スターアライアンスの南米行のビジネスクラスにおいて、欧州発券で9円台がありましたので、まとめてみました。
TAPポルトガル航空 バルセロナ=サンパウロ往復
旅程は3月後半となっています。ゴールデンウィークではないものの、現在の情勢によってはキャリーオーバーされる可能性もあります。今回は最安値の目安として参考にしていただければと思います。
旅程
往路はバルセロナ発21時過ぎ、リスボン乗り継ぎ時間も85分と良い旅程です。復路はバルセロナ着14時過ぎとなっています。東京からのANA便接続を考えると深夜便があるフランクフルトやウィーンはもちろんですが、開設されればストックホルム、ミラノも往路は接続ができそうなルートです。
一方で復路は伝統の欧州発の夜便で接続もできそうであります。折角、ヨーロッパを経由するので、旅行であればヨーロッパに滞在したいところでもあります。
南米に行くのは北米一択かと思っていましたが、欧州は意外と強力であり、選択肢が多いのかもしれません。
機材については、大西洋間はA330-900(neo,ねお)であり、TAPでは最も良いビジネスクラスシートとなります。スタッガード配列であり、Wi-Fi環境もあります。(飛行機上でのネット接続はあまり期待しない方がよいですが)
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 約142,589円
予約クラス Jクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 15,436PP
プレミアムポイント単価 9.24円
9.99円と言うような9円台ではなく、9.24円と文字通り、8円に近い9円台であり、正真正銘の9円台と言えます。
欧州では安さ炸裂するTAPであり、色々と驚かされるキャリアでもあります。
これだけ単価が安いと日本またはソウル発券で北米経由で南米を目指すよりも日欧間はマイルにして、南米はTAPで目指す方が良いかもしれません。
日欧間の有償が高いとしても、ソウル発券の欧州という引き出しもあり、トータルでも単価10円以下というのも現実的とも言えます。
また、安い理由としては直行便のイベリアやデルタに寄り付いたTAMに対抗しているのかもしれません。リスボン経由となると少し見劣りがするかもしれず、その分を安さでカバーしているのかもしれません。大都市であるバルセロナ発で安く売ればすぐに需要が埋まるという考えなのかもしれません。
最後に
日本発券にこだわり、日本発券の欧州までエコノミー有償で行った挙句、そこからビジネスクラスでトータルのPP/FOP単価を安く見せることもできますが、実効性はどうかと考えてしまいます。
今回のルートはビジネスクラスとしてはかなり強いので、このルートにくっつけるルートは特典であればコスト削減、有償でも安いビジネスをつなげれば、最速上級会員と快適で安価なビジネスクラスフライトが待っていると言えます。
欧州経由の南米もこれからは当たり前となり、実はお得という時代が来るかもしれません。