ソウル発券はその時代を過ぎたと言わるかもしれませんが、まだまだ活用できそうであり、キャセイパシフィックのインドネシア往復をチェックしてみましたので、お伝えします。
キャセイパシフィック・ビジネスクラスでのJALマイレージバンク積算率
キャセイパシフィックのビジネスクラスのJALマイレージバンクでの積算率は2020年10月1日より変化します。
これまで聖域とも言えるビジネスクラスは125%積算を守ってきましたが、ついにIクラスが70%積算となります。これは55%ダウンであり、JALのプレミアムエコノミークラスのEクラスが70%化(▲30%)するよりもインパクトがあります。
JALのプレミアムエコノミーの場合は救済措置ともいえるRクラス(100%)があり、まだ何とかなりそうですが、それを知ってか知らずか、Eクラスの改悪に焦点を当てる人もおり、その真意は何かわかりません。
さて、キャセイパシフィックのIクラスは全世界路線で幅広く適用されていたクラスであり、CX愛好者にとっては由々しき事態とも言えます。
これでCXもスタアラ70P化したとも思え、JALしか乗りません的な時代に投入するかのように思えます。
海外に出かけられない、クラスの改悪は続き、マイル修行にとっては暗黒に見えます。
ソウル発券のインドネシアではそうでもない
しかし、海外発券の老舗とも言えるソウル発券のCXビジネスクラスでは、絶望とも言えないようです。
下記は来年の連休後のソウル発弾丸旅程のジャカルタ、デンパサール往復です。それぞれ空港から出ることなく、仁川に戻る旅程です。
ジャカルタ往復を分解
ジャカルタ往復を分解してみます。ジャカルタでの滞在時間は75分と仁川でマイルランを申し出て、すべての搭乗券をゲットした方が良い旅程と言えます。CXの人はきっと追い風となってくれることでしょう。
以前、CGK空港でANAからKLMに乗り継ぐ際に入国が必要となり、あまりに短時間で出国時に税金がとれなかった係員が怒っていたことがありましたが、乗り継ぎチケットとなればそうした目に遭わないかもしれません。
運賃は日本円で約99,564円となります。予約クラスはPクラス(125%)加算であり、FOPトータルは8,248FOPとなります。
FOP単価は12/07円/FOPとなります。70Iと比較するとはるかに積算率は良く、10万円以下というのもメリットと言えます。
なにより、ジャカルタ滞在せずに飛行機だけのコストとなるところが良いかもしれません。
デンパサール往復を分解
次はデンパサール往復を分解してみます。基本的にはCGK往復と似た時間帯の旅程となります。デンパサールでの滞在時間は4時間弱と弾丸でありますが、復路の香港では乗り継ぎが長くなります。
香港空港のラウンジは制限エリアでは24時間稼働がなく、入国後に24時間ラウンジがありますが、こんな情勢では安定しても稼働しているか不明であり、制限エリアでの深夜との付き合い方を考える必要があります。
個人的には電源が確保できれば、貯まっているブログ記事を編集するのに没頭できそうです。
香港到着からラウンジが開くまで4時間ほどであり、ここはトラベラーの実力が試されるところかもしれません。
運賃は日本円で約101,908円であり、予約クラスは同じくPクラス(125%加算)となります。FOPはトータルで8,550FOPとなります。FO単価は11.92円となります。
CXの70%化で恐々としましたが、Pクラスの存在により、CX利用も継続はできそうです。
最後に
PP単価10円切りしないとマイル修行をしないケースもありますが、あまり単価を求めると旅行をしているのか何をしているのかわからなくなります。
CXの改悪では悲観したものの、ソウル発券ではまだ125%加算もあり、JL修行で行き詰った際には海外発券のCXを混ぜても良いかもしれません。