クアラルンプール発のタイ国際航空のビジネスとファーストの組み合わせの大阪往復が25万円のため、ファーストクラスのサービスがどんなものか調べてみました。
関西空港へのA380の就航
タイ国際航空では、夏期スケジュール 2018年3月25日~2018年10月27日では、4月20日からエアバスA380-800で運航しており、1日1往復しています。スケジュールは下記の通りです。
関西発11:45 バンコク着15:35
バンコク発23:30発 関西着7:00翌日
クアラルンプール発関西行きビジネスクラス&ファーストクラス往復
旅程は下記の通りです。
クアラルンプールとバンコク間はボーイング777-300型機のビジネスクラスであり、近距離タイプのビジネスクラスとなります。バンコクから関西間はファーストクラスとなり、エアバスA380-800のファーストクラスとなります。
運賃
運賃はエクスペディアで検索した結果ですが、往復で254,150円です。他のサイトでは出てこない不思議な運賃です。予約クラスはファーストクラスがP(ANAマイレージクラブでは150%加算)、ビジネスクラスがC(同125%加算)となります。
積算マイルプレミアムポイント
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
8月18日 | KUL | BKK | 754 | 943 | 1,343 |
8月18日 | BKK | KIX | 2,585 | 3,878 | 4,278 |
8月25日 | KIX | BKK | 2,585 | 3,878 | 4,278 |
8月25日 | BKK | KUL | 754 | 943 | 1,343 |
合計 | 6,678 | 9,640 | 11,240 |
積算マイルは9,640マイル、プレミアムポイントは11,240PP、加算され、PP単価は22.61円とマイル修行としてはちょっとと言う感じですが、ANAの羽田=福岡の普通席の特割3と単価としてはあまり変わらないと言うのも不思議なところであります。
タイ国際航空のファーストクラスはどんなものか
シートスペック
タイ国際航空のファーストクラスは「ロイヤルファーストクラス」と言う名称であり、設定されている機材はボーイング747-400とエアバスA380-800と限定されています。最新のシートはエアバスA380-800に設定されており、シート幅27インチ、シートピッチは83インチ、シートモニターは23インチとかなりの広さを誇るシートと言えます。シートでは、Wi-Fiも利用することができます。
サービス
サービスについては、スカイトラックス社のファーストクラスレーティングを調べてみました。以下が、地上サービスから長距離、短距離別のCAさんまでのサービスのレーティングです。5が各項目の最高点です。
Airport Services - Bangkok | |
Premium check-in facilities | 5 |
Check-in staff service | 4.5 |
Priority boarding service | 4.5 |
Staff assistance on arrival | 5 |
Transfer service assistance | 4.5 |
Priority baggage service | 4.5 |
First Class Lounge - Bangkok | |
Ambience and exclusivity | 4 |
Seat availability and comfort | 4 |
Standard of washrooms | 5 |
Standard of shower facilities | 5 |
Cleanliness of lounge areas | 5 |
A la carte dining option | 3.5 |
Choice of hot and cold food | 4 |
Quality of food served | 4 |
Choice of wines and beverages | 5 |
WiFi service | 4.5 |
Access to power / charging points | 4 |
Friendliness of staff service | 5 |
Staff service efficiency | 4.5 |
Staff Language skills | 4 |
Total staff service hospitality | 5 |
Onboard Product - Long haul | |
Seat comfort and personal space | 4.5 |
Cabin safety information / video | 4.5 |
Comfort items : duvet, pillows, turndown | 4.5 |
Cabin and seat cleanliness | 4 |
Cabin temperatures | 4 |
Washroom cleanliness | 4 |
Amenity kit and washroom amenities | 4.5 |
Inflight entertainment | 4 |
Onboard WiFi and connectivity | 4.5 |
Quality of meals served | 4 |
Flexibility of meal service | 3 |
Quality of wines & beverages | 4.5 |
Magazines and newspapers | 4 |
Onboard Product - Short haul | |
Seat comfort | 4.5 |
Cabin safety information / video | 4.5 |
Comfort items : pillow, blanket etc | 4.5 |
Cabin and seat cleanliness | 4 |
Washroom cleanliness | 4 |
Inflight Entertainment | 4 |
Onboard WiFi and connectivity | 4 |
Quality of meals served | 4 |
Selection of wines & beverages | 4 |
Magazines and newspapers | 4 |
Cabin Staff Service - Long haul | |
Attention to cabin safety | 4.5 |
Service skills and proficiency | 4.5 |
Speed and timing of service | 4 |
Enthusiasm and friendliness | 5 |
Service hospitality | 5 |
Personalisation of service | 4 |
Interaction with customers | 4 |
Language skills | 4.5 |
Cabin presence and attention | 4.5 |
Responding to customer requests | 4.5 |
Quality consistency among staff | 4 |
Cabin Staff Service - Short haul | |
Attention to cabin safety | 4.5 |
Service skills and proficiency | 4.5 |
Speed and timing of services | 4.5 |
Enthusiasm and friendliness | 4.5 |
Service hospitality | 5 |
Interaction with customers | 4 |
Language skills | 4.5 |
Responding to customer requests | 4.5 |
Quality consistency among staff | 4.5 |
食事に関しては、ラウンジでも機内でもあまり選択肢がないようである一方で、ワインの評価は最高点であります。また、シートのスペックでは5点満点はないものの、スタッフの対応では4.5~5と微笑みの国らしいサービスなのではないでしょうか。トータルではファーストクラスのレーティングは4.5であり、乗って不満ということはないようです。逆に5スターのファーストクラスに乗り慣れている人にとっては物足りないかもしれませんが、目が肥えすぎていると言えるからだと思います。
最後に
タイ国際航空のファーストクラスはシートスペックとしては広いもののスカイトラックスのレーティングでは、やや低めですが、ラウンジやCA産の対応がよく、トータルレーティングは4.5であり、なかなかではないかと思います。ファーストクラスは有償で搭乗するにはかなりの大金となり、マイルで利用するのがお得と言えますが、マイルでもかなりのマイルを消費するため、あまり手の出しにくいクラスではありますが、100万マイル到達記念や何かで臨時ボーナスが入った時など25万円であれば、手がとどくかもしれません。