おそらく、ビジネスクラスとしては世界最も低いプレミアムポイント単価のルートがありましたので、まとめてみました。
TAPポルトガル航空 モスクワ=カサブランカ片道
来年の3月にて試算してみました。
旅程
3月12日夕方5時にモスクワ・ドモジェドヴォ空港出発し、リスボンには19:55に到着します。所要時間は5時間55分となります。
リスボンでは13時間の乗り継ぎ待ちとなります。市内のホテルに滞在し、新鮮なシーフード料理が楽しめそうです。
翌朝9:15に出発し、モロッコのカサブランカ・ムハンマド5世国際空港には11:35に到着します。所要時間は80分となります。
機材はナローボティー機のみ構成となり、インターヨーロッパの雰囲気ですが、距離はトータル2,820マイルと東京=バンコク級の距離です。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 約21,115円
予約クラス Jクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 4,471PP
PP単価 4.73円/PP
なんと片道ながら、PP単価は4円台となります。ちなみに往復にすると4.8万円台であり、往復の方が単価は高いと言う不思議なこととなっています。
モスクワに二度行くのは日本人的には難易度が高そうであり、片道で抜けた方がベストかもしれません。
このチケットどう利用する
モスクワからカサブランカと何とも日本人には無縁そうですが、利用の仕方によっては活用もできそうです。
現在はまだ就航していませんが、ANAではDME(モスクワ・ドモジェドヴォ空港)への羽田からの直行便を予定しており、その時刻表は羽田を8:40に出発し、モスクワには13:10に到着します。機材はボーイング767-300ERとちょっと古く、乗り継ぎ時間は6時間45分と長いですが、eチケットなどにすると乗り継ぎで抜けられそうです。
ANAのスターアライアンス世界一周特典航空券にて、HND-DME、地上の交通利用、CMN-YULまたは欧州から大西洋横断とつなげて、全体のマイル数を削減するのに役立ちそうです。
カサブランカからモロッコ北部までは高速鉄道が開業しており、北部まで移動して、ジブラルタル海峡を高速フェリーで渡って、スペインに入り、欧州を巡ると言うのも良いかもしれません。
最後に
PP単価4円台という驚異のビジネスクラスですが、モスクワとカサブランカというちょっと不思議なルートで日本人には使いにくいかもしれません。しかし、モスクワ就航便との接続をするなどすれば、活路もあります。
早く、こうしたルートが活用できる日が来ることを期待しつつ、色々なルートを調べて、実現性を妄想するのは絶やさない方が良いのかもしれません。