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ANAビジネスクラス搭乗記 882便 パースからの夜行便の魅力

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ANA 787

ANA882便、パースからの夜行便に搭乗してみましたので、お伝えします。

最新の鉄道アクセス

Perth train

パース駅からパース空港までは昔はアクセスが難しかった記憶がありますが、2022年10月に空港まで鉄道が延伸し、直結しました。これにより、パース駅からは16分とわずかであります。また、運賃は5AUD(約500円)と東京モノレール感覚であります。

pert airport station

ターミナル1に直結する駅は壮大な吹き抜けであります。こちらの方が空港にも感じてしまいます。エスカレーターの上にチェックインカウンターがあれば良いのですが、動く歩道を含めた長い通路が続きます。羽田空港ターミナル2でエアドゥに搭乗するくらいは歩きます。

Perth Airport Terminal1

ターミナル1のチェックインカウンターです。写真向こうが国内線、手前が国際線となっています。ホノルルぐらいの大きさはあります。

ANA 882 Boarding Pass

ANAのチェックインカウンターは出発時間の3時間半前からなので、デジタル搭乗券でエアサイドに向かいます。紙の搭乗券は欲しいところではありますが、帰宅後にプリントであります。

Perth Airport Departure

国際線出発はさらにエスカレーターを上がったところにあります。驚いたのが、手荷物検査では搭乗券の提示がなかったところであります。出国審査は日本と同じく自動ゲート化されているので、ラクラク通過であります。

Perth Airport Gate 53

NH882が出発する53番ゲートは早すぎたため、誰もいませんでした。さて、ラウンジにでも行こうか。

Perth Airport view

中東御三家のA380が並んで駐機しています。パース空港はそんなに大きいかと思ってしまいますが、シドニーまでの中継地点的な役割が強く感じます。航続距離が伸びた機材が当たり前の時代となると現在の函館のようになってしまうかもしれませんが。

夜行便の882便

ANA Diamond Gate

ラウンジをどっぷりと堪能し、再び53番ゲートに向かいます。このマークを見ると帰国するんだなと思ってしまいます。サイネージ下に記載しているRelaxはどう言う意味なのかよくわかりませんでした。ラウンジで十分リラックスしたのではありますが。

Perth Airport PTB

出発と到着で完全に動線を分けたダブルデッカーなPTBの上を歩き、機内に。折角、設備があるのだからL1も繋げて欲しいところであります。

ANA Buisness class

と言うことで後方から乗客がうじゃうじゃ入って来るビジネスクラスであります。アップグレードは空席待ちなしですんなり確保できましたが、搭乗当日となると結構な利用者がいるパース線であります。毎日運航するともっと静かな感じになるのでしょうが。

法人需要かと思うと割と高齢者が多く、観光が多いようであります。オフシーズンに安く観光に出かけられるリタイヤーは良いですね。そんな自分もあと10数年で実現できるのか不明です。

ANA Biz class amenity kit

夜行便セットであります。白の薄いグローブ・トロッターは何周目かと言うくらいであります。それにしても、本当に包装は必要なのかと思うくらいビニールであります。

ANA Business class night kit

離陸から食事までの寝具キットの位置であります。ビシネススタッガードも随分経年感が出ております。77Wの改装はほぼ終わっており、次は787となりそうですが、いつぐらいになるのでしょうか。

夜行便だと離陸前にメニューが配られます。そして、水も離陸前に配られます。そのまま寝てしまう人も多いのかもしれません。毎回同じ写真になってしまうので今回は掲載しませんでしたが、ウェルカムドリンクはスパークリングワインにしました。

ANA inflght meal chefs

機内食監修のシェフやソムリエであります。オリヴィエ・プーシエ氏は健在なのですね。日本産のワインとかも監修しているのでしょうか。最近の日本ワインは興味深いですね。

離陸

perth airport runway

3,440mの滑走路からの離陸であります。成田までの約5,000マイルは長めの滑走でした。夜行便は見ている分には幻想的ではありますが、スチル撮影や動画撮影は本当に苦労させられます。手ブレと反射がばかりとなります。コンタクトレンズタイプのカメラとかできて欲しいところであります。

Perth Airport From air

空港周辺は割と暗い場所でありますが、道路が充実しているパースであります。Uberで移動していても渋滞とは無縁でした。休日だったからかもしれませんが。次はいつパースに来るのかと思ってしまいます。

夜行ならではの機内食

ANA Business class wine

オーストラリア発なのにオーストリア産のワインのドメーヌ・ヴァッハウ グリューナー・ヴェルトリーナー・フェーダーシュピール・テラッセンからスタートします。初めだけでしたが。あとはスペイン産の濃いめの白ワインばかりでした。

ANA Business class menu night version

夜行便なのかワンプレートで用意されます。

・アペタイザー
生ハム 海老 ローストチキンの盛り合わせ
・メインディッシュ
牛ほほ肉の赤ワイン煮込み ポレンタ添え
・ブレッド
プティバゲット  チャバタ
・デザート
ウォーターメロンケーキ

海老にチキンに最後はビーフというメニューであります。スイカケーキの色が遊園地みたいであります。冬でもスイカが食べられる時代ですが、オーストラリアは夏の訪れといったところを感じます。

ANA Business beef牛ほほ肉の赤ワイン煮込みはオージービーフとオーストラリア赤ワインの組み合わせなのか不明ですが、かなり美味しかったです。ビーフ煮込み系の独特な香りが意外と抑えられているのはポジティブでした。インゲンは唐突としていますが、添えられたキノコはなかなかでした。本当に最近は肉を食べなくなったのですが、たまには良いと感じました。

ぐっすり就寝というか寝落ち

ANA B787-9

食後は映画を見ていたのですが、いつの間にかうとうとして、寝具も被らずに熟睡してしまいました。まあ、明日は仕事なので寝てしまえという感じではありました。コンタクト入れの目はカピカピでした。

ANA 882 Flight route

赤道を超えたあたりでしょうか。ETOPSがあるとは言え、なかなかの洋上を飛ぶフライトであります。15時間近くノンストップで北極圏を飛んだりとB787-9は結構守備範囲が広い飛行機と実感しました。次は機内をバージョンアップして欲しいところであります。

夜行便は朝も早い

ANA Business class Breakfast japanese

目が覚めると朝食であります。洋食はシーフードパエリア ポークソーセージ添えであり、ホテルの朝食でよく食べたソーセージと似た感じでしたので、和食にしてみました。

和食は白身魚柚庵焼きでした。白身なので主張が少なく淡々と食べられる感じでした。添えられているパフリカは違和感はあります。シシトウか揚げ茄子の方が良かったかもしれません。また、俵米もそろそろアレンジがあっても良いかもしれません。

ANA B787-9 window

食事を終えると外は朝焼けでした。高度11,000mは極寒の世界であり、氷の結晶が空の妖精のように朝をお迎えしてくれます。飛行機に乗ると四季がいまいつなのかわからなくなります。

Morning Sky

日本に近づいて来ると国内線のような景色でありますが、まだ早朝6時台であり、国際線の高度なのでちょっと景色は違います。ロングランのフライトでは夜に飛んで一度も夜明けなく夜に着陸というのもありますが、豪日間のフライトはほぼ時差がないので、夜に飛べば必ず夜明けが来るフライトであります。人生もそうであって欲しいところであります。

夜行便は眠れないなど、マイナス要因もありますが、不思議な時間の経過は夜行便の醍醐味でもあります。貴重な存在です。

Mt. Fuji From Aircraft

羽田・成田名物のフジヤマであります。地球のニキビみたいな感じでありますが、見えたら見えたで何か良い事がありそうであります。ここまで来ると着陸というのが長年のフライトで染み付いています。嗚呼、今年の国際線フライトも終わりです。ちょっと淋しい熱帯魚ですね。

Narita Airport Morning

堂々とA滑走路着陸でありました。朝靄の成田空港T1に接岸であります。8時ぐらいには到着してしまいました。シンガポール、バンコク、サイゴンからの深夜便で成田に到着するのともまた違った感覚でした。パースからのビジネスクラスだったら、夜行も良いかなと感じました。

俺たちの成田空港

ANA B787-9 Narita Airport

飛行機全体が見えないのは残念ですが、パースから共にした機材をパシャリとして帰路を急ぎます。成田は羽田とは違った魅力が未だにあるのはレジェンド空港と言えます。

意味があるのか不明ですが、税関検査は事前にWebで処理しているのですが、改善して欲しいところです。顔認証とかで少しは便利になりそうではありますが。

Narita Airport T1 Arrival HallYOUは何しに日本への画角を早足で通過して、鉄道駅に向かいます。時刻は8:38であります。ANAアライバルラウンジでシャワーを浴びて、テレワークでもとか思いつきますが、ANAアライバルラウンジは朝は営業していないので、帰路を急ぎます。

Series E259

スカイライナー一択かと思うと朝の上りのスカイライナーは運転間隔が広く、結構待たされます。また、京成線内では通勤列車とのダイヤの関係から、所要時間もJapan Speedの36分ではありません。

と言うことで、5分内に出発する成田エクスプレスにて東京を目指します。京葉線でホットな千葉支社のE259系であります。リニューアル塗装済みであります。車内は何も変わっていません。パソコンを開き、仕事開始であります。

Narita-san Shinshouji

成田山新勝寺が見えると日本に戻ってきた感じもありますが、以前ほど逆ホームシックもなく、とにかく忙しい時間が過ぎていく感じであります。東京駅地下ホームまでは長いですが、仕事をしているとあっという間でした。弾丸トラベルも当初はパソコンも持たずに土日+祝日で完結していたものが、現在はリモートワークが現地でさらりと出来たり、時代は変わっています。良いのか悪いのか不明ですが、そろそろ、従う身分とかも卒業してみたいところであります。

最後に

ANA B787-9 Perth Airport

パースからの夜行便を経験しました。行きは成田から昼行便であり、行きと帰りでは違う景色やサービス内容を味わえるのは良いと言えます。

シドニー線はほぼダブルデイリーであり、夜行便のみ、昼行便のみと選択ができますが、復路は夜汽車ならぬ夜飛行機を堪能できるパース線は色々な経験ができて良いかもしれません。

夜行という響きは夜行寝台を経験した人にとっては魅惑のフライトかもしれません。夜な機内で寝て、起きて朝からフルパワーで行動できるのは夜行便の魅力かもしれません。

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