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JALとANAで上級会員資格ポイント積算の対象が違うのはなぜか?

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JALとANAの上級会員資格ポイント積算の対象がなぜ違うのか考えてみました。

JALとANAの上級会員資格ポイント

JAL FOP

JALの上級会員資格ポイントはFLY ON ポイント、略してFOPであります。こちらは国内線・国際線ともに対象であり、JALグループ便ならびにワンワールド アライアンス加盟航空会社便への搭乗にて積算されます。

JALグループで航空事業を行っている会社は下記の通りです。

株式会社ジェイエア

日本トランスオーシャン航空株式会社

日本エアコミューター株式会社

株式会社北海道エアシステム

琉球エアーコミューター株式会社

株式会社ZIPAIR Tokyo

スプリング・ジャパン株式会社

ジェットスター・ジャパン株式会社

赤字で記載した会社は実質的にはJAL便名であり、この点ではFOPは積算されます。また、JALの場合、ジェットスタージャパンともコードシェアをしており、JAL便名がついていればLCCでも FOPが積算されます。

JALの場合は、基本的にJAL便名がFOP積算基準であります。わかりやすいと言えば、わかりやすいところであります。

ANA PP

ANAグループ(ANA・エアージャパン・ANAウイングス)、スター アライアンス加盟航空会社およびスター アライアンス コネクティングパートナー運航便のご搭乗分がプレミアムポイントに積算されると一義的には記載されています。

ただし、国内線ではコードシェアをしているフライトはANA便に限らず、すべて対象であり、ミリオンマイラープログラム(ANAグループ便)も対象であったりします。

一方で国際線の場合は、ANAグループ運航か否かでで大きく変わります。ANA便名でルフトハンザ運航では、スターアライアンスメンバーのルフトハンザとして、プレミアムポイントは加算される一方で、フィリピン航空運航のANA便名ではフィリピン航空はスターアライアンスメンバーでないため、プレミアムポイントは積算されない結果となります。

国内線と国際線とでは計算方法が真逆なANAであります。国内線はグループ会社でなくともコードシェアをしていれば、プレミアムポイントはまだしも、ライフタイムマイルまで積算対象としています。まあ、グループ会社でないとしても、エア・ドゥやソラシドエア、スターフライヤーにとっては大株主であり、オラオラさせているのかもしれません。スカイマークとかにもそうして欲しいところではありますが。

一方で、国際線は先述の通り、全日本空輸の機材で運航する機材以外はプレミアムポイントはスターアライアンス便かそうでないかでプレミアムポイントは篩にかけられ、対象となった場合でもスターアライアンス運航会社の基準でプレミアムポイントが積算されるため、有利になることはレアと言えます。

違いは何か

このようにJALとANAでは、上級会員ポイントの積算ロジックが異なります。JALの場合はわかりやすく、JAL便名であれば、ようこそと言うところであります。

一方で、ANAの場合は、国内線はANA便がついていれば好きにしてと言わんばかりのPP付与であります。ただ、国際線については、トリトンブルーとモヒカンブルーの帯が入った飛行機に乗らないと大きく違うことなります。

ライフタイムマイルの人もANA便搭乗はすごいですが、それ以外のフライトはほぼなく、乗っていてもアウェイ感が伴う、つたない景色が見えてしまいます。

と言うようにわかりやすいJALとケチなANAであります。ただ、それを優しい、いけずで分類すると正解はわかりにくくなります。

JVをしている路線はスターアライアンス、ワンワールド共にあり、そうした路線では、運賃と予約クラスとかもかなりZJL/AA、NH/UAともに近しいと言えます。

そう言う意味で言うとJALの方がステータスには近いと言えます。まあ、シンJGCはJL運航縛りもあり、結局JL便利用というのが前提となっています。

まあ、ANAの場合は一応、スターアライアンス便でも半分の義務はありますが、実質的にアップグレードポイントやライフタイムマイル、さらに、実フライトでのアップグレード断面やその後のマイル積算率(ボーナスマイル含めて)を考えるとANA運航便に縛られてしまいます。

なぜか、欧州便では一番安い検索結果がルフト便やスイス便が最初に出で来るのは嫌がらせかもしれません。

ということで、難易度としてはANAのプレミアムポイントの方がハードルは高そうですが、今では国際線の便数も少なくなったJALとしては、コードシェアをFOP取り込みとしても、カウントする方が昔からの太客に対応しているとも言えます。

ANA専業の人には見えない世界とも言えます。当然、JAL専業の人にはANAの雲の上の世界は見えないかもしれませんが。

冷静に考えるとANAの方がケチくさいといえます。ケチな方が持続可能性があると言う世界でもあります。

最後に

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上級資格ポイント、これは空旅をする人にとってはシビアな課題といえます。すでにクリアしている人にとっては懸念は少ないですが、これからそれを目指す人にとっては筆下ろし級のイベントかもしれません。

特に2024年ではJALの上級会員制度(JGC)は大きく動いており、ANA一択のようにも見えます。ただ、ANAの場合は意外と、ツンとしており、プレミアムポイント積算は本当にANAマークの見えたフライトしか優遇は少ないと言うところがあります。

以前に、ANAしか乗りませんという書き込みがありましたが、そうすることがラウンジ利用や優先搭乗、ビジネスクラスへのアップグレードを考えるとそれに従うしかないといえます。不思議な世界です。

まあ、JGCも難易度があがり、SFC書き込み最終年度となるかもしれませんが。マイルの道は色々であり、楽しいところでもあります。

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