ発券ビジネスで〆ようと思っていました。
しかし、日本人としてはあまり想像できないことに遭遇してしまいます。当時、日本から南アフリカに行く場合は問題はありませんが、日本以外から南アフリカに行く場合は、結構制限があったものであります。

それが黄熱病のワクチンであります。日本から出発の場合、黄熱病のワクチン接種はしていなくても大丈夫ですが、アルゼンチンから南アフリカに入国する場合は黄熱病のワクチンを受け、その効果が(接種から9日間?が経過)出て以降しか渡航できないと言うものがありました。
現在はどうかわかりませんが、思わぬトラブルでもありました。現地の保健所では無料でワクチン接種ができるので接種(今思えば地球の裏側でよくわからず注射したものです)して、数日だるくなったりと今となっては面白い経験でしたが、結局、ワクチンが有効となる日数を考えると夏休みは終わってしまい、アメリカとカナダ経由で負け試合で帰国した記憶があります。

まあ、黄熱病のワクチンは一度の接種で、接種断面では10年でしたが、今では永年となったため、今となってはアルゼンチンに黄熱病のワクチンを受けに行った旅でもありました。
予定していなかったため、急遽、東京までの航空券を確保することとなり、バンクーバー発券がビジネスクラスにアップグレード出来て一番安かったため、バンクーバーまで行くこととしました。しかし、チケットの購入の仕方がおかしいとカナダ入国で別室に呼ばれたりと踏んだり蹴ったりでもありました。随分古いですが、その時の顛末は記事にしています。

記事1

記事2

今となっては、ブログの肥やしであり、良い経験でありますが、打ちひしがれた印象があります。

世界一周は楽しいですよ!

ANAの世界一周特典航空券は面白いところがあります。世界一周と言いつつ、太平洋と大西洋を横断するフライト必須以外は自由です。

太平洋の基準は日本からの場合、ほぼ半分のホノルル路線でも充たされます。また、大西洋ではユーラシア大陸本土でなく、ヨーロッパで一番西にあるアイスランドのレイキャビックまでの路線でもそれを満たしてしまいます。それよりも距離が短い、エチオピア航空のブラジルからコートジボワール辺り(今も存在するか不明)も該当します。

そして、ヨーロッパからアジアまでは地上移動も可能であり、日本とホノルル、北米からレイキャビックのフライト、最後は韓国から日本の都市までマイルがあれば、世界一周特典航空券は発券可能であり、5.5万マイル程で発券出来るので、変に往復発券するよりは活用具合はあります。

繋がった瞬間のカタルシスはこの上なく、世界を制覇したような錯覚もできます。このあとに滞在先のホテルとかもベストレートで出てくると最高であります。

こうしたことから、世界一周は自分で決めて、自分で行きたいところを自分で検索して、決心するため、旅好きとしては楽しい醍醐味と言えます。自分で決めたルートで自分でリスクをとると言うのは変な怒りもないので、愉しさMAXと言えます。

最後に

パスポート

マイラーで世界一周を記事にしているのは少ないのはミステリーと言えます。距離を考えると世界一周の方がベストでもありつつ、往復発券とかの記事が多いのは非効率にも見えます。案件的に儲かると旅は別であり、そもそも案件次第とも言えます。ファーストクラスやお金持ちがいきそうな都市ばかりに行けば、稼げるのですが、何か楽しくなく、薄っぺらくなってしまいます。

個人的には世界中を隈なく巡ることに楽しさがあるので、イレギュラーな存在ですが、日々のコストはセーブするので、そうしたスタイルで行きたいと思います。

この先、世界一周をするかわかりませんが、もし、できたら報告したいと思います。

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