2019年はANAにとって、大きな変革の年であり、ANAマイル修行をする人にとっては、ANAの一挙種一投足が気になるところであり、その中で「ホノルル」は敏感なワードであり、「ホノルル」発券のANAチケットを分析してみた結果、面白ことがわかりましたので、お伝えします。
安いプレミアムエコノミーよりアップグレードできるエコノミー運賃
日本で途中降機できるシンガポール行きが扱いやすい
ホノルル発券のANA便のチケットについては、多くのクラスで設定があるのは、日本路線、東アジア路線、東南アジア路線、オセアニア路線があります。
もっともプレミアムポイントが積算されるのは距離が長いオセアニア路線ですが、このクラスでは最も安いのはエコノミークラスのHクラスとプレミアムエコノミーのEクラスですが、いずれも20万円を超え、キャッシュでもマイルでも負担が大きいと言えます。
こうした中で、ホノルル発券のシンガポール路線でビジネスクラスにアップグレードできるエコノミークラスは、ビジネスクラスにアップグレードできないプレミアムエコノミーNクラスよりも安く、積算されるプレミアムポイントは搭乗ポイントで一フライト当たり400ポイントの差はあるもののコスパは良いと言えます。
何よりもビジネスクラスへのアップグレードが可能ということで魅力的であります。
運賃・予約クラス
運賃は夏休みの7月と8月に東京で滞在できても下記のとおりです。
149,640円
となります。
予約クラスは全区間 Uクラス
(ANAマイレージクラブでは70%加算)
ビジネスクラスにアップグレードできる運賃というと最安クラスはHクラスであり、Uクラスというと安くないと言えますが、PP単価は12.15円であり、ハワイとシンガポールに行くことができ、且つ、アップグレードでき、持ち出しの少ない運賃としては優秀と言えます。総獲得プレミアムポイントは12,316PPとなります。
ホノルル路線はプレミアムメンバーにとっては、プレミアムエコノミーへのアップグレード可能性が大きい
ANAの上級会員(プレミアムメンバー)にとっては、ホノルル路線はアップグレードされやすい路線とも言えます。特に、A380で運航されるフライトでは、プレミアムエコノミーの座席数は73席と従来のANA機材とは想像を絶するプレミアムエコノミー座席数となっています。従来は20~40席でしたが、それが最大3倍以上となります。
ANAとしては、有償でプレミアムエコノミーの販売にも力を入れると想定されますが、ビジネスとエコノミーと差分と、プレミアムエコノミーとエコノミーの差分では、後者がわかりにくいことを考えるとプレミアムエコノミーの出発直前での空席を考えるとプレミアムメンバーへの優遇と拡散効果を考えるとプレミアムエコノミーへのアップグレード可能性は高いとも言えます。
ビジネスクラスアップグレードはシンガポール路線
ホノルル路線はプレミアムエコノミーで利用し、競争率の高いシンガポール路線はビジネスクラスへのアップグレードを狙うのも良いと言えます。ちなみにマイルでアップグレードする場合、以下の差が発生します。
ホノルル路線3,831マイル→20,000マイル
シンガポール路線3,312マイル→18,000マイル
カード紹介でバブルのようにマイルを稼いでいる人は別として、2,000マイルの差分は貴重であり、より少ないマイル数でアップグレードの可能性があるシンガポール路線にアップグレード期待した方が良いとも言えます。
ちなみにプレミアムメンバーに付与されるアップグレードポイントでの両路線の必要ポイントは下記のとおりです。
ホノルル路線 8ポイント
シンガポール路線 8ポイント
引き分けであり、プレミアムメンバーはどちらで使用しても良いと言えますが、北米大陸や欧州に行く予定がある人はそちらの方がアップグレードポイントの仕様はお得のため、検討してみしてはいかがでしょうか。
アップグレードポイントについてまとめた記事はこちらです。
ホノルルまでの路線はどうするか
ホノルル発券となると、日本からホノルルに行き、ホノルルから日本に戻るチケットが必要となります。そのチケットは高いと考えますが、陸マイルで貯めたマイルで特典航空券を使用すれば、税金や燃油サーチャージなどだけで負担は済みます。
さらに、2019年9月から11月末までは特典航空券5,000マイルがバックされるキャンペーンがあるので、9月以降は特典航空券で行くのがベストと言えます。そして、このキャンペーンは各クラス共通で、バックされるマイル数は5,000マイルのため、エコノミーが一番お得と言えます。
A380のエコノミー、プレミアムエコノミー、ビジネスクラスの各クラスを堪能し、それをブログにしたりすると人気記事になるかもしれません。
登録期間は2018年12月26日(水)15:00~2019年5月31日までなので、気になる人は登録しましょう。
個人的にANA便の特典航空券はライフタイムマイルも積算されるため、限りある時間の中でライフタイムマイルを無駄なく積算されるのは興味が大きいところであります。
まとめ
ANAが社運を賭けたホノルル路線の大改革により、ANAマイル修行する人にとっては大きな地殻変動が起こり、うまく利用すれば、快適で目の保養となるハワイと、安くて便利で、常夏でエスニックな料理を楽しめるシンガポールと何度となく、楽しみながら、プレミアムポイントを積算でき、ANAマイル修行も新たな時代が来るとも言えます。
それにしても、シンガポールはANAマイル修行では必ず関わるところであり、腐れ縁的な運命を感じます。