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同じフライトでもコードシェア便名で購入すると安くなる

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普段はあまり利用しないコードシェア便名で航空券を買うと安くなり、プレミアムポイントが得するケースを考察してみましたので、お伝えします。

羽田からシドニーのルート

ANA日本発券運賃

ANAプレミアムポイント修行をする場合にプレミアムポイントを効率的に早く貯めようとする場合、シドニー路線は路線倍率は1.5倍に設定されていて魅力的であります。

且つ、4,863マイル弱の距離があり、マイル積算率100%の場合は7,694ポイント積算されます。

ただ、日本発券の場合、エコノミークラスで100%積算率の運賃は高いので、シドニー発券で東京経由でヨーロッパやアメリカ往復するのが一番安く効率的と考えている人も多いと思います。

そして、ネックとなるのが東京からシドニーまでどのように行くのかと言うところでもあります。ANA特典航空券で往路は羽田→シドニー、復路は台北松山→羽田と発券すれば、マイル数もセーブでき、燃油サーチャージもセーブできます。復路の台北まで行く必要はありますが、那覇からLCCとするとかなりセーブできますし、国内線で沖縄までのプレミアムポイントも積算で済ますし、トクたびマイルで沖縄の路線があれば、お金とマイルの持ち出しは無くなります。

しかし、折角のシドニーまでのフライトでプレミアムポイントが積算しない、マイルがそもそもない場合、有償で検討しないといけません。LCCのスクートやソウル発券のスタアラ便を考えますが、安くても時間がかかる、良い組み合わせがないなど結構頭を悩むケースもあります。

目線を変えてコードシェア便の運賃を検索

そこで、少し目線を変えて、ANA羽田発シドニー路線(NH879)のコードシェアをしている航空会社をチェックしてみます。すると、以下の通りです。

ニュージーランド航空 NZ4159

シンガポール航空 SQ5989

ターキッシュエアライン TK8336

ヴァージンオーストラリア VA7401

一般的にコードシェア便名のフライトは自社運航でないため、高めに設定されていたり、検索でも出てこないケースが多いところであります。

実際に検索するシンガポール航空以外は上記便名では検索はでできませんでした。そして、シンガポール航空では下記の結果が出て来ました。片道のプレミアムエコノミーを検索中に偶然出て来ました。

シンガポール東京発券シドニー片道

SQ5989便名であります。予約クラスはMクラスであり、運賃は109,080円となっています。ANA便名で同日でエコノミー片道を購入しようとすると454,380円となります。実に4分の1の運賃であります。

そして、ANAマイレージクラブのプレミアムポイント積算方法は運航する航空会社に基づいて積算されます。と言うことは今回はANAのMクラスということになり、100%積算となります。プレミアムポイントは100%+400PP積算され、先述の通り7,694ポイントとなります。プレミアムポイント単価は14.18円/PPであります。

いつもはコードシェア便利用は残念となりますが、今回はその逆となりそうです。

コードシェア便名で購入すると安くなる理由

スターアライアンス

では、こうしたことが起きる理由でありますが、ANAはシンガポール航空とJV(共同事業)を実施しているためだと思われます。

ユナイテッド航空やルフトハンザなどを見るとわかりやすいですが、両社とANAのどちらのサイトで検索しても、いずれのキャリアのフライトを選択しても運賃がほぼ同一だったりします。ANAのサイトでヨーロッパ便を検索するとANA便に同一クラスで空きがあってもルフトハンザやスイス便が先に出でくるのは不可思議ではありますが。

こうしたことから、JVが進む中でSQサイトでもANA運航便でSQ便名のフライトをSQ運航便と同等に運賃を設定しているのかもしれません。

ただ、気をつけたいのは以前にベトナム航空のサイトでVN便名のついたANA運航でも同様なねじれで安いケースがあった際に確認したことがあります。

その時は発券時にANAマイル積算するクラスであっても、搭乗の際に予約クラスのコードが変化するというものでした。これは同じアライアンスでない点やJVをしていないたためが理由のようです。

ANAとJVを実施しているユナイテッドではプレミアムエコノミー以外の予約クラスはほぼ同一であり、ルフトハンザグループでもほぼ同一であります。

実際にオスロ発券をした際にオスロからフランクフルトまではNH便名がついていましたが、搭乗券には発券時と同じMクラスで、ルフトハンザ運航でMクラスの関さんがされていました。

SQではまだ試していませんが、おそらくMクラスのまま搭乗となりそうです。そうるすと先述のようにプレミアムポイントを貯めつつ、シドニーに直行できます。

アップグレードは不可

アップグレード

Mクラス(100%積算)ではアップグレードを期待してしまうところですが、ANAアップグレードに関するWEBページには以下の通り、記載しています。

ANA便名で他社が運航するコードシェア便や他社便名でANAが運航するコードシェア便はご利用できません。

ということでエコノミーで9時間の我慢となりそうです。ただ、運航はすべてANAが取り仕切っているので、24時間前からANAのサイトまたはアプリでチェックインし、且つダイヤモンドなどのステータスがあれば、24時間前ぴったりに座席指定を見にいけば、エコノミー最前列席が空いていたりする可能性もあります。

まあ、エコノミーは辛いと言っても、スクートで時間をかけていくよりは機内食もあり、何よりもプレミアムポイントとマイルが積算できるので納得であります。

最後に

シドニー

敢えてコードシェア便を検索してみると、コードシェア便の方が安いというまさかの結果がでました。これはNHとSQがJVをはじめ本格化したものの、まだまだ両者間で予約クラスの整合性が取れていない、ねじれ現象とも言えます。

ANA運航便にぶら下がっているコードシェア便を調べてみて、その航空会社のサイトで運航区間の運賃を探してみると掘り出し物のルートが出てくるかもしれません。

年末年始に時間がある方はじっくりと調べてみるのも良いと言えます。

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