関西国際空港の国内線エリアのエアサイド(保安検査場通過後)にあるお好み焼き屋さんでプライオリティパスを使い、無料でお好み焼きを食べましたので、お伝えします。
関西空港でのプライオリティパスが利用できる場所
なんと、公式サイトから検索するとプライオリティパスで利用できるのは国内線エリア、国際線エリアを通しても、現在はぼてぢゅう1946のみとなっています。大韓航空のラウンジはセントレア、関西、福岡が11/1から再開されているのですが、それがまだアップデートされていないと言う事なのでしょうか。
いずれにしても、ぼてぢゅう1946は国内線エリアであり、インバウンド需要とは一線を画した狙いがあると言えます。運営側としては国際間の封鎖があっても、プライオリティパスから一定のチャリンチャリンが事業計画にあるように見えます。
ぼてぢゅう1946の利用条件
関西空港に新たにできた国内線エリアにおいて、非制限エリアには結構な店舗ができました。そうした中で、プライオリティパスにおける関西空港にある、ぼてぢゅう1946の利用条件は下記のとおりです。
「プライオリティ・パス会員カード」、の提示、搭乗券の確認およびカウントにより、ひとりあたり最大3,400円分の値引きで食事を提供する特別なサービスが利用可能。
本サービスは、往路、復路の離発着便をご利用者のどちらへも適用され、カード条件により最大3名様まで同伴可能。
ぼてぢゅう1946を利用されたことで、ラウンジを利用したことと同じ扱いになる。
関西空港ホームページより
出発だけでなく、到着でも利用可能であります。また、ぼてぢゅうでの一回の飲食はラウンジ一回とカウントされます。日本の方の場合、クレジットカード付帯が多いので、あまりカウントは気にしないかもしれませんが。
セントレアと比較すると営業時間が長く、フライトが多いので利用シーンが多く、粉モノではありますが食べ甲斐があるかもしれません。
受付から注文までの流れ
入店する前に注文カウンターでプライオリティパスの受付をします。プライオリティパスカードを渡し、その後に搭乗券(今回は到着のもの)の画面を見せます。プライオリティパス案件が多いのか、スタッフは若手の割に作業が手馴れております。
プライオリティパスのフルプランでない人もいるのかわかりませんが度数が残っていない場合はプライオリティパスに紐づいているクレジットカードから請求されることがありますみたいなことを免責的に言われます。
私の前に処理されていた人は「まずないと思いますけど」と反応していました。個人的にはコミュニケーションも省エネなので「わかりました」しか言いませんでした。
受付でプライオリティパスの登録と搭乗券の登録を終えた後に入店します。上のカスタマーコピーを渡されます。レストランでいうプラスチックのバインダーに挟まれた伝票みたいなものであります。退店するまで使います。
席に通されるとフードコートにあるバイブとモスバーガーにありがちな待ち札を渡されます。
店内は暇な時間帯という事も有り、かなり空いていました。それでも7-8人はいました。
番号が1なので、プライオリティパス利用は私一人かと思いましたが、1の札が4人くらいました。プライオリティパス客はこの札で識別し、一般客は写真上部にある呼び出し番号で出来上がりを通知していました。プライオリティパスは太客という事なのかもしれません。
テーブルにはUSBポートがあり、時間がかかるようであれば、充電しようかとかと思いましたが、結構早く品が出て来て使わず仕舞いでした。
ぼてぢゅう1946の主なメニュー
ぽてじゅうの食べ物の主なメニューは下記のとおりです。すべて税別であります。
つまみ系
たこ焼 680円
とんぺい焼 880円
金賞からあげ ぼてから780円
串かつ盛り合わせ 1,180円お好み焼き
元祖とん玉 1,180円
ミックス玉 1,580円
ねぎ焼 1,580円ほか
モダン焼き
発祥モダン焼き1,580円
ねぎ焼モダン 1,680円その他焼き物・肉系
ミックスオムそば 1,680円
にくトロホルモン 1,580円
牛ハラミ 1,580円鉄板餃子(6個)780円
牛焼肉ペッパーライス 1,580円
ぼっかけそばめし 1,280円ほか
アルコールについては生ビール(モルツ)が680円、ハイボール(角)が580円と最低価格帯となっています。
ワインや焼酎はなく、上記の他にプレミアムなウィスキーがありますが、ほぼ一杯1,000円オーバーでした。ここは最低価格のアルコールで攻略するのが良いかと思います。(一番利益率が良いのかもしれませんが)
税込み3,400円は税前では3,089円以下で収める必要があり、ハイボールオンリーであれば5杯は行けるかたちとなります。ハイボール4杯とたこ焼き1つの場合は3,000円であり、税込みだと3,300円で着地できそうです。酒飲みパターンです。
実食
今回は初プライオリティパス・ぼてぢゅうであったため、画的にもお好み焼きの方が良いのではないかという事で、一番食欲が湧きそうな、ねぎ焼き(1,680円)とアルコールは生ビール(680円)とハイボール(680円)としてみました。
アジアな店員の方にオーダーをします。ネギ焼きは10-15分くらいかかるのでご了承くださいと免責されます。システム的にはオーダーはスタッフさんが来て、注文できますが、受け取りは自身で受け取りカウンターに取りに行くスタイルであり、半分フードコートみたいな感じであります。
そして、事前に渡されたフードコートによくあるバイブが1分ぐらいで振動します。
ドリンクができたと言うことであり、受け取りカウンターに行きます。よくわからないのでバイブを持っていくと、「食事の出来上がるまでお持ちください」と言われます。
という事で、まずはビールから逝きます。お好み焼きにはモルツなのかわかりませんが、大昔のざこば師匠のCMが何となく印象に残っています。
ビールはほぼ飲み終え、ハイボールの氷がいい具合に溶けて、冷えていますが、熱いお好み焼きの冷却水代わりになるハイボールに唇をつけるのは我慢します。
時間があるので、テーブルに横にあるカードを見てみます。デジタルマーケティングによる営業と人材確保のリンクであります。同店舗はかなり、アジアなスタッフさんが多いのが印象的であります。まあ、国際空港なので英語ができないとと言うことかもしれませんが。人手不足は色々なところにあるようにも見えます。
10分以上かかるという免責ではありましたが、予想よりも早く出来上がり、6分くらいでバイブが震えて、カウンターに取りに行きます。ねぎ焼きです。思ったほど大きくも厚くもなく、セントレアのピザと比較すると年寄りには丁度良い位でした。若い人だと物足りないかもしれません。
味付けは旨味醤油ダレであり、中には牛にこみ(スジやモツ)があり、なかなかでした。そして、緑な九条ねぎが茶色になりがちな画を引き締めてくれ、レモンは映え用です。醤油の入っていないポン酢がベストであります。ネギは英語でgreen onionですが、九条ねぎは見た目の割に辛みが少ないのも良いです。
チェックアウト
入店してから約25分、かなりハイピッチで飲食しましたが、次の予定が迫っているため、お会計(チェックアウト)します。受付時に渡されたカスタマーコピーをレジカウンターに持っていきます。プライオリティパスという事でもあり、超過もないのですんなり、チェックアウトできました。税込み376円の使い切れなかったのはちょっと痛いかもしれませんが。
最後に
関西圏の人で関西空港便到着の場合、夕食代わりに利用しているような人がいたり、同日に到着と出発でダブルヘッダーするような感じも有り、家計を助けるような感じに見えました。ただ、キャベツとかの野菜は入っているとは言え、油と粉がメインなので、毎日だと体形が変化しそうであります。でも、羽田にこうした所がないのは羨ましいです。