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ANA 2月から燃油サーチャージ値下げ 海外発券は要注意

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ANA B787-9

2月から国際線燃油サーチャージが値上がりし、国際線フライトを1月中に購入した方が良いのか考えてみました。

2月からの燃油サーチャージ

2024年2月1日から3月31日までの日本発の燃油サーチャージは以下の通りです。(フライト毎/日本円)

路線 2月から 1月まで
日本=欧州・北米(ハワイ除く)*・中東・オセアニア 38,000 41,000
日本=ハワイ・インド・インドネシア 24,500 26,500
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア 20,000 21,500
日本=ベトナム・グアム・フィリピン 13,500 14,500
日本=東アジア(韓国を除く) 11,000 11,500
日本=韓国・ロシア(ウラジオストク) 4,500 5,000

*旅行開始国が日本で、成田-メキシコシティ線利用の場合はご購入地点にかかわらず以下のとおりです。(2024年2月1日以降発券分)21,000円

欧米では片道あたり▲3,000円であり、往復だと6,000円となり、意外と大きいかもしれません。一方で、東アジアや金浦路線は▲500円と値下げ幅は小さくあまり恩恵はないと言えます。

日本発券だとが値上げのようにも思えますが、海外発券でも一部の国の都市からの発券で不課燃油サーチャージを除くと、日本発と同水準の値上げを実施しています。

まあ、海外発券の場合でもANAの場合はJPY決済となっているので、違和感は少ないですが、円安傾向なので日本発券よりは割高になるかもしれません。それでも、海外発券は安いケースがあるので、今だに魅力的な部分は少なくないですが。

海外発券のサーチャージは値上げ?

海外発はサーチャージは以下の通りです。(フライト毎/USドル)

路線 2月から 1月まで
日本=欧州・北米(ハワイ除く)*・中東・オセアニア 259 259
日本=ハワイ・インド・インドネシア 166 166
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア 129 129
日本=ベトナム・グアム・フィリピン 80 80
日本=東アジア(韓国を除く) 68 68
日本=韓国・ロシア(ウラジオストク) 25 25

海外発券は変化なしとなっていますが、為替が円安に動くと円払いの場合は高くなるので、値上げとも考えられます。

また、以下の路線では値上げまたは未定のとなっているので、注意が必要です。

* ブラジル発旅程は対象となりません。
* スイス線のスイス発日本行き旅程はご購入地点にかかわらず以下のとおりです。
(2024年2月1日以降発券分)249スイスフラン(旧166CHF)
* 旅行開始国が日本で、成田-メキシコシティ線利用の場合はご購入地点にかかわらず以下のとおりです。(2024年2月1日以降発券分)21,000円(旧14,000円)
*カナダ線のカナダ発日本行き旅程はご購入地点にかかわらず以下のとおりです。
(2024年2月1日以降発券分)340カナダドル(旧228CAD)
* 香港線の香港発日本行き旅程はご購入地点にかかわらず以下のとおりです。
(2024年2月1日以降発券分)533香港ドル(旧337HKD)
* フィリピン線のフィリピン発旅程はご購入地点にかかわらず以下のとおりです。
(2024年2月1日以降発券分)未定(旧1,124PHP)

*中国大陸線の中国大陸発日本行き旅程はご購入地点にかかわらず以下のとおりです。
(2024年2月1日以降発券分)未定(旧339CNY)
* シンガポール線のシンガポール発旅程はご購入地点にかかわらず以下のとおりです。
(2024年2月1日以降発券分)178シンガポールドル(旧111SGD)

ANAホームページより

カナダ、香港、中国メインランド、フィリピン、シンガポールはANA直行便があるので、同国からの海外発券は注意が必要です。まあ、フィリピンぐらいが海外発券では割安なので、そこぐらいが注意かもしれません。

また、下記のような以下のような但し書きもあります。

そして、航空券発券日の換算レートに基づき各国通貨建てにて徴収させていただきます。国際線を乗り継ぐ旅程の場合は上記内容が適用にならない場合がございます。

値下げ効果は限定的か

ANA 海外発券運賃

2023年12月から1月末までの燃油サーチャージはその前の2ヶ月と比較して、値上げとなっていましたが、実際に11月末断面と12月一日断面の運賃総額を比較する実は値下げの路線もあり、燃油サーチャージ分の値上げを運賃で調整し、為替の変動で多少の増減があったくらいであります。

燃油サーチャージで運賃総額が値上げとなると、需要が落ちるので、実質的には総額で変わらないというところかもしれません。

そして、現在、フライト数も少ないことから航空券運賃総額が高めとなっているので、事業者から見るとコストは抑えられていますが、入ってくる収入(売上)も少ないので、そうした中で単価を高くすると需要が落ち、入ってくるものが少ないと利益も少なくなるので、燃油サーチャージの変動での収入に影響が出ないようにしているのかもしれません。

ディスカウント運賃とフレキシブル運賃では格差も

そして、海外発券が主戦場ではありますが、もう一つがエコノミークラスで謙虚な激安ディスカウント運賃と予約変更も払い戻しも手数料なしで可能なフレキシブル運賃の差であります。

両運賃は総額ベースでは支払額に大きな差があります。例えば、30%積算運賃でタイからアメリカまで往復すると15万円ですが、フルフレキシブルな運賃でタイからアメリカまで往復すると35万円程度します。その差は2.33倍であります。

同じ座るシートであれば安い方が良いわけではありますが、その裏には多くのメリットが後者にあると言えます。

ただ、マイル修行ではプレミアムポイント単価に目を取られがちですが、もちろんそれは最優先事項である一方で、リターンされる薪のように焚べられる存在のマイル付与率、ビジネスクラスへのアップグレード可能可否まで考えると、予約変更、払い戻しフリーと言う点も相まってかなり魅力的になります。

一方で、Mクラスとかは航空会社に一度払込みはするものの、変更可能、払い戻し可能がフリーで可能な発券地があり、燃油サーチャージの変動がプラスに向けば旅程変更したり、その逆であれば一旦払い戻したりできます。

自身のキャッシュフローが厳しくなれば、全部払い戻してLクラスを再発券してライフタイムマイル修行に寄せるなど、様々な選択肢ができます。

そして、LクラスとMクラスを比較した場合に燃油サーチャージや空港税等はお互い平等に課金される一方で、航空運賃部分は大きな差があります。燃油サーチャージを値上げした場合に総額の値上げ部分を吸収する余白がLクラスではかなり少なく、Mクラスでは大きいというのもポイントかもしれません。

最後に

2024年からの燃油サーチャージは日本発は値下げで欧米路線では往復で6千円程度の値下げとなります。一方で海外発券は据え置きで変化はありません。ただし、特定の国発券ではほぼ、値下げとなっており、海外発券を利用する場合は注意が必要です。

しかしながら、そもそも運賃総額では運賃部分の改定を頻繁に実施しており、それほど変化はないと言えます。

特典航空券のような運賃部分がかからない航空券では燃油サーチャージがモロに効いてくるので、そこは注意が必要です。シンガポール航空やユナイテッド航空のような燃油サーチャージに苛まれないキャリアを特典利用するというのも一つと言えます。

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