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羽田空港C滑走路が2024年1月8日0時から再開

羽田空港

羽田空港のC滑走路が2024年1月8日午前0時から再開されることとなりましたのでまとめてみました。

2024年1月8日午前0時から再開

国土交通省では以下の通り、1月8日(月)0時00分から再開すると発表しています。以下のリンクの通りです。

www.mlit.go.jp

北風時(冬場は多い)は、施設の損傷等の問題はないとのこで、C滑走路運用再開時点では以前と同水準となる見込みです。

一方で、南風時については、常に計器着陸装置(ILS)を活用した悪天時の都心上空
ルートの運用を行うということです。

ただ、今回の事故により一部の施設(進入角指示灯(PAPI))が損傷していることにより、南風時のILSを活用した臨時の運用は概ね一か月以内続く見込みであり、その間、ILSを活用した経路下の人にはご迷惑とも述べています。港区民などには迷惑がかかるようです。

午前0時からということですが、実質的には日本国内や海外からの一部のフライトが1月7日中に降りて来れないための対策と言え、午前0時から朝方までは着陸専門といえます。

午前0時を過ぎた時間帯は騒音もあるのか、離陸はD滑走路が主体であり着陸専門として緊張極まっている管制塔のウォーミングアップと言うことかもしれません。

しかし、夜が明けるといつもの過密状態となります。海保の震災オペレーションは流石に別基地でカバーするかもしれませんが緊張の一日となりそうです。

C滑走路閉鎖中の対応

羽田空港

C滑走路は3,360m×60mという国内でも屈指の延長を持つ滑走路であります。運用時は国内線大型機から国際線長距離便などかなりの離陸をこなしていた他、着陸もかなりの運用をしていた滑走路であります。

羽田空港ではプロペラ機のような小型機は民間運用ではレアであり、国務機も有事でないとあまり運用がないといった中の今回だったと言えます。

どういった経緯で今回の閉鎖になったのかは調査委員会の結論まで解明はできませんが、C滑走路閉鎖中の国内線大手キャリアの対応を見てみます。

ANAは成田から臨時便設定

ANAは羽田空港C滑走路閉鎖以降から1/7まで羽田発着で臨時便を設定しているほか、成田発着の臨時便も設定しています。成田発着の設定は以下の通りでした。

1月6,7日

札幌千歳=東京成田 路線 成田発2便、新千歳発3便

大阪伊丹=東京成田 路線 成田発1便、伊丹発1便

福岡=東京成田 路線 成田発3便、伊丹発3便

国際線が羽田シフトになり、パンデミック運休回復をしていても、成田路線は絞っていたものの、流石に耐え切れないのか成田線を設定しています。羽田で国際線で乗り継ぎする人以外は許容できる設定でもありました。また、成田に789をピストン貼り付けしていたなど結構、混乱を回避する対策は取られていました。

また、普段は入らない関西→羽田便にB777-300(773)を投入したりと、アフターパンデミックで機材は減っている中でもかなり、予約していた人を新幹線にシフトさせないようにしているようでした。

まあ、新幹線はこだまの自由席とかは端まで歩けば結構座れていたようでもあります。

長距離国際線は成田やセントレア経由

そして、特徴的であったのが長距離国際線において、"滑走路の離陸性能制限"という聞き慣れないフレーズとともにJALではロンドン便とパリ便が、セントレアまたは以後成田を経由して、同地に向かうというものであります。

ANAにおいても1/7の運航便に限り、ニューヨークJFKとロンドン便については成田経由としていました。

これは離陸する機材と天候と重量と滑走路の長さに起因しており、JAL機はロンドンとバリはB777-300ERで同社では最大機であることと、現在ロシア上空を通過できないため、太平洋、北極圏通過という飛行距離が長い点を鑑みて、羽田A滑走路からノンストップでは不慮の事態では燃料切れも考慮して、融通と確実性のある日本国内の空港で燃料満タンにして大洋をノンストップで跨ぐと言うことです。

セントレアとかは逆行するかのように見えますが、空港が使える時間を考慮したと言えます。

また、ANAではこうした措置は1/6まで実施していませんでしたが1/7はB777-300ERでフライト距離が長いJFKとLHRを成田経由としています。天気と積載量がそうさせたのかもしれません。

成田では1時間待機となりますが、この際は一旦降りて、ラウンジに行けたのか、機内でドリンク提供のみになったのかは不明ですが、貴重な経験であったと言えます。

なお、B787型機のルートでは、欧州各地の路線はそうした措置はなく、やはり中型機で燃費の良い787はこうした事態でも盤石かもしれません。

羽田発成田経由にするなら最初から成田発とすれば良さそうですが、それは首都圏に住んでいるからの感覚であり、全国各地から乗り継ぐとなると一旦、羽田で降りて、鉄道またはバスで成田までは行くことは負担ということかもしれません。

最後に

大型機が全損かつ、衝突事故というのは前代未聞であります。日経キャリアの日本での事故はJAS機の花巻空港での横風による事故以来の大事故であります。世界的に見ると9.11以降も結構大きな事故は起きておりました。

日本にいると安全神話みたいなものがありますが、幾つのもミスが重なった時に大惨事が起きるのは交通事故と同じであり、人間をプレッシャーから解放するような装置を活用して、ますます快適で安全な空の旅を実現してほしいところであります。

しかし、事故からすぐに臨時便をライバル社のみならず、JRやダイバートした空港でのアクセスバスの会社など各所で年始の中、設定したのは株式会社の域を超えていると言えます。もっともこうした点が経済力や所得に反映してほしいところであります。

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