プレミアムポイントと言うとコストが真っ先に上がりますが、時間というタイパの観点から効率性を考えてみましたので、お伝えします。
オーストラリアが一番のタイパ
オーストラリアは現在、東京(羽田・成田)からシドニーとパースに就航しています。シドニーはダブルデイリーであります。パース便はいつ飛んでいるのかわからないくらいであり、パースは2回しか行ったことはないですが、綺麗で快適な街なので、運航は継続してほしいところであります、
そんな豪州線の区間マイルは以下のとおりです。
羽田⇔シドニー 4,863 マイル
成田⇔パース 4,926 マイル
欧州には似た距離はなく、北米ではシアトルバンクーバーぐらいの距離であります。ただ、南下一直線であり、夏と冬では飛行時間も違うところでもあります。
一方でプレミアムポイントを考えてみます。以下は100%加算のエコノミーのY,B,Mを想定しています。
羽田⇔シドニー 7,694 ポイント
成田⇔パース 7,789 ポイント
路線倍率が効き、北米や欧州に行くよりも効率的であります。シドニーやパースは空港からのアクセス至便であり、アメリカとはまた違う肌の色が違う人同士が共存しており、全体的に街がきれいであります。英語と言うのも良いところであります。
クアラルンプールも良いですが、ビジネスクラスではそれを堪能できる時間がクアラルンプールよりもあります。
そう考えるとタイパではダブルデイリーのシドニーがベストでありますが、それで完結して良いのかと言う問題もあります。
個人的にはクアラルンプールよりもシドニーの方が色々と楽しいところであります。a昼行便でも朝4時に起きてKLIAエクスプレスに乗る必要はないですし、春と秋には意外と衣類のギャップがないので良いと言えます。
今は欧州がタイパ
欧州ルートは宇露(アイウエオ順)の紛争に伴い、飛行ルートが激変しています。
現在の欧州のフライトは搭乗記で何度も書いていますが、日本発、日本行きともに偏西風を追い風にしたフライトであります。
欧州行きのフライトはアラスカ、北極圏を通り、欧州各地に向かいます。一方で欧州発日本行きのフライトは南欧、トルコ、シルクロード、中国というフライトであります。欧州往復のつもりが実は北半球だけではありますが、世界一周をしていることとなります。
そんな欧州の区間マイルを整理してみます。以下のとおりです。
- 羽田⇔ロンドン 6,214 マイル
- 羽田⇔パリ 6,194 マイル
- 成田⇔ブリュッセル 6,067 マイル
- 羽田⇔フランクフルト 5,928 マイル
- 羽田⇔ミュンヘン 5,866 マイル
- 羽田⇔ウィーン 5,699 マイル
羽田⇔ウィーンは2024年8月からでありますが、ウィーンが区間マイル的には日本に一番近いルートでもあります。一方で、ロンドンは欧州では日本から最も遠い場所でもあります。ちなみに日本からノンストップで最も遠いのはメキシコシティであり、区間マイルは7,003 マイル(成田から)であります。
デュッセルドルフはどこに行ったという感じでもあります。TGVよりも遅れが多く、1-4月期間中はストライキが多いことを鑑みても、フランクフルトから高速鉄道の移動が便利と言う証明かもしれません。
以上のようにロンパリがプレミアムポイントを少しでも稼ぐにはベストと言えます。個人的には唯一の成田発着のブリュッセル便がレアであり、ブリュッセル側ではアクセスが便利で、パリよりも良いかなと感じてしまいます。
さて、先述のとおり、日本から欧州に現状、行く場合はアラスカを通り、進路を北東、北にします。そうでありながら、区間マイル数では一番のロンドンが一番区間マイルが積算されます。欧州では一番東にあるウィーンは日本出発では最も飛行時間が長いですが、区間マイルは最も積算されないという結果となります。
逆に、日本行きは東に進路をとるので、ロンドンが最も飛行時間がかかります。一方でウィーンはまだ個人的にはフライトを経験していなく、シルクロードのルートはがおそせく、一番最短で東京に到着するルートでもあります。
以上からすると、ロンドンとウィーンの区間マイルの差は515マイルであり、羽田⇔札幌の区間マイルぐらいの差はあります。
と言う事で欧州を周遊するのであれば、ロンドン往復がベストでありますが、タイパ的には日本行きのロンドン便は時間がかかるので、時間とプレミアムポイント考えるとミュンヘンかウィーンが帰国にはベストかもしれません。
やはり、ここでも偏西風に則ったルートが効きそうであります。特に弾丸旅では時間が勝負であり、飛行時間も考慮しないといけないところでもあります。
最後に
宇露紛争で、それ以前では経験できないフライトが実現していますが、ダイヤモンド修業やミリオンマイラー修業において、生きとし生ける物としては、財力だけでなく、寿命も懸念事項になります。
そうした中で、プレミアムポイントを時間で区切るという、タイパ観点では意外なルートが出ると言えます。まあ、プレミアムポイントと反して時間がかかるフライトは、ビジネスクラス搭乗時は逆に飲み食べで満足感はあるかもしれませんが。
本日はシドニーから記事を書いてみました。