パース空港ターミナル1の国際線エリアにあるニュージーランド航空のラウンジを利用しましたので、お伝えします。
場所
ANAホームページより
ラウンジの場所は出国審査後のゲートエリアにあり、51番ゲートの反対側にあります。入り口的には52番ゲートの方が近いところにあります。NH882便は51-54辺りの出発が多そうなのでアクセスには不便はありません。
隣接するPERTH STREET MARKETと色合いが似ているので通り過ごしてしまいそうな入り口であります。自動ドアを過ぎるとすぐに受付カウンターがあり、そこで搭乗券をかざしてアクセスであります。
ラウンジ全景
ラウンジ自体は比較的、正方形に近い間取りであり、真ん中に柱がないような作りとなっています。モニターのあるところは柱のようですが、テレビの重さを支え、配線をまとめるための壁と思われます。
ソファ席と食事をするテーブル席が6:4ぐらいで配置されています。
ラウンジからの外の景色はターミナル内の景色のみであります。飛行機は見えません。まあ、ラウンジにいると飲み食いや連れとの歓談がメインなのであまり景色は関係ないかもしれません。
設備
同ラウンジはそれほど大きくありませんが、ラウンジ内にトイレや後述するシャワールームがあります。航空会社のラウンジだけあり、SKYTRAXのレーティングを気にしているのか清潔さと設備は充実しています。
リコー製のプリンターがありました。どうやって印刷するかまでは実際に試していないので不明ですが、ラウンジ各席にLANポートはないので、ワイヤレスで接続となりそうです。eチケット控えとかは何気に空港カウンターで提示することが必要なので、こういう場所で印刷しておくのが良いかもしれません。
コンセントは全てオーストラリアタイプのOタイプでした。なんとなく、しょんぼりしている人の表情に見えてしまいます。ホラー映画とかでみたような印象も。
NH882便の出発3時間前に行くと誰もいませんでしたが、それから間もなくするとどっと日本人が押し寄せてきました。ANAの空港カウンターがオープンして、乗客がどっと押し寄せてきたようです。夜行便の場合、旅行でやることも出尽くした感じで、早めに空港に行ってラウンジでまったりしたい人が多いのでしょうか。
同ラウンジはラウンジの広さの割にスタッフが多く、いつも視線を感じるくらいでした。
食事・ドリンク
続いては、食事とドリンクであります。ニュージーランド航空のラウンジはモニターというかディスプレーを多用しており、フードコーナーもサイネージのようなディスプレーが明るくしてくれます。
食事については比較的手の込んだものが多く、ピックアップしやすいものが多いのが特徴的であります。多くのラウンジでは焼きそば的な麺類やトマトソースのペンネ、シチュー的な汁物などが多いのとは対照的であります。野菜比率も高く、ヘルシー志向なのかもしれません。
ドリンクについてはワインが充実しています。赤ワインで4銘柄ほどあります。世界中共通な濃いめのお酒も充実しています。
カウンター下にある冷蔵庫には白ワインやビールが充実しています。これがうちのリビングにあったらどれだけ至福なのかと想像してしまいます。白ワインも種類が多く、4種類ありました。そして、面白いのがご当地はオーストラリアなのですが、すべてのワインの銘柄がニュージーランドでした。
ニュージーランド航空としての印象のためなのか、単純に税金対策で飛行機で運んできた方が低コストなのかは不明であります。
キンキンに冷えた白ワインとつまみやすい食事でまったりします。ラウンジ二件目のハシゴではありますが、食欲が沸いてきました。
シャワールーム
朝から観光しまくりで汗だくで空港にたどり着いた訳ではないのですが、ラウンジをハシゴしているうちにアルコールが巡ってしまい、機内で快適に過ごしたいためにリフレッシュのためにシャワールームを利用してみました。シャワールームは受付で予約します。場所はトイレ内にあります。シャワールームにはトイレはありませんでした。まあ、扉を開ければトイレなので不便はありません。
結構、最近改装したのか綺麗であり、高級ホテルに近い感じでした。
ビビッドなカラーのドアにはフックがたくさんあるので、スペースを有効に活用できます。また、タオルは潤沢であり、ヨーロッパの空港ラウンジのように一つだけではないのがポジティブであります。
洗面ブースも清潔であり、広さもあります。この辺りは5スターを狙っているのかもしれません。ティッシュとペーパータオルがデュアルであるのも特徴的であります。
シャンプー類はディスペンサーですが、ボタニックとかちょっとこだわりがあるようです。ありきたりな香りではないのが気持ち良いところであります。
シャワーを浴びたことにより、すっきりとできて、機内では意識なく寝落ちてしまい、成田まで時間を早く感じたので、ラウンジの重要性を感じるところでもありました。
最後に
ニュージーランド航空のラウンジはオークランドとシドニーについで、3箇所目であります。オークランドのラウンジ利用は相当、昔なので比較対象外でありますが、シドニーと比較すると広さはありませんが、質的には同等であり、意匠はほぼ同じであります。
サードパーティのラウンジと比較すると航空会社ラウンジは質的にぎゅっと濃縮された感が独特であります。