例年になくヒンヤリした4月もあともう少しで終わり、ようやく暖かくなり、天気も良くなりそうで、体はいよいよゴールデンウィークと言う感じですが、そうでもないため、まとめてみました。
航空会社のゴールデンウィークの予約状況
国内2台航空会社のANAとJALのゴールデンウィークの予約状況を整理してみました。
キャリア | 種別 | 座席数 | 予約数 | 予約率 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
前年比 | 前年比 | |||||
ANA | 国内線 | 1,346,919 | 91.20% | 132,011 | 10.9% | 9.8% |
国際線 | 31,078 | 10.60% | 9,269 | 3.9% | 29.8% | |
JAL | 国内線 | 361,558 | 33.20% | 120,342 | 12.7% | 33.3% |
国際線 | 14,655 | 5.90% | 5,132 | 2.4% | 35.0% |
国内線については、座席提供数はANAで前年比91.2%、JALで33.2%とANAは前年よりちょっと少ないくらいように見えますが、これから減便をかける予定であり、予約画面では満席にしていたりします。そうした点からすると両社とも前年の3分の1程度となっています。
さらに予約数はANAで13万人、JALで12万人とANAの方が多いものの両社とも前年比11%前後となっています。数字がプラスで書いているとわかりにくいですが、▲89%と考えるとものすごい数字であることがわかります。
人との接触を8割減らすと言う点からすると9割近い減少なので、便によってはバラツキがあると思いますが、急用で搭乗する人にとっても相当な間隔が取ることが可能のようなので安心できるかもしれません。
国際線については、座席数はANAで▲89.4%、JALで▲94.1%であり、予約数はANA▲96.1%、JALで▲97.6%と普通の生活をしていると遭遇しないような値であふれています。
ゴールデンウィークに海外に行くとしたら幾らか
ゴールデンウィークは12連休で仕事は休みであり、連休明けはリモートワークでまた家にいるばかりとなると休みくらい外に出掛けたいと思い、今から海外の航空券を予約するとどれくらいになるか調べてみました。
ロンドン
ANAの羽田=ロンドン往復の運賃です。出発数日前でも往復ともにエコノミー最低のSクラスの運賃が空いており、18万円と通常のGWで考えられない空席状況です。
機材はTHE Room仕様のボーイング777-300ERであり、ダイヤモンド会員であればアップグレードポイントを2倍利用してビジネスクラスへのアップグレードも可能そうです。
メキシコシティ
こちらもANAの成田=メキシコシティ往復の運賃です。復路こそ最安でないものの往復19万円と異例な空席状況です。
やっぱり家にいた方が快適
ただし、いずれの国も入国はできそうなものの、交通機関の稼働状況やホテルの稼働状況は時々刻々変わります。また、差別や強奪に遭遇する可能性もあります。
また、罹患した場合、日本以上に病院を見つけるのは難しそうですし、症状を伝えることも厳しいかもしれません。
夜に不法に営業している店で知らずに飲食していて、逮捕され、留置場で怖い人たちと一緒になることも想定されます。
そして、帰国してから14日間ほど自主的に隔離をしないといけないので、リモートワークだからOKとは言え、厳しいと言えます。
そうした意味ではやはり、家の中にいるのが一番安心であり、家の中でゴロゴロして、思いついたら気ままに妄想旅行してみる方が絶対的に快適と感じてしまいます。
そもそもゴールデンウィークに外出する意味とは
日本人の移動と言えば、ゴールデンウィークとお盆、年末年始ですが、そもそもこの行動パターンはどこから来ているのでしょうか。
仕事の虫のように言われ、朝早くから夜遅くまで働いているのは昔から現在でも見る姿であります。しかし、現在の日本では休日が多く、世界的にも休日が多い国となっています。
現在では、休日で稼働日が少なく、それを埋めるために朝から夜遅くまで働いていると言うことにもなり得ます。
もちろん、仕事が楽しくて休むより仕事をしている方が気持ちが良い、どうしても働かないといけない人もいると言えます。
それでも三大休暇シーズンには大移動は発生し、高い運賃と大混雑となり、それがあるから経済が回っているのかもしれません。
しかし、経済を強制的に停止させるようなことが台風のように今後幾度となく、襲来するとなるとそれを前提として経済がまわる仕組みが必要かもしれません。
そうなると、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休暇と言うのも見直される引き金になるような予感もします。
最後に
前代未聞のゴールデンウィークは国民大移動どころか国民総ステイホームでスタートしています。今回我慢すれば、お盆休みは外出できる、そして、年末年始も外出できるかもと考えてしまうかもしれません。
しかし、今のような状況ではこれまでのようなホリデーシーズンは二度と来ないような予感もあり、 最初で最後のゴールデンウィークとなるかもしれません。新しい休暇のあり方を積極的に考える必要があるかもしれません。