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ANAビジネスクラス搭乗記 第2ターミナルからのロンドン・ヒースロー

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羽田空港第2ターミナルから初めて国際線に搭乗しましたので、お伝えします。

第2ターミナル国際線エリア

これまで何十年も通っていると言っても過言ではない、羽田空港第2ターミナルでありますが、初の国際線利用であります。いつもの吹き抜きセンターの混雑するエスカレーターではなく、南側から出発階に上がるエスカレーターで上がります。

モノレールの場合、浜松町駅ではいつも最後部(新橋方)に乗車するのですが、国際線の場合は最前部(天王洲アイル方)に乗車した方が良いでしょう。

開業当日、国際線利用ではありませんでしたが、国内線利用のついでに一度着たことがあるので、今回で2度目ですが、やはり、印象的なフロアであります。第3ターミナルとも異なる空間であります。ここで、半沢直樹の週録も有ったのがはるか昔の記憶に感じます。

羽田空港では初となるスイートチェックインであります。さぞかし、すごいかと思うと扉で仕切られているだけであり、チェックイン後は再びこの入口から戻り、写真では右側奥にあたる手荷物検査に向かいます。

絶対的に利用者が少ないので、プライオリティレーンはなくても、問題は有りませんでした。

搭乗

スイートラウンジ利用後、211便のゲートである72番搭乗口に。ラウンジから直通のエレベータで降りれば3分程でゲートに到着します。

まあ、ここは第3ターミナルにおける109番搭乗口までの動線と変わりませんが。冒頭の写真のように、国内線利用の70番ゲートと同じく、飛行機は近く、構造上も似ているため、本当にロンドンに行くかという感じでした。

今回はビジネスクラスとしては最前列の5A席でした。座席が窓側のものの、進行方向逆向きでありますが、このタイプのシートも慣れたもので、窓側である方が優先であります。

最後まで、空席だったのが、真ん中列の進行方向客向き席でしたが、そこも搭乗していたので、ビジネスクラスはほぼ満席と言えます。

足元広々のシートも慣れました。THE Roomの良いところは横幅が広い所でしょうか。ソファで寛いでいる感じであります。同機材については、自分のスマートフォンをリモコン代わりに、機内コンテンツをメインスクリーンに表示させることができるため、豪華なシートコントローラーはほとんど利用しませんでした。

本日のグローブ・トロッターはネイビーの薄型タイプでした。中身はほぼいつも同じ内容であります。ケースタイプは自宅クローゼットの肥やしとなっているため、このタイプで良かったかなと言うところです。

ベッドとクッション代わりの寝具類であります。シンプルな構成であり、以前のようなマットタイプのものは有りませんでした。疲れていて、且つ、酔っているとまあ、すぐに寝落ちてしまう所ではあります。特に9:55発となると、相当早起きとなり、この時間はかなり眠くなってしまいます。

離陸前のドリンクはスパークリングではなく、シャンパンと言っていたので、シャンパンなのでしょう。グイっと飲んで離陸であります。

77W左隣にはグリーンジェットがおり、おそらくTSA(台北松山)行きであります。あまり、離陸までの移動時間は少ないのですが、国内線の772や78Pが抑止され、フラッグシップで長距離な77Wがお先に失礼と言う感じでした。

離陸

新千歳に向かう場合と同じく、C滑走路34Rからの離陸となります。GE90を唸らせて、離陸していきます。LHRまでとは言え、意外とスッと地上を離れます。

ゴジラ橋こと東京ゲート・ブリッジを跨いでというか影の関係で跨いでいないかもしれませんが上昇していきます。この後お台場と東京タワーのおなじみの景色が見えて、皇居と東京ドームと都心の景色が堪能できました。

新千歳方面の場合スカイツリーが見えますが、今回もスカイツリーが良く見えました。634mも有るとさすがに近くに感じます。

この後は越谷辺りからそのまま北上するかと思いましたが、真東に進路をとり、その後は南下気味に太平洋に出て、犬吠埼をやや南ながらの東に進路をとり、北東方向にい直線でした。

上記の写真は埼玉スタジアム2002とその奥にさいたま新都心と大宮駅付近が見えます。

ビジネスクラス機内食

太平洋に出るとすぐに機内食の準備であります。メニューが配られます。最近はブルーなメニューが多いようです。プレミアムクラスみたく小さくしたらと思いますが、海外利用者からだと字が小さい、見づらいと抵抗があるのかもしれません。まあ、プレミアムクラスはスカイトラックスの評価の対象外と言うことかもしれませんが。

ワインのラインナップはフランスやイタリア、スペインと言うのが当たり前だと言う時代からするとオーストリア(AT)や国産のものが出てくると随分時代が変わったものであります。

本日のメニューは以下のとおりでした。

■アミューズ
 ANAオリジナルスティック
 海老のマリネ チーズとオリーブ
■和食
・前菜
 鶏ささみとくらげの白和え
 スモークサーモン手毬寿司
 零余子真丈オランダ
 鶏八幡巻き
・小鉢
 鰹の叩き ポン酢
 翡翠茄子と南瓜豆腐 胡麻クリームかけ
・主菜
 牛肉しぐれ煮 銀鰈幽庵焼き

ちなみに洋食のメインは下記でした。
メインディッシュ
・ 牛フィレ肉のソテー 椎茸デュクセルソース
・ サーモンのグリル ショロンソース

いつも通りのアミューズでした。アミューズバイキングとかにして選べても良いかもしれません。まあ、アルコールが捗る断面なので、あまり選ばないかもしれませんが。

実はメインとも言えるのが前菜タイムの方であります。彩りがやはり、秀逸といえます。もの自体は通販おせちとかでよく見るものではありますが。

やはり、1個だけですが、手毬寿司の存在が大きく、センターに座しています。その左隣はゴボウサラダに見えますが、白和えであります。やはり見た目優先の小鉢でありますが、味はについてもアルコールが進む感じであります。

カツオのたたきは、ネギと大根おろしとラディッシュが満載で覆い隠されていますが、カツオが少ないという事はなく、小鉢らしいボリューム感でした。大根おろしとラディッシュが喧嘩すると言う感じでもありませんでした。

そして、主菜であります。いつもの皿と漬け盛りと小判・味噌汁であります。

メインのメインはしぐれ煮でありますが、野菜とネギに埋もれていますが、その下にはすき焼きのように満載でした。一方でメインの脇役とも言える、カレイの幽庵焼きは、もう少し素焼きでも良い感じもしましたが、カレイの身の特徴をとらえ、漬け込んだのかもしれませんが。

この後はチーズやスイーツは避けて、フルーツ盛り合わせで日本茶でいったん、就寝します。普段だともっとワインを飲んでしまいますが、眠気が凄いため、寝ます。

ユーラシア大陸を北上ではなく、太平洋を北上していくのも新しい時代の飛行機旅の画かもしれません。本当に真っすぐに飛んで行きます。車だったら、眠くてしょうがない感じであります。距離は車と桁違いですが。

ぐっすり就寝

パイロットのように高給取りではないので、すぐに就寝につきます。パジャマでおじゃまもあり、4-5時間は熟睡であり、アルコールも少ないので、目覚めもかなり良い状態でした。

寝覚めは北極海からであります。ETOPSもあり、海の上は飛んで行くもののどことなく、アメリカ・カナダ寄りであります。もっとも、北極に近づいたのはやはり、グリーンランド上空前後であり、グリーンランドの存在感があります。

北極海上空では、常に北極星が右に見え、段々と後ろに消えていきました。そして、グリーンランド付近になると荒涼とした大地と流氷が見えてきます。

ダイヤの関係で、まったく暗い時間を飛行はしていなかったため、オーロラは見られませんでしたが、北極圏付近の景色は虜になってしまいます。

とは言っても、喉が渇くので、セルフカウンターに。赤は常温(機内は寒いのでちょうど良いかも)、白や泡や日本酒は冷蔵庫に収納されています。冷蔵庫は結構冷えているので、ちょうど良いかもしれません。

5A席からだと遠いのですが、いちいちCAさんを呼び出すよりは自力で行くのが良いかなと思い、パジャマで数往復してしまいました。このあと、再び睡魔が来て寝てしまいます。

CAさんに起こされて、2度目の朝食を。結構、ギリギリでした。起こしてくれで、食事の機会を与えてくれるCAさんに感謝。

メニューは以下のとおりでした。

■小 鉢
 ゆし豆腐とほうれん草の浸し
■主 菜
 金目鯛味噌漬け焼き
■俵御飯
■味噌汁、香の物

ANAと言えば、金目鯛なのでしょうか。プレミアムクラスよりははるかに身の多いものをピックアップしているようであります。ブログ的には一風堂やハーゲンダッツを挟むと良いのですが、今回は体調優先としてみました。旅先では食事量を少なくすると意外と動きやすく、物価高の中、コストダウンにもつながると言えます。文字通り、修行です。

ロンドン・ヒースロー着陸

北側から飛んでくると不思議な景色であり、シティ空港が見えたります。新幹線から見た戸田競艇のように見えてしまいます。飛行時間は14時間30分超となかなかのフライト時間でした。これ以上のロングフライトはSQ(シンガポール航空)でNYC(ニューヨーク各空港)に行く以外はないかもしれません。

着陸するとVS(ヴァージンアトランティック)の機材が目立ちます。ハブ空港であることから、自然とそうなると言えますが、LHR(ヒースロー)らしい景色であります。これがLGWだ(ロンドン・ガトウィック空港)とEasy Jestとでナローボディ機の景色となりそうですが。

スターアライアンスの牙城のターミナルでいったん地下に潜り、顔認証で入国できたので、EUよりは時間が早く、意外と早い入国でした。まあ、このあと、EUに行くとなると有人パスポートコントロールの通過はついて回るのでありますが。

最後に

羽田空港第2ターミナルからロンドン・ヒースローと時代も随分変わった感じであります。以前は成田まで行き、アクセスも時間もかかりましたが、国内線と同じく、モノレールで第2ターミナルまで行き、そこから、国際線と言うのは不思議な感覚であります。

まあ、現在は北極圏ルートで結局は朝はかなり早く行かないといけないので、あまり変わらないかもしれません。

今回、初めて第2ターミナル国際線ターミナルを利用してみましたが、動線的には練られており、チェックイン後は快適であり、快適でありました。T2に国際線を必要以上に寄せてしまうと混雑や国内線との併用で問題も有りそうですが、今後そうしたケースが増えるかもしれません。

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