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ストーリー・ホテル・ステューディオ・マルメ宿泊記 ハイアット系では異色な感じ

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ストーリー・ホテル・ステューディオ・マルメ

スウェーデン第3の都市であるマルメにあるハイアット系ホテルのに滞在しましたので、お伝えします。

JdV by Hyatt

ワールドオブハイアット

今回、滞在したストーリー・ホテル・ステューディオ・マルメはハイアット系のJdV by Hyattコレクションのホテルであります。同コレクションのホテルは下記のようなコンセプトがあります。

バイタリティーにあふれ、心弾むような明るい雰囲気が魅力のJdV by Hyattは、それぞれの地域の特徴を色濃く反映したホテルのコレクションです。「生きる喜び(ジョワ ドゥ ヴィーヴル)」という名のとおり、ご宿泊のお客様と地元のコミュニティーに、人生の喜びを感じていただけるような、心豊かなひとときをお届けします。

同ホームページより

ジョワ ドゥ ヴィーヴルはフランス語でJoie de Vivreであり、生きる喜びであります。競走馬で同じ名前がいたような気がします。JdVと聞くと何となく、フランスの新型の新幹線か工事現場の〇〇共同体を思い浮かべてしまいます。

マリオットで言うとモクシーに近い感じもしますが、ミーティングスペースの充実やきちんとしたレストランがあったり、ペット歓迎などなかなか異色な感じであります。

マルメと言う街

マルメ市街地

マルメはスウェーデン第3の都市であり、ストックホルム、ヨーテボリに次ぐ都市であります。人口は35万人ほどの都市であります。北欧としては大きな都市であります。

スウェーデン南部にあり、デンマークとも近い場所であります。2000年に両国を結ぶ、約16kmのオーレスン橋が開通してからはデンマークの首都のコペンハーゲンとも近くなり、コペンハーゲン空港からは約25分で鉄道でアクセスできる都市でもあります。

日本で言うとハマコーの遺作であるアクアライン開通後の木更津と言った感じでしょうか。気候的にはべた踏み坂のある江上大橋で結ばれている米子と言う感じもしますが。

同ホテルはマルメの中心部にあり、駅から徒歩で10分もかからない場所であります。コペンハーゲン空港からはトータルで35分程でアクセス(鉄道25分+徒歩10分)できます。空港ホテル感覚でも利用できます。

駅からは運河沿いを海側に歩くとホテルの外観が見えてくるので、旧市街のように迷うこともなく、すんなり到着です。

ホテル設備

エントランスは同ホテル名のSTUDIOと書かれているのですぐにわかります。外壁が昭和の雑居ビル見たく渋い暗めなタイルであり、何となく、鯉の鱗にも見えます。

しかし、中に入ると吹き抜け空間があり、北欧らしいデザインチックな空間です。ホテルの空間と言うよりはビルの共用スペースであります。同ホテルの低層階はコワーキングスペースが多くあり、ホテルのコンセプトにあっているようであります。

レセプションはふたまわりぐらい年の差(もちろん▼)があるようなスタッフであります。この辺りはモクシーに近い感じであります。

ルームキー
レストランクーポン

チェックインの際に木製のルームキーと最上階にあるレストランのクーポン(約1,300円程度)をもらいます。

暗めの壁紙にインダストリアルで建物構造むき出しな感じもモクシー近い感じであります。ただし、モクシー独特のアロマの香りはないのはポジティブであります。北欧らしく、照明のアクセントがブルーと言うのも良き点であります。

ルームレビュー

最近では珍しいコンクリート打ち放し

同ホテルでは一応スイートも有るのですが、基本的にはワンルームのような部屋であり、広さとフロア階と角部屋と景色にヒエラルキーがあるようです。

今回はポイント泊で3,500ポイントで滞在できる部屋でしたが、高層階と角部屋となりました。

フロアマップを見ると広さは渋めですが、10階と上であり、角部屋という事で、グローバリストの効果はあったようです。

基本的に大きなベッドがドカンとあり、そのサイドにチェアがあるなどベッドの上でほぼ大半を過ごす構成であります。内装はバブル時代のトレンディドラマのようなコンクリート打ち放しであります。最近の建もの探訪でも見かけなくなったコンクリート打ち放しであります。カーテンはカーブにかけてかけられていますが、窓はそれほど大きくありません。

テレビはフィリップ製であり、SNS動画には対応していないため、ほぼ利用しませんでした。静かな夜でした。

ベッドサイドにはベロア風のチェアと丸テーブルがあります。ここがブログ作成場所となりました。この辺りはモクシーに近いです。

ベッド中心滞在なのでプレートにリモコンやメモ帳があります。要らない。

コンセントはヨーロッパCタイプのみであります。レセプションに行ってリクエストすれば、アダプタはたくさんあり、スタッフは「私、わからない~」みたいな顔をされました。自分の半分も生きていないような感じなので仕方ないので、忘れものを残しているようなケーブルとアダプタの山から自分で探すような感じでした。結局、隣のUSBタイプAが唯一の頼みでもありました。アメリカや日本の滞在者は少ないのかもしれません。

コインランドリーでもあればと期待したのですが、それはなく、ランドリーサービスがありました。あまり使われていないのか用紙がしわしわでした。

クローゼットは入り口近くあるハイプタイプでありました。さすが、IKEAの国であります。その方が便利でありますが。こうしたホテルでは珍しくきちんとガウンがあったりします。スコピエのマリオットでガウンがないのと対照的でした。

パンチングメタルの収納に冷蔵庫やセーフティボックスがまとめられていました。ステンレスでまとめられているのは無難であります。

冷蔵庫には無料水2本がありました。見てわかるように収納力はあまりありません。

冷蔵庫の上にはドライヤーがありました。デコトラのブレーキランプ(大昔のスカイラインのテールランプ大量)が苦手な人には痒くなりそうなパンチングメタルであります。

ハイアットらしいセパレートな水回り

続いて、水回りであります。モクシー的ではありますが、結構上品であります。シャワーブースの反対側は扉があります。ドアノブが真鍮だったりします。

タオルは贅沢にあります。ゴワゴワはしていませんでした。ヨーロッパは乾燥していたので、肌荒れに神経質でありましたが、問題ありませんでした。

アルコールシートにスウェーデン国旗があることでスウェーデンを意識します。デンマークの空港から30分程でチェックインすると越境の感覚がなくなります。

シャワーブースは天井とハンドベルトの両刀であります。バスタブなしのホテルとしては綺麗であり、使い勝手が良いと感じたので問題ありません。水流も問題ありませんでした。新しいホテルだと当然かもしれませんが。

トイレは扉付きのセパレートでした。モクシーの場合はほぼ、洗面の隣に便座がありますが、それとは一線を画します。ハイアットにそれほど多く滞在したわけではないですが、トイレ・バス別が多いような感じがします。

窓の景色も文句なし

角部屋の景色は文句なしでした。窓は床から天井までであり、曲面ガラスを使ったものであります。カーテントリックにより、壁一面、窓かと思いましたが、意外と窓の比率は低かったです。

しかしながら、印象的でありました。

海側と運河に面した景色であり、比較的静かなエリアでした。冬の夜は夜な夜な出かける人は少ないのでしょう。

朝と晩で姿を変えるルーフトップレストラン

ホテル最上階にはレストランがあります。先述のとおり、クーポンをチェックイン時に貰い、一杯ひっかけるかなと思い、行ってみました。

まあ、マルメのスーパーやコンビニではビール(アルコール濃度3.5%以上)のお酒は販売しておらず、専門の酒屋に行くわけですが、休日は閉店時間が早かったりするので、ワイン難民となってしまいました。

日本食レストランであり、名前は「KASAI」でありました。オーナー名が笠井や葛西かと思うとなんと「火災」でした。飲食店の名前になかなか"火は災いのもと"をつけるのはチャレンジャーであります。飲食店では一番やってはいけないことであります。損保会社の関与も考えましたが、そんなことはないようであります。

「ようこそいらっしゃいました」はおかしくないのですが、違和感があります。間違いではありませんが、これからの体験を誘うと「ようこそ、いらっしゃいませ」または「ようこそ、お越しくださいました」な感じがします。

まずはワインときゅうりの糠漬けと海老の天ぷらを頼んでみます。ワイン以外は予想外の結果でした。てんぷらは良くわかりませんでした。糠漬けはピクルスとしては塩気が薄いのでちょうどいい感じであり、意外と完食でした。大して辛くない唐辛子みたいなトッピングは不要でした。

最後はインゲンの天ぷらを頼みます。これまた、日本からは遥かに遠い天ぷらでした。フリッターとも違います。カリッとしているのは良いのですが、辛みに強さがなく、旨味はどこにと言う感じでした。野菜を採ったと言う満足感だけであります。

ただ、同レストランは同ホテルの最上階のループトップにあり、テラスに自由に出ることができます。雨が降っているとなかなか滞在はできませんが、景色は市内随一かも知れません。

駅方面と運河の景色であります。スウェーデンらしい景色であります。ライトアップをきちんと決めてくるのはさすがであります。

海側であります。港湾設備の照明がフルで点灯しており、それが霧雨のような雨と相まって良いぼかし具合が何とも良い景色でした。

日本料理は何ともでしたが、ワインはご満悦でありました。クーポン適用しても結局1万円以上消費してしまいホテルの施策にはまってしまいました。やはり物価は高いです。

朝食は同じ会場であります。夜も朝もライティングは同じであります。夜のまんまの見た目はお洒落であります。

朝食は割とシンプルであります。個人的には旅行終盤で胃が疲れていたので、超軽くしましたが、スクランブルエッグや海外版おかゆのようなものも有りました。

道中で一番怖いのはお腹の調子であり、その対策も含めてダウンサイズであります。その割に生野菜は多いですが。

最後に

最初はハイアット版のモクシーかと思いましたが、結構違いはあります。ノマドのような若い世代が多いと思いましたが、ペンショナーなカップルや同世代のおひとり様、団体客など、時流や壁を感じさせない感じでした。

こんなホテルも有るんだと言う驚きでした。マイルとポイントで贅沢をする世界の先にある姿を感じました。体験しないとわからないことがいっぱいありました。

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