鹿児島市内に2023年に開業したシェラトン鹿児島のスイートルームに滞在してみましたのでお伝えします。
ロケーション
同ホテルはキラメキテラスと言う、複合施設エリアに位置しています。一般的には商業施設メインのようでありますが、同エリアは病院やヘルスケアホスピタルなどの厚生労働省の補助で何とかなりそうな中にホテルはあります。
同エリア内にはスーパー(COOP)もあるので安価で食べ物やお酒を確保できます。
ホテルの隣には鹿児島路面電車発祥の地である鹿児島市交通局新武之橋変電所があります。
鹿児島中央駅からは1.8km程あり、途中に公園を突っ切ったりしながら20分弱で到着します。もちろん、鹿児島中央駅前にあるバスターミナルからシェラトン専用のシャトルバスがあるので、そちらを利用する方がベストと言えます。チェックアウト時間はコントロールしないと行けませんが。
日本とUSの国旗掲揚があったりとそれなりの格が確保されているホテルといえます。車寄せもきちんとあります。地下車寄せはなかったかと思います。
レセプション自体はホテルの規模もあるので、大きなコートヤードという感じもしますが、エレベーターホールまで行く途中にある大吹き抜けのロビーは同ホテルのアイコンとも言えるぐらいの場所でした。鹿児島という街だから、実現できたスペースかもしれません。
ホテル内施設
ホテルは19階建てであり、基本的にはホテル施設で1-19Fまで占有しています。低層階はボールルームや会議室やレストラン、そして、温泉やフィットネスが集約されております。
そして、高層階は客室ですが、最上階はレストランとバー、そしてのワンフロア下の18階はシェラトンクラブと言うクラブラウンジがあります。
5Fにはシェラトン・フィットネスと言うジムがあります。シエラトンのフィットネスと言うとホテルとは独立しており、高額な年会費の高級なフィットネスクラブと言う印象がありますが、鹿児島は特に受付スタッフがいたりすることはなく、24時間無人営業でした。アクセスはルームキーで開錠でのアクセスとなります。
基本的にはカーディオト・レーニングマシンがメインであり、筋トレはダンベルで自主的に行う感じでした。真新しいのでとても気持ちいい施設でした。
同フロアにある温泉は後述します。
桜島スイートレビュー
リビングルーム
今回はクラブフロアの1F下の17階でした。扉を開けるといきなり、部屋は広がらず、一折れあるスイートらしい演出といえます。日本らしくウッディーであります。
ドアの横にはシューズクローゼットとなりそうなクローゼットがあります。荷物軽減旅行なので、シューズはジム以外のシューズはありません。
まずはリビングであります。やっぱり広さであります。そして、コートヤードでは体感できないの質材の家具やカーペット、アートであります。
リビングエリアは足を伸ばし切って横になっても絶対に縮むことがない広さであります。窓も大きく、くるぶしより少し上くらいのところまで窓が広がる大きな窓であります。
テレビはシャープ製であり、ネット系のアプリはそのまま利用できるので便利であります。
エントランス最寄りにはトイレがあり、緊急事態宣言を発呼しても、自部屋に戻ってすぐにアクセスできるので、大惨事は回避できそうです。まあ、ホテルのロビー階にもハプリックトイレはあるので、そちらの方が安牌ではありますが。
スイートルームの広さを誇示するような家具とオブジェであります。この家具自体収納はなく、飾りとおそらく消臭ぐらいの効果しかないようです。こうした、無駄なスペースもスイートならではと言えます。
ミニバーやケトルやグラスが集中するキャビネットであります。スイートだけあり、広々としてします。オブジェがあるのがシェラトンらしいと言う気もします。
さてさて、扉を開けてミニバーをみてみます。これぐらいスイートだとタダだと思いましたが、いずれも有料で良いお値段でした。冷蔵庫は温度調節はできませんが、そこそこ冷える冷蔵庫でした。
グラスもステム付きのワイングラスがあったりと格の違いあるようです。
コーヒーは苦手なので手をつけることはありませんが、エスプレッソとか飲めそうであります。
ダイニングテーブルでありますが、パソコンで作業するエリアでした。パソコンを変えてから8時間ぐらいは無充電で作業できるので近くにコンセントはなくても十分でした。
部屋から出ると自動でレースシェードが下がる仕様になっているようであり、部屋に戻ってくるとシェードが下がっていて驚きでした。せっかくの景色なのでレースシェードをフルオープンにします。
ベッドルーム
1泊では勿体無いくらいのベッドルームであります。今回はスイートにアップグレードしましたが、チェックアウトは正午と言うことであり、なかなか時間の使い方が難しい感じでした。一応、ベッドでは寝落ちましたが、あっという間の朝でした。
ホテル幹部からのグリーティングであります。パースのホテル滞在では有りのままの手描き感がありましたが、こちらは結構綺麗な筆跡であります。ホテルは早めに確保すると、こうしたグリーティングもあると言うことでもあります。
ベッドルームからの景色であります。窓側のテーブルがパソコン作業にはベストと言えます。
このテーブルは高さを調整できます。また、電源が近いので長時間のパソコン作業にも耐えられそうです。
クローゼットは余裕の広さです。こんなにスペースは必要がない、貧乏人の旅行でありますが。
スイートルームだけあり、窓関連は全て電動であります。また、ルーム不在時にはレースシェードが自動でしまったりしているため、冷暖房効率も高めているようです。
そして、電源関連ではUSB-CとAがあり、USB-Cのみにしている方にも便利と言えます。
桜島ピュー
そして、窓からの景色であります。桜島スイートの名に劣ることのない桜島ビューであります。城山ホテルか同ホテルかと言うぐらいであります。写真は夜明け前の写真ですが、チェックインからチェックアウトまで桜島ビューでした。当たり前ですが。
ウェットルーム
続いては水回りであります。チェックイン時はオープンでしたが、ベッドルームと完全にシャットダウンもできます。なんとなく和風な格子であります。
スイートらしく、二つの洗面がついています。大理石と豪華なライティングがシェラトンのプライドを感じてしまいます。まあ、貧乏性なのか片方しか使いませんでしたが。
そして、セカンド・トイレはバスルームにもあります。こちらは全面大理石張りであり、海外のホテルにも錯覚します。ただ、日本品質なので、流すボタンからウォッシュレットはすべて高級なリモコンでした。
そして、消臭な炭のオブジェクトがさらりと置いていました。これにインスピレーションされ、自宅のトイレにも炭素材のオブシェを密林で購入してしまいました。
アメニティに関してはフルスペックでした。スリッパ修行はプレミアムクラスのような紺色のスリッパでは温泉に行けますが、白いスリッパは自室内のみというところでありました。
まあ、湯上がりは靴下や靴フリーがもっとも快適なのでスリッパ解放はベストと言えます。
ただ、館内着やガウンでは温泉アクセスは不可でした。フェアフィールドとかはコインランドリーまで管内着でアクセスしてしまいますが、シェラトンはそうは行かないようです。当然ですが、同ホテルにはコインランドリーはありませんでした。
大理石尽くしのバスルームであります。とは言え、温泉が素晴らしすぎで利用することはありませんでした。うんー勿体無い。
バスタブも立派であります。まあ、これがナトリウム塩化物泉の温泉が出てくるとチェックアウト間際は入浴していたかもしれませんが、利用しませんでした。年末スペシャルと言うことで。
クラブ・シェラトン
シェラトンとなるとクラブラウンジというかクラブ・シェラトンの利用であります。18階のエレベータホールは少し他のフロアとは異なるデザインでした。
日本はプラチナ会員が多いのか、三交代制で最も遅い時間にアクセスしました。開始時間ギリギリまで準備をしており、遅延も早期オープンもなく、三交代制がスタートします。カートキーをかざすではなく、コンシェルジュデスクみたいなところで有人検札でありました。
食事は個別のようにワンプレートで提供されるものではなく、任意で食べたいものは食べられる形式でした。ラウンジオープン時は殺到しますが、15分ぐらいするとあたりがつくのか静かになります。
白ワインは2種類と複数あります。もちろん泡もあります。その他のハードリカーも当然あります。和のものも当然ありました。国内のシェラトンとしては良いのかもしれません。
ラウンジから退散する時は食事終了のに札をむけて退散となります。まあ、カクテルタイムなので飲み主体でありますが、つまみでお腹いっぱいというのも微妙であります。
糖質系の揚げ物も多いですが、野菜系のおつまみやタンパク質も結構あるので、自分の体に合ったものを選択できます。
シェラトンのSマークと西郷どんの刻印がされたさつま揚げがありました。魚肉タンパク質なので、体には良さそうですが、食べ過ぎは禁物であります。
国内のシェラトンと比較すると良さそうでありますが、今後とはどうなるのか誰か知っているかもしれません。
温泉
同ホテルで一番の関心事である温泉であります。ドーミーインのように○○温泉何とかの湯とか名称はなく、温泉(Onsen)であります。エステの受付と同じであり、広いカウンターであります。
男女の湯の間には足湯が設置されています。目の前にフルの温泉があるのに足湯は使われないケースが想起されますが、長期滞在とかでは、読書のついでに足湯、ブログ作成のついでに足湯とかはありえると言えます。
足湯自体の温泉も温泉の色をしており、これはこれで良い時間を過ごせると言えます。サウナと水風呂をどっぷりな自分にはちょっとではありますが、時間に余裕があると足湯でまったりは楽しそうであります。
同ホテルホームページより
ホームページでは内湯と外気湯の構成であり、ビジホに近いのかなと思うと内湯と外気湯以外にも、きちんとサウナやそれに呼応した水風呂がありました。サウナは熱風ではないものの、汗は8分ぐらいでしたたり、なかなかでした。
水風呂もかなり冷たいので、燃料棒を冷却する感覚であります。再度リアクターが繰り返そうであります。
温泉自体の線質は日本独特なのか不明ですが、日本の海岸線沿いによくあるナトリウム塩化物泉であります。神戸ベイシェラトンや函館・湯の川温泉や全国各地の海岸沿いにはよくある泉質ではありますが、温まりとしばらくは肌がすべすべになるのは良いと言えます。温泉は何につけても良いですね。
朝食-デイリーソーシャル
シェラトンクラブでの朝食は4階のレストラン・デイリーソーシャルでした。ここはブッフェ形式であり、夜はブッフェ・デイナーが堪能できるところでもあります。シェラトンラウンジを利用する代わりに追加で3,000円ぐらい課金して同レストランを利用できますが、人気なのか当日予約はできませんでした。うーん不満足であります。
そして、朝にリベンジで行くと受付前に大量の着席があります。これは時間がかかるサインであります。一度部屋に戻り30分後にアクセスできますが、そこからもモゴモゴとしており、45分くらいはかかります。
多少、気分転換に外の外気を吸いに行きます。良い季節はオープテラスで朝食がぴったりかもしれません。
地のものの野菜や味噌汁(九州チックな甘い)や鶏飯、カレーなど色々とありました。ただ、卵即席は自席まで運んでくれると言う事でしたが、かなり遅く、最後に口に入れる品がオムレツとなってしまいました。
このあたりは開業間際でオペレーションが慣れいいないということで、放念とします。残念。
最後に
持て余していたスイートナイトアワードを行使して、早々にスイートにアップグレードしましたが、チェックアウト時間は通常、朝食は激混みで出直し、さらにチェックアウトでは大した内容でないことでやり取りするゲストにより、10分くらい待たされるという感じでした。
新規開業なのでオペが慣れていないとは言え、わざわざ鹿児島まで行く必要性を感じてしまいました。かなりのペインポイントがあった滞在でした。今後はあまり行かないかもしれません。