スペイン・バルセロナのエルプラット空港のLCCが多く発着するターミナル2にあるラウンジCanudas(カヌーダス)を利用しましたので、お伝えします。
基本情報
場所
Aenaホームページより
ターミナル2のセキュリティ検査通過後、免税店を通り抜けた後にあります。ターミナルの中心部にあり、アクセスは良いですが、非シェンゲン地域に出発する場合は、パスポートコントロールを通過する必要があるため、ラウンジであまりゆっくりしていると乗り遅れることもあるので注意が必要です。
ターミナル1からターミナル2への移動は無料のシャトルバスがあります。バス乗り場はターミナル1の到着フロアからバルセロナ市内にアエロバスの乗り場の近くにあります。バスの乗車時間は10分程であり、混雑もなくスムースに到着します。
営業時間
朝6時から22時まで
※2018年10月1日から2019年1月15日迄は改装のため、休業とのことです。年末年始は利用できないため、注意が必要です。ゴールデンウィークは利用できそうです。
設備
トイレ、無料Wi-Fi、ソフトドリンク、アルコール、コールドミール、テレビ、新聞・雑誌、ワークスペース、PC、手荷物置き場等
アクセス基準
航空会社のビジネスクラス搭乗者(航空会社が指定した場合)
銀行などの優遇サービス会員
プライオリティパス会員
そして、キャッシュレス(クレジットカードかデビットカード)にて受付で支払えば、誰でも利用できます。また、事前にAena(スペインの空港運営企業、エルプラット空港も運営)のwebサイトまたはアプリでチケットを事前購入しても利用できます。
チケット料金
チケット料金は下記の通りです。
大人(11歳以上) 29.6ユーロ
子供 (6-10歳)14.2ユーロ
幼児(5歳以下)無料
ただし、条件があり、最大滞在時間は4時間であり、フライトが遅延の場合は延長されるとのことです。
約3,600円と高いですが、LCC利用で航空券が安ければ、たまの場合は利用してもいいのではないでしょうか。また、航空会社のマイルが加算されるクレジットカードでの支払いの場合、マイルも積算されるため、ラウンジでマイルが貯まるという不思議なことも実現されます。
ラウンジレポート
全景
広い・狭いでいうと広い方ですが、広大と言う程ではありません。実際の広さは397.09 ㎡であり、中規模と言ったところであります。比較的経年であり、先述の通り、リニューアルが実行されています。
色々なパターンの椅子やソファーがあり、仕事をしたい、リラックスしたいニーズにこたえられると思います。また、PCも備え付けられており、仕事もできます。
トイレ
トイレはラウンジ内に専用のトイレがあり、男女別となっています。広さは十分であります。
シャワールームはありません。
フード・ドリンク
同ラウンジでの最もサプライズなのは、ワインの種類が豊富な点であります。白ワインが3種類、ロゼが1種類、スパークリングではロゼが1種類、白が3種類、そして赤ワインが3種類あり、空港内のバーカウンターで普通に5杯ぐらい飲むと元が取れてしまうくらいと言えます。
ワイン以外もビールやカクテルも結構あるため、ワインが苦手な人も満足できそうです。もちろん、フレッシュジュースもあります。
食事については、パンやフルーツ、ヨーグルトのほか、タルトやナッツもあります。また、加工食品のチーズやハムなどもあります。
勝手に星評価
星評価は下記の通りです。
改装に入る直前に利用したため、設備の古さは感じますが、ドリンクとりわけ、ワインの充実は驚愕であります。通常、独立系のラウンジでは赤白泡、1種類程度でありますが、スイートラウンジよりもラインナップがあり、驚愕であります。
項目 | 星評価 |
設備の充実度 | ★★★★★★★★☆☆ |
清潔度 | ★★★★★★★★★☆ |
広さ・寛ぎ度 | ★★★★★★★★★☆ |
ラウンジ内の雰囲気 | ★★★★★★★★☆☆ |
係員の対応 | ★★★★★★★★★☆ |
フードの充実度 | ★★★★★★★★☆☆ |
ドリンクの充実度 | ★★★★★★★★★★ |
独自性 | ★★★★★★★★☆☆ |
100点満点で言うと86点となります。
最後に
同ラウンジは2018年10月1日から2019年1月15日迄改装のため、休業していますが、リニューアルされた後のラウンジが気になるところであります。LCCで運賃を安くした分、有料でラウンジを利用して、お腹いっぱいで機内で眠ると言うのも新しいフライトスタイルになるかもしれません。
日本でもLCC+豪華なラウンジモデルができると、旅行の多様性に寄与し、経済効果もあるかもしれません。
個人的には、この後しばらく、美味しいワインが飲めなくなるため、有償で支払っても価値のあるラウンジでした。