念願の羽田空港の第2ターミナルのANA 国際線のスイートラウンジを利用しましたので、お伝えします。
場所
言わずと知れた第2ターミナルの国際線エリアにて、保安検査場を過ぎた後にあります。別日に記載しますが、スイートチェックインがちょっとだったのですが、それからでも出国した後の距離は短いです。
ラウンジは4階にあり、エスカレーターで上がる必要がありますが、T3と動線はあまり変わりません。
場所的には国内線の73番ゲート当たりのくびれるところにあります。モノレール駅から換算すると出国まで結構、歩かされているのですが、その意識はありません。
入口はクマケンチックな国内線のスイートラウンジに近いと言えます。この写真の反対側にはエレベーターがあり、ゲートのフロアまでダイレクトなのでこのエレベータ利用は必須かもしれません。
フロア構造
世界的にも見ても、1つのラウンジが複数階に跨っているのは珍しいかもしれません。以前の伊丹空港の国内線スイートラウンジでは階段を上下移動した記憶がありますが、それ以来かもしれません。
多彩な空間のあるラウンジ
先述のとおり、ラウンジエリアは受付と同じフロアの4Fとなります。冒頭の写真のとおり、スイートラウンジは閉鎖しており、ANAラウンジと共通しており、右か左に行くかの選別はT3と同じであります。
T3や成田空港と比較しても、豪華な感じがするラウンジであります。
クマケンだけあり、和のテイストが効いています。どこに行っても同じ感じですが。また、利用者が少なく、メンテを考えてかアクセスできない区画がかなり設けられていました。まあ、営業時間が半ドン(5:00~第2ターミナル国際線最終便出発/13:20)なので仕方ないかもしれませんが。
フロアが別れており、ダイニングやシャワーなどいちいちアクセスする場合には鍵付きのロッカーがあればベストでありますが、それはこれまでと同様にあります。
まあ、施錠しなくても盗難はなかったので、かなり治安のいい場所と言えます。どんな場所でも注意は必要ですが。
個室ブースであります。おそらく、国内・国際合わせても(アライバルラウンジあがりの国内線スイートラウンジ含む)最大のスペースと言えます。T3の個室とは別格であります。
と言っても、正面にパソコンを置いてワークスする感じではないため、キックスタンドタイプのPC(Surface)などはちょっと使いづらいかもしれません。でも、広くていい空間と感じました。T3のスイートラウンジの個室ブースが薄れてしまいます。
第一印象としては、暗いのですが、照明はMinとなっており、Maxにするとそこそこ明るくなります。この場に及んでテレビとか見たいかと言うとそうではないため、不要でありますが、T3のスイートラウンジに合わせたのかもしれません。
そして、これまでのANA スイートラウンジにはなかったエリアとしては仮眠場所があります。ルフトハンザのようなデザイナーズ家具のシートの他に本格的なフルフラットなエリアがあり、結構、いいです。ただ、ラウンジ営業時間が短いので、本当の意味で仮眠となりそうです。
空間的に広く、これはぐっすり眠りたい人にはベストであります。ブランケットについては、スーパー銭湯の仮眠室のような感じでもありますが。
雑誌コーナーは設計当初からはデザインされたと言えますが、そんなに専有面積/効果はないと言え、全廃しても良いと言えます。インテリアとしては飾り的には有った方が良いと言えますが。
バーカウンター
これまでのスイートラウンジになかったバーカウンターであります。ユナイテッドのホノルルや米国本土のユナイテッドクラブでは当たり前ですが、ANAの羽田にも登場しました。かといって、セルフでシャンパンはこれまでと変わらなくあります。
基本的には他のスイートラウンジと一緒の構成であります。泡が二種類、白が二種類、赤が二種類でした。
ホノルル以外は日本オリジナルのバーカウンターができたので、カクテルをオーダーしてみました。カクテル名はInspirationと言う名前であり、シャンパンベースであり、ANAらしいブルーでした。
個室ブースにいたのですが、きちんと持って来てくれました。
ダイニングは別フロア
先述のとおり、ダイニングフロアは1階下の3階となります。ダイニングのみのエリアとしてはかなり広く、国内最高峰と言えます。奥にも座るエリアは有るのですが、利用者が少ないためか、使われていませんでした。
オーダーはスマホでもできますが、直接、シェフなのか、その恰好をしたスタッフか不明ですが、対面でオーダーも可能です。
直接の場合は、昔ながらのバイブで呼び出しされます。持って来てくれることも可能ではありますが、そこまでと言う感じもするので、セルフで行きます。
ちょっと早かったので、フレンチトーストと軽めにしてみました。熊本県産はちべえが人気のようで、結構オーダーしている人がいました。
食事はオーダーのみでなく、従来通り、ヒックアップできます。
フロア間は基本的にエレベーターですが、ダイニングに限っては階段もあります。エレベーター待ちが嫌な場合は階段の選択肢もあります。
シャワールームはさらにその下
仮眠室があり、仮眠の前にシャワーを浴びたいところでありますが、シャワールームもあります。フロア的には2階にあり、ラウンジエリアから2階下となり、エレベーターでの移動となります。
構成としては、シャワールームのあるスイートラウンジと同じであります。若干、デザインは上質感はありますが。
シャワーはレインフォールとハンドタイプであり、ハンドタイプは水流は変化できないタイプでした。
シャワーの受付で、お湯が出るまで1分程かかるという事でしたので、もったいないですが、先行して温めておきました。
雪肌精がありました。シャンプー類はディスペンサーのものでした。いずれもボトルタイプであります。
アメニティ類は以前と違い、シンプルなものとなっています。こういう時代なのですかね。マイ・アメニティを持ち歩く人が多いのかもしれません。
最後に
念願の羽田空港第2ターミナルの国際線スイートラウンジを利用しました。ANAの本陣である第2ターミナルの中でフラッグシップと言ってもいい国際線スイートラウンジであり、その名前に負けない位の設備でありました。
現在は路線数が限られ、利用機会は少ないですが、何度でも利用したいと感じてしまいました。