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コオロギ機内食がZIPAIRにあるのは良いのか

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ZIP AIR

You Tubeを見ていると最近、やたらとコオロギ食の話題と批判が多く、機内食にもあるのか調べてみました。

サーキュラーフードを使用した機内食販売を開始

ZIP AIR 機内食 オプション

JALの100%連結子会社のZIPAIRでは、以下のプレスリリースを出しています。

「タンパク質危機」と「食品ロス」の社会課題の解決にむけてサーキュラーフードを使用した機内食販売を開始!

SDGsを積極的に推進する一環として、さらなる食品ロス削減の取り組みを進めるとともに、ZIPAIRとグリラスは国内外において、環境負荷の低い新たなタンパク源である食用コオロギの普及を目指すという事で、機内で販売される一部メニューに食用コオロギを添加しているという事です。

具体的にはグリラスにて食品ロスを餌として生産された国産食用フタホシコオロギを粉末化した「グリラスパウダー」を混合した機内食メニューがあるという事であります。そのメニューは下記の通りです。

トマトチリバーガー(1,500円)

バンズとパティ、トマトソースにコオロギパウダーを混ぜ込んだハンバーガーであります。トマトのグルタミン酸の旨味の背後にパウダーを混ぜ込んだ形のようであります。実食するとたぶんコオロギは感じないとも言えます。(もともとコオロギの味を知っている人は稀有と言えますが)

ペスカトーレ(1,500円)

言わずと知れたイタリアンのパスタ料理であります。ペスカトーレと言うとタコ、イカ、小柱などの魚介をトマトソースベースであえたものでありますが、そのソースにコオロギパウダーを入れている模様です。

折角の海の幸に、陸の生き物を入れるとは何という事かと思ってしまいます。まあ、トマトは陸の産物であり、トマト畑にもコオロギ生息しているだろうがと思ってしまいます。パクチーみたいな某虫を想起させることはありませんでした。

感覚的には、出来合いの市販のペペロンチーノの素には大概、昆布茶の素が入っていたりするので、味は違えど、そうした感覚なのかもしれませんが、虫となるとちょっと不自然でもあります。

コオロギと言っても

現在、食用になっているコオロギは基本的に天然モノではなく、養殖ものであり、カイワレやプリーツレタスのように工場みたいなところで生産されているようであり、人間に深刻な影響がある細菌やウィルス、寄生虫のリスクは少ないようであります。

魚介類や山菜では天然物を希求する日本人でも昆虫となると天然はダメみたいであります。

また、人間の歴史を見ても昆虫を食べると言うのはあまりなく、長野県のイナゴやハチノコに行きついてしまいます。

世界的で考えると、昆虫とのコラボレーションと言えばハチミツぐらいしかありません。

コオロギは秋の虫であり、色こそGブリに近いですが、それほどギラギラしていなく、華奢な感じがします。同時期にいる、トノサマバッタやイナゴよりもおとなしささえ感じます。

何気に鳴き声も風流であり、個人的にはあまりネガティブはありませんが、姿焼きを食えと言われるとちょっとであります。

ヒトがムシを食わないのは歴史的に結構大きな理由がありそうです。

現時点ではコオロギは別の活路が

SDGs

日本の産業構造が大きく変わったと言えっても、まだ、農漁業に従事する人も多く、そうした人のおかけで都心でも農産物や魚介類が手に入る中で、コオロギ化か進められるのは不自然ではあります。

先を見越した計画で、日本の現時点を知るためのショック療法やコオロギにはない選択肢が残っていると言うメッセージであれば良いのですが、私企業がSDGsの潮流に乗り、会社経営を持続するためのボロ儲けとなるとちょっと疑問であります。

あと数年で、地球が渇いた大地になり、海洋は年々10km単位で干上がり、魚類もなくなる環境となるとその例外ではありますが、そもそも昆虫を食ってまで文明が続くかは不明であります。そんな断末魔では昆虫をプラントで生産するインフラがないと想定され、あまり効果的でないと言えます。

ただ、先述のような世紀末になる以前に、コオロギフードの活路としては、SDGsと言うよりは健康食品的な存在では意味があるかもしれません。

むかし、「The Fly」という映画があり、天才的な科学者がどこでもドアのような瞬間移動装置をつくりだし、自身で試した際にそのマシンにハエが混入しており、科学者とハエが異次元的な交叉により、結末は悲劇なSF映画でありました。SFとは言え、子供心にかなりインパクトがありました。

劇の中では、ハエと言う昆虫の並はずれの身体能力が人間ボデイにも影響を与え、絶倫となり、そのことが幼子頃にも何となくわかったものでありました。虫はすごいんだなと感じました。

以上からすると、コオロギ粉末をSDGs的な持続可能と言うよりも、健康食品として絶倫バリバリとしてアピールした方がマネタイズできるのではないかと思います。お金を持ち余る高齢者に絶倫をアピールして、経済を活性化する方が、まっすぐなSDGsよりも経済効果はありそうであります。

これまでのスッポンや38°以北でとれる人参よりも低コストな感じもします。

最後に

昆虫については、有史以来人間はあまりそれ自体を食べることはなく、魚釣りの餌やハチミツの媒介などと利用しており、昆虫自体を大々的に食べると言うのは有史以来の革命かも知れません。

昆虫を食べないで来たから現在の文明があるかもしれず、昆虫をエネルギー源にするのは疑問もあります。

フードロスを考えるのであれば、スーパーに21時台に行き、半額マークの弁当や総菜を買った方がいいかも知れません。個人的には学生時代はそんな感じでありました。野菜かき揚げやメンチカツとか半額で良く食べた記憶が呼び起こされました。

今でもタコや明太子が半額であると家でのパスタのレシピを考えてしまいます。

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