インド西部のアフマダーバード(AMD)発券のシンガポールビジネスクラスが安いのは有名ですが、アメリカ行きで且つ、シンガポール、さらにその先でストップオーバーできて安いためまとめてみました。
シンガポール航空 アフダマーバード発北米行きビジネスクラス片道
ストップオーバーで休暇を有効活用
今回は2つのルートをまとめてみました。インド発と言うことで、シンガポールで一度ストップオーバーし、翌月に旅程を再開するルートとしてみました。
こうすることで、
日本からインドまで特典ビジネス
アフダマーバードからシンガポールまでは今回のチケットを利用
シンガポールから日本まではSINorKUL発券往路を利用
日本からシンガポールまではSINorKUL発券復路を利用
シンガポールから北米までは今回のチケットを利用
のルートが可能です。
ムンバイやデリーからアフダマーバードまでは、スターアライアンスであればエアインディアを利用したいところですが、同日乗り継ぎするには、ゴーエアやインディゴを利用する方が安上がりで良いかもしれません。
日本の空港ではいずれも乗り継ぎ時間は旅行ですが、何があるかわからないインドの空港ではリスクを回避し、1泊滞在するのも良いかもしれません。
東南アジア旅行と北米旅行を分割して楽しむことができるため、短期間の休暇と夏休みなどの長期休暇を活用して、優雅にプレミアムポイントを貯めることも可能です。
世界最長ノンストップフライトルート
世界最長ノンストップフライトと言えば、シンガポール=ニューアーク間のSQ21/22便であり、その距離は15,344kmです。同ルートはA350-900ULRという超長距離フライト用に利用されるレアな機体で運航されています。そのため、マイラーや飛行機好きには一度は乗ってみたいフライトでもあります。
シンガポール航空最長フライトルート
シンガポール航空で一番長いフライトと言えばSQ21/22便と思いがちですが、SQ52便(シンガポール=マンチェスター=ヒューストン)となります。寄港しますが、その総距離は18,545kmとはるかに長い飛行距離となり、ワールドトップ5であります。ちなみに世界一長いフライトはNZ1便(ロンドン=ロサンゼルス=オークランド)であります。合計区間距離で比較すると19,248kmとSQ52便と700kmほどの違いであり、エクストリームな世界であります。
運賃・予約クラス
運賃はどちらのルートも約172,133円
予約クラスはどちらも全区間Dクラス
(ANAマイルでは125%積算、各区間搭乗ポイント400PP付与※)
※SQ52便はマンチェスターを経由しますが、区間マイルはSIN=IAHダイレクトで積算されます。
プレミアムポイント
ニューアーク 16,439PP(PP単価10.80円/PP)
ヒューストン 15,945PP(PP単価10.47円/PP)
シンガポールのビジネスクラスで大陸間フライトとしては(2大陸間跨いでしまいますが)、PP単価10円はなかなか魅力的と言えます。
マンチェスターでストップオーバーしてセミ世界一周に
SQ52便はマンチェスターを90分の滞在で再び離陸します。しかし、折角マンチェスターまで来て、機内だけでは味気ないので、マンチェスターに3日滞在した場合の旅程と運賃は下記のとおりです。
運賃 約199,978円
予約クラスはどちらも全区間Dクラス
プレミアムポイント 18,832PP
PP単価 10.62円/PP
同じ予約クラスですが、イギリスでは空港税(特にビジネスは累進)が高いため、割高になります。
一方で、同じ便名ですが日にちが違うため、別なフライトとなります。
そのため、SIN=MAN,MAN-IAHのそれぞれの区間マイル125%積算されるほか、搭乗ポイントもそれぞれ積算されるため、PP単価は直行便と同水準です。
こうなると、冒頭記載したとおりの方法を利用し、シンガポールで観光し、マンチェスターで観光、さらにヒューストンで観光するのも良いかもしれません。
ヒューストンからホノルルまではエコノミーは5万円以下で購入可能であり、ホノルルからはマイルで発券をして、日本に戻ると言う世界一周もできてしまうかもしれません。
最後の特典航空券はANAの場合、往復での発券となるため、再びホノルルまたは北米に行く必要がある(ちょっと贅沢)ものの、ホノルルループを繰り返すのも面白いかもしれません。
最後に
アフダマーバードからシンガポールで途中降機せず、成田で途中降機し、ロサンゼルスに向かう場合は24万円ほどかかり、高めです。
A350-900のオペレーションコストが安いためか、上記のような運賃が実現できているとも言えます。ビジネスクラスの運賃が上昇傾向にある中、長距離フライトが安いのは世界中を旅したい人には重宝されるルートであります。