ノルウェーのベルゲンにあるモクシー・ベルゲンに滞在しましたので、お伝えします。
アクセス
中心部からは離れているが便利
同ホテルの最寄りの公共交通機関はトラムであります。最寄り駅はフロリダ駅であります。アメリカのフロリダとは気候は全然違うところでありますが。ホテルからフロリダ駅乗り場までは300m程であり、トラムが到着する5分くらい前に部屋を出れば間に合う感じであります。
フロリダ駅は中心部から5分程度、空港からは40分程度でアクセスできます。トラムがベルゲン市内の観光には一番役立ちます。
チケットについては乗り場にある券売機にて購入できます。90分間有効なチケットをクレジットカード決済で購入できます。写真を見てもらうとわかると思いますが、券売機と言いつつ、切符が出てくるところがありません。
購入完了時に画面に表示されるQRコードをスマホで読み取ると購入履歴と有効時間が出てくるので、万が一、車内で抜き打ち検札をされた場合はそれを見せると良いと言えます。滞在中何度か利用しましたが、一度も遭遇しませんでした。
なお、トラムの始発は5時以降であり、それ以前に空港にアクセスしたい場合は、中心部にあるバスターミナルまで行くか、Uberとなります。バスターミナルまでUberで行くにも結構かかり、ホテルからはUberで直行がベストと言えます。5,000円位はかかりますが。Uberの車種はテスラが多い感じでした。
ベルゲン中心部
ベルゲンに行ったことがない人でも既視感のあるベルゲンでは一番有名な場所であります。ベルゲンは観光地なので、観光客向け店舗ばかりかと思うと、人口30万人弱でオスロに次ぐ都市であり、中心部は普通の都会でありました。
寿司店が意外と多く、魚介類が多く獲れるからかもしれません。また、大規模ではないもののショッピングセンターもあり、H&Mなども有りました。ただ、日曜日は休みが多いので、買い物をするなら平日にした方が良いかもしれません。
同ホテルは中心部から離れているため、トラム利用がベストですが、歩くと3.5kmぐらいあります。途中に丘を越えたり、緑豊かな公園の中を歩いたり、運河を渡ったりとベルゲンを体感できるので、一度ぐらいはホテルまで歩いてみるのも楽しいかもしれません。
ロビーやラウンジなど
記事冒頭の写真のように建物の外観は比較的おとなしいのでありますが、入り口はきちんとMOXYマークがありました。ドアは回転ドアでありますが、深夜早朝は右手にある扉からの出入りです。防寒のためかかなり重いドアでした。
飲まなくても利用できるスペース
受付の奥にあるラウンジは基本的にドリンクなどを頼まなくても利用できるので、パソコンで仕事をしたりするのがベストと言えます。ただ、喉が渇いてきたり、お腹がすいたりすると頼みたくなってしまいます。都度都度、カウンターに行きオーダーと精算ではありますが、これが一番、居心地は良いかもしれません。
色々なタイプのテーブルとソファがあり、深く腰を掛けるソファも有れば、パソコンを開けて作業するようなテーブルなど色々であります。コンセントも結構配置されており、作業が長時間に及んでも問題ありませんでした。
ラウンジの窓側からは外に出ることができ、目の前には海が広がっています。ただし、ホテルの1階に隣接して別のレストランがあり、エリアはきっちり分けられていました。
ラウンジ側はポップな感じですが、エントランス側にも共用スペースがあり、こちらは少し落ち着いた感じであります。こちらの方が仕事をするのには向いているかもしれません。
ロッカー・フィットネス
日本ではあまり意識しませんが、海外のモクシーだとロッカーが結構あります。チェックアウト後に荷物を入れくことができそうです。逆に言うと、普通のホテルの場合はチェックアウト時に荷物を預かってもらえますが、その手間の削減と言うことかもしれません。
フィットネスのマシンはほぼ写っているものだけであります。たまに利用されているのか使用済みタオル入れには1-2枚ありました。もちろん、利用は24時間可能であります。
ラージルームをレビュー
エレベータ内部の壁にはモクシーで撮影した写真が所狭しと貼られていました。こうした細かい演出をきちんとしているのもホテルの運営がかなり、しっかりとしていると言うことかもしれません。
各フロアにアイロンルームが設置されていますが、その奥にカーテンのついたエリアがありました。試着室のようにも見えますが、鏡とかはありませんでした。謎であります。
同ホテルにはコインランドリーはなく、自力で選択して、室内に干すか、アイロンを使い早期乾燥をすることとなります。
モクシーらしからぬインテリア
まずはルーム全景であります。アップグレードされ、広いコーナーの部屋であり、扇形をしています。コンクリート打ち放しの壁はモクシーらしいと言えばそうですが、全体として木目の素材を多用し、色合いもシックなので、モクシーという印象は有りません。ACホテルと言っても気づかないかもしれません。
ベッドとテレビとベンチのみでありますが、部屋のアクセントとしては手前に大きく写っているハンギングチェアであります。座ることは有りませんでしたが、洗濯後の物干し代わりにしていました。
一般的な部屋と比較すると1.7倍くらいの広さはあります。そして、角部屋(アールしているので扇部屋?)であるため、2面採光となっています。
クローゼットはなく、金網に引っかけて利用するものでした。奥にはかなり小さいですが、デスクも有ります。
デスクは幅も奥行きも小さく、13インチほどのパソコンを置くとかなり窮屈であり、マウスとかは使えないくらいでした。
結局、ブログの更新は滞在中毎日、1階のラウンジスペースにて行っていました。
ベッドサイドにはベンチがあり、ここに座って、横に飲み物でも置いて寛ぐという事でしょうか。だったら、ベッドでという事になってしまいそうですが。
テレビはLG製でインターネットTV対応しているので、リモコンだけでYouTube等が視聴可能です。日本では、YouTuberは夕方からチャンネルが更新されることが多いので、同ホテルでは朝から昼にかけて試聴できるのは良いところです。
エアコンの操作パネルは一見すると操作できないよう見えますが、液晶の縁のリング部分を押すと室内温度の上下ができるというお洒落なものであります。この当たりもデザインに対するこだわりが出でいると言えます。
コンセントについてはヨーロッパタイプ(豚の鼻のみ)であり、見落としてしまいがちですが、USBポート(AとC)が一つずつありました。
水回りも広め
続いては水回りです。新梅田のモクシーに似た配置でありますが、デザインは木目を多用した北欧的であり、モクシーには感じないところでもあります。
カップは使い捨てのプラカップと言うのはモクシーらしいところではありますが。
バスタブは期待したのですが、有りませんでした。ただ、モクシーとしては広めのシャワーブースであり、水流は日本感覚の普通でしたので、問題は有りませんでした。
窓からの景色
コーナールームだけあり、二つの景色を楽しむことができます。まずは海側であります。ヨットが見えます。手前に見える橋は歩行者と自転車用となっており、先述のとおり、市内中心部からの近道となります。途中に丘を越えてトータル3kmほどあります。
もう一つの窓からは山が見えます。フィヨルドの本場だけあり、山と海が迫っており、山肌にはたくさんの家が建っています。土砂崩れとか気にしてしまいますが、岩盤が固そうであります。
朝食など
朝食についてはシンプルなブッフェでありますが、生野菜はトマト、キュウリであり、葉物は有りませんでした。その代わりにスイカやパイナップルがあり、野菜代わりにしていました。パンの他にパンケーキがあり、ハチミツもメープルシロップもありました。
肉類はハムとパテとソーセージがメインでありました。この前に滞在したイギリスよりは美味しい感じでありました。
先述のとおり、ブログの更新は部屋のデスクでは厳しいので毎晩、降りて行ってラウンジで作業していました。喉が渇いては筆が捗らないので、ボトルでワインをオーダーしていました。結構な値段がするので、記事で元がとれたかは不明でした。
最後に
ベルゲンでは唯一のマリオット系のホテルであるモクシー・ベルゲンはベルゲン中心部から少し離れた場所に位置します。一方で、ヨットなどの係留するベイエリアに位置しており、風光明媚で静かな場所でもあります。
また、共用部こそ、モクシーらしいデザインですが、ルーム自体はかなりシックにまとめられており、若者に限らず利用できそうです。実際、洋の東西を問わず、年配の利用者も意外と多い感じでした。