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TGV Ouigo 乗車記 CDG⇒LYS ダイレクト

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TGVというか格安高速鉄道のOuigoにシャルル・ド・ゴール空港第2TGV からリヨン・サン=テグジュペリTGV まで乗車しましたので、お伝えします。

Ouigoとは

Ouigoは、フランスの鉄道会社であるSNCF(Société Nationale des Chemins de fer Français)が運営する低コストの高速鉄道サービスです。Ouigoは、2013年に導入されました。通常のTGV(Train à Grande Vitesse)よりも廉価な料金で提供され、一部の路線ではより手頃な価格で旅行することができます。一般的に、Ouigoは主要な都市間を結ぶ長距離路線で運行され、早期予約やオンラインでの切符購入によって料金がさらに安くなることがあります。Ouigoは、フランス国内だけでなく、隣国やその他のヨーロッパの目的地への路線も提供しています。

パリの拠点駅はディズニーランド・パリに隣接するマルヌ=ラ=ヴァレ=シェシー駅であり、ディズニーに空港から行くにはある意味便利かもしれません。

運賃はパリ=リヨン間では2時間ほどの所要で運賃は10ユーロ以下もあったりしますが、両街の中心部に行こうとすると乗り換えが発生し、それなりに時間がかかります。ピーチで成田から関空は安いですが、プラス、バスまたは鉄道を利用するのと似ています。

乗車記

シャルル・ド・ゴール空港第2TGV駅

CDG VALで空港内を移動し、シャルル・ド・ゴール空港第2TGV駅に移動します。広い空港ですが、CDGVALが頻繁に運行されているので便利であります。

VALホームからTGV駅までもっと歩いた記憶がありますが、今回の利用では意外とスムースにアクセスできます。ガラス張りの吹き抜けのコンコースであります。雨とか雪がパリならではの建築かもしれませんが。

時間が30分くらいあるので朝からバーでワインをいただいてしまいました。休みなので良しとします。

まさかの乗り遅れ

10分くらい前にあらかじめ用意していたWalletのQRコードをかざすも、「すでに改札終了」と言われてしまいます。5分前までと書いていたのですが、残念ながら乗り遅れになってしまいました。折角のTGV inOuiのファーストクラスのチケットが紙の屑(紙に印刷していないのでゴミファイル)となってしまいました。

とりあえず有人窓口に行くも満席で次の列車は18時と6時間以上も待たされることになり、自分で探すことに。すると約30分後のOuigoが空いていました。

ファーストクラス(昼時間帯でかなり安かったのでロスは最小限)をすってしまったので仕方なく格安で移動やむなしとなります。

しかも、リヨン駅はパールデュー駅ではなく、本日の最終目的地であるリヨン・サン=テグジュペリ空港直結であります。リヨン市街地の観光は諦めましたが、複数の乗り継ぎ不要で空港に行けるのは良いところであります。

今度も早めに行きますが、ウォレットにチケットを表示できないのですが、WEB画面を見せると通してくれました。

ホームは半地下的な場所に位置しています。そして、コンコースまで吹き抜けであり、日本で言うと大阪駅が似ているかもしれません。

TGV Duplex

入線してきた車両は2階建て車両のTGV Duplexであります。日本ではE4系も引退しており時速200km/h超の高速鉄道としてはヨーロッパまで来ないと2階建てには乗れなくなっています。乗り降り時間を考慮してか扉は大きめであります。

2階への階段は結構、急であります。E235系のグリーン車とかも割と急でありますが。

座席は2階席が2-2配列、1階席が1-3配列となっています。今回は間際の購入でしたので、1階の1-3配列の3列席の窓側であり、満席でした。新幹線のようなシートピッチはなく、到着まで缶詰でした。

列車はリール・フランドル(パトラッシュ?)始発でCDG空港までは約1時間ノンストップで走り、CDGからは途中、ディズニー駅のマルヌ=ラ=ヴァレ=シェシー駅に停車後はリヨン・サン=テグジュペリTGV駅までノンストップであります。

線路としてはLGV東連絡線を50km弱走り、そこからLGV南東線に入って350km程走り、最後はLGVローヌ・アルプ線に入り、トータルで415kmほどの距離を2時間弱で走ります。東京から米原までの距離であり、のぞみの通過時間を考えると遅いですが、ひかりよりは速い感じであります。

空港から空港まで高速鉄道が直結で結ばれているのはなかなかレアであります。日本では新幹線がそもそも空港に乗り入れていないので比較できませんが、成田空港から舞浜を経由してセントレアまでノンストップで直通する新幹線みたいな感じでしょうか。

車窓からの景色は途中に大都市はなく、畑か高速道路か田舎町と言った景色ばかりであります。時速300km近いので当然、高速道路ではものすごい勢いで車を抜いていきます。

1階席ではありますが、ほとんど地上に線路があるので景色は見られますが、たまに高架橋もあり、防音壁が設置されている箇所もありました。

日本のようにトンネルが連続する新幹線とは違いほぼ平原であり、カーブもそれほどきつくなくN700SやE5系のように傾く感覚もあまりありませんでした。

時間に余裕があるのか300km/h超の運転はすくなく280km/h前後が多い感じでした。

リヨン・サン=テグジュペリTGV駅

意外と言うと失礼ですが、定刻通りにリヨン・サン=テグジュペリTGV駅に到着しました。特に分割併合があるわけではありませんが、異常に停車時間が長いのも特徴的でした。

乗車中、何度も耳にした車内放送の前に流れるメロディは何度聞いてもTRFのマスカレードに聞こえてしまいます。作詞の前に音楽家KがTGVに乗車したかは不明であります。

こちらも半地下のホームを上るとで外に出られます。そこそこの賑わいがある駅であります。ただ、小さな売店はあるものの、コンビニなどは皆無でした。乗換駅であります。

ここからリヨン中心部に向かう人が多い一方で大きな駐車場に向かう人も結構いました。パーク&ライドはどこの国でも潮流なのかもしれません。

駅構内はとてもデザイン的であります。コンクリートとガラス張りの駅が多いのも特徴であります。

空港駅だけあり、周りにもほとんど何もありません。TGV駅と空港ターミナルが唯一、目立つ建物であります。

最後に

TGV inOuiに乗ろうとしてまさかの乗り遅れで、Ouigoを使うことになりました。中心部の駅から空港までは30分くらいかかるので、結果的にOuigoで直行した方が早かったということになりました。フランスの高速鉄道ネットワーク恐るべしであります。

旅のトラブルではありますが、シャルル・ドゴール空港(CDG)からリヨン・サン=テグジュペリ空港(LYS)まで飛行機ではなく、高速鉄道で乗り換えなしの直行という貴重な経験が出来ました。

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