ANA657便、羽田空港から岡山空港行きの減便体制下での最終便に搭乗しましたので、お伝えします。
岡山空港の国内線就航は3路線
岡山桃太郎空港の国内線は3路線と意外と少なく感じるかもしれません。
路線は羽田、札幌新千歳、沖縄那覇となります。
通常時、羽田便はANA5往復、JAL5往復であります。新幹線は東京から岡山で3時間15分程度であり、新幹線対航空機でよく言われる4時間の壁の内側となります。そのためか、羽田便は10往復もあります。
他の路線は沖縄1往復(日本トランスオーシャン航空)、札幌新千歳1往復(ANA)とANAとJALグループでそれぞれ1路線ずつとなっています。
大阪や福岡や名古屋など大都市はないかと思いましたが、地理的に大都市と近く、新幹線が圧倒的に便利であるため、国内線が少ないことも理解できます。
まだまだ先ですが、リニアが全通すると岡山空港の国内線の事情も変わるかもしれません。
搭乗記
スイートラウンジはフルオープン
5月末から再開されたスイートラウンジは当初、南側半分だけでオープンしていましたが、7月では北側半分もオープンしています。
ただし、北側のフード・ドリンクコーナーは休止しており、南側となっています。そのためか食べ物・飲み物が近い、南側に集中し、北側は閑散としています。
静かで密でないので、こちらの方がお気に入りです。
曇天続く、日本列島
今年の梅雨は例年になく、雨の日が続き、毎日傘を持たなければならず、飛行機搭乗には厄介者です。この日、夕方になると雨は止んでいましたが、曇天が続いていました。
ゲートを通過すると、両サイドに消毒液が置いてあり、いかにもスプレーして下さいみたいな感じです。
夕方の便のため、テーブルやひじ掛けは人がたくさん触った後なのでスプレーの意味があるのかと思いつつも、最近は癖になっています。
機材はB737-800であり、ハットラックからモニターが下りてくるのは数十年変わっていません。ANA Care promiseを社長が説明し、セーフティビデオが流れた後は再び格納されます。
A滑走路16Rからの離陸であり、JAL軍団の陣地を横切ります。離陸するとD滑走路がきれいに見え、アクアラインの換気島、そして、海ほたるが見えます。
横須賀本港が見え、雲の上となります。
雨や曇天はカメラにとっては苦手そのものであり、なかなかシャッターが決まらなく、早く梅雨が明けないかなと思ってしまいます。
ちょっと変化したプレミアムクラス機内食
幹線ではないため、プラスチック製の容器に入っているのは変わっていませんが、中身は変化しているようです。THE CONNOISSEURSの一人である同社の和食料理長の森 誠剛氏が手掛けています。
この便では「Tastes of JAPAN by ANA -Explore the regions-」の現在の特集地域である東北の中の福島の食材を多く利用していました。ちょっとだけ国際線の雰囲気でした。
そして、もう一つ変化が出たのはドリンクと一緒におつまみが出てくるようになりました。まだ、公の場にて手で食べるのは少し気が引けますが、サービスがどんどん回復しています。
意外と近い岡山駅
厚い雲を通過すると地上が見えてきます。入りくねった川は増水しており、地上はどうなのだろうと感じつつも、雨は降っておらず、着陸となりました。
岡山空港のボーディングブリッジを抜けた後の窓からの景色は見通しが良く、いつも写真を撮ってしまいます。預入荷物のターンテーブルには桃太郎がいます。
ターミナルビルのファサードは倉敷の建築物を意識しているようにも見えます。
空港バスはリクライニング付きであり、アクリル板代わりなのか、感染症対策の案内が背もたれよりも高く設置されています。
岡山駅までのバスは運良く、直通バスにあたり、岡山駅まで30分であり意外と近く感じます。空港を出ると山道を下り、市街地に入ってもそれほど信号もかからずに岡山駅西口に到着します。
本日は西口のホテルに滞在のため、バス停からほとんど歩かずにチェックインできたため、飛行機を降りてからチェックインまでがとても近く感じました。
最後に
あいにくの天候のため、あまりいい写真は撮れませんでしたが、着陸前に中国山地の先に夕日が見えるような場面もあり、日本各地を空から見るのもいいものだなと改めて感じました。海外に行けないうちは日本の再訪がいいかもしれません。