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【北陸新幹線はくたか乗車記】速達タイプの方

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はくたか E7系

北陸新幹線と言えば、最速達のかがやきでありますが、各駅停車でもない、不思議なはくたかの速達よりな566号に上越妙高から乗車してみましたので、お伝えします。

わかりにくい「はくたか」の停車駅

北陸新幹線の列車は速達タイプから、長野止まりなど、複数パターンありますが、列車愛称は以下のとおりです。

北陸新幹線 列車名

かがやき 最速達タイプ

はくかた 速達タイプ

あさま  東京=長野

つるぎ  金沢=新高岡=富山間のローカル各停

かがやきは在来線時代から停車駅が少ない最速達タイプであり、在来線時代は日本トップクラスの表定速度を誇った列車であります。金沢=長岡間での停車駅は高岡、富山、直江津に限られていました。

現在の新幹線かがやきは、上野、大宮、長野、富山のパターンであります。一部は上野を通過、上りの朝の1本のみ新高岡に停車しますが、ほぼワンパターンであります。

あさまについては、東京と長野間運行の列車であり、JR東日本完結の新幹線でもあります。JR東日本管内で言うと東北新幹線のなすの、上越新幹線のたにがわに近い存在と言えます。県内(上田、佐久平、軽井沢)はすべて停車し、高崎と大宮は停車するものの、他の埼玉・群馬の駅は通過とわかりやすいパターンとなっています。

つるぎは金沢=新高岡=富山間の地域内に閉ざされた各駅停車であります。

そして、はくたかが一番不思議であります。JR西日本管内の駅はすべて停車します。JR東日本では上野、大宮、長野、上越妙高(西日本も兼ねる)はすべて停車し、大宮以外の埼玉県内の駅はすべて通過、群馬の駅は高崎はかなり停車しますが、通過するものもあり、安中榛名はすべて通過となります。一方で、長野県内は軽井沢、佐久平、上田、飯山での停車は不規則となっています。

はくたかの存在はかがやきが最速達で止まる駅を限定して、時短とパターン化をして航空機に対してわかりやすくしている一方で、そのロスを拾う役をしているようにも見え、最速達に近いものも有れば、各駅停車に近いものもあり、中距離新幹線ではこうしたパターンが必要なのでしょう。

かつての在来線でのスーパーかがやきとはくたかでははくたかの方が最高速度では速く、戦略的な距離も近かったことを考えるとはくたか自身は今の立場どう見ているのでしょう。

東北新幹線のように、栃木、福島からの乗車は仙台で乗り換えと割り切るような長距離路線とは違うと言えます。

乗車記

上越妙高駅

上越妙高駅付近をウロウロ

新潟ラーメン紀行の最後のラーメンを食べ終えた後、北新井から上越妙高に戻ってきます。ここ数日間食べているものはラーメンばかりであり、汗が背脂チックであり、帰京する前に整えます。

釜ぶたの湯

上越妙高駅の西口すぐにある日帰り温泉「釜ぶたの湯」にて、汗を流します。サウナを1時間近く、繰り返し入り、その後は露天に近いところで涼んでいましたが、泉質は濃い目で良いのですが、湯あたりに近い状態となり、出てしまいました。

畳敷きの休憩場があるかなと思うとなく、本当に外に出てしまいました。当初予定していた566号を前倒しして帰ろうと思うと、なんと満席で乗変ができないということに。

新潟は猛烈な暑さで晴天でしたが、西側で台風の影響で北陸新幹線にまで余波が出ていたようです。

2時間近く、このあたりで時間を潰すこととなります。チャーシューたっぷりのとんこつラーメンを食べたこともあり、エキチカでラーメン店があったのですが、断念し、幸いにもあったコメダ珈琲店で時間をつぶします。

しかし、サウナ上がりにコーヒーはつまらなくなり、出てしまいます。

上越妙高駅 効き酒セット

そう言えば、駅舎内に利き酒があることを思い出して、そちらに向かいます。上越の地酒の利き酒セットであります。千代の光、吟田川、妙高山といずれもやや辛口でありました。味の比べというよりは喉が渇いていたため、すぐに空になってしまいました。

この後のアルコール摂取を含めて、この日本酒が効いたのか、翌日かなり倦怠感がありました。

利き酒セットの塩辛 上越妙高駅

利き酒セットには塩辛がつきます。灼熱の昼からはかなりきつく、利き酒では食べきれませんでした。

岩の原ワイン

ということで、追加で岩の原ワインのロゼを頼んでみました。こちらもやや辛口でした。バリバリの辛口はないのか聞きたいくらいでした。

このあと、普通のベンチでブログの下ごしらえをするとようやく566号の時間になりました。満席ということも有ってか、上越妙高駅の改札もかなり混雑していました。

それでも時間があるので列車で飲むものを駅内のコンビニで探すも、冷蔵温度が低くく、選択肢がないため、アパホテルの先のローソンまで行ってしまいました。JREのコンビニの品ぞろえに合わない自分であります。

はくたか グリーン車

グリーン車も満席であり、上越妙高あたりで8割方着席していました。隣は離れ席で座っていた子供でした。ほとんど寝ていました。

北陸新幹線からの新潟の田園風景

一瞬ではありますが、北陸新幹線から新潟の田園風景が見られました。上越新幹線の場合は長いトンネル群を過ぎて長岡以北は田んぼの真ん中を突っ切るので当たり前の景色ですが、北陸新幹線となると田園風景はなかなかレアかもしれません。

長野駅

今回の566号は上越妙高を出発すると長野、高崎、大宮、上野、終点・東京とかなり速達タイプであり、飯山駅はスルーして長野駅に到着です。長野駅ではJR西日本とJR東日本の乗務員が交代するため、全列車停車となります。

線路の境は上越妙高ですが、乗務員交代は長野と不思議でもあります。北海道新幹線の札幌までの開業時は新青森停車で継続するのか、考えてしまいました。盛岡乗務員交代はとなると、分割併合は速度的に新型車両では厳しそうですし、仙台から札幌までノンストップと言っても青函トンネルの速度的な問題やトラブルを考えると、まだ先ですが、どうなるのか気になります。

軽井沢手前

長野を出ると高崎まで停車しないため、高速走行が続きます。新潟は天気が良かったのですが、長野は雲が多くなっています。長野はあっという間に過ぎていきます。

上越・北陸新幹線 高速分岐

30パーミルを下り、上越新幹線との合流であります。これにて北陸新幹線は終わりであります。240km/hで通過できる分岐ということですが、その効果を発揮している列車はどれくらいあるのか気になってしまいます。

熊谷駅付近

高崎駅停車後に埼玉をスルーします。熊谷市街地をスルーして大宮に向かいます。

鴻巣

行田あたりでしょうか。鴻巣あたりでしょうか。埼玉にしては珍しい田園風景でありますが、送電線が写真に入ってしまうのが埼玉県らしいところでもあります。

秋葉原

大宮停車後は130km/h運転の効果もなく、いつも通りな鈍行新幹線で都内に向かいます。上野停車後は秋葉原で地上に上がります。

昔は家電店を1階から最上階まで全フロア見るのが楽しかったのですが、最近は店舗で現物を触ってから南米の大河でポチることもしなく、ポチってしまっています。

ネットでもより実物が伝わるようになったのか、イノベーションが減ったのか、限られた時間のリソースをより自分のしたいことに割り当てるようになったのか不明ですが、時代なのか、加齢なのか不思議であります。何気なく、家電店で時間を費やしていた時代が懐かしいです。

東京駅 E7系

そんなことを思っていると東京駅に到着です。個人的には北陸新幹線でのE7系乗車比率が異常に高く、今回もE7系でした。東海道・山陽風なW7系の自動音声を聞きたいと思ってしまうところであります。

東京駅 新幹線ホーム

北でも西でも東京駅に着くと、戻ってきた感を強く感じます。今は住んでいる東京ではありますが、ルーツでもなく、長年住んでいるとそうなるものなのかもしれません。

成田空港が国際線全盛だった時代に成田に到着すると明日から仕事のことを考えて逃避したい心境になることがありました。一方で、羽田空港到着では、早朝便到着でその日はすぐに仕事に直結するので、帰路を急ぎ、戻ってきたことを感じないですし、国内線からの到着も遅延があったりするので、鉄道やバスへの接続を考えてしまい、戻ってきた感はありません。

なにか、東京駅は別物と言えます。

中央口系は降車客ごった返していました。E7系のグリーン車は11号車であり、上野方と言うこともあり、日本橋口から出札しました。

最後に

東京駅・日本橋口

日本橋という名前から中央区かと思うと線路の東側でも千代田区であります。最も東京駅の八重洲側も敷地内は千代田区のようです。

日本橋口もあと10年経つと日本最高層ビルと北海道新幹線でまた景色が変化しているかもしれません。

今回は上越妙高から東京まで一気に停車駅の少ないはくたかに乗車してみました。所要はそれほど変化はありませんが、停車駅が少ないと、途中で混雑するのではないかとか、遅延があるのではないかと懸念しますが、それがなく、速く感じました。

新幹線ははやぶさやのぞみばかりでなく、屋台骨を下支えするタイプの列車があることを改めて認識しました。

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