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リモワと聞いてスーツケースから違うものが頭に浮かぶ時代

リモワ

リモワというと旅行好きの人にはスーツケースがまず頭に浮かびますが、COVID19のせいでそれが変化しており、リモワ時代の効率を含めた方法を考えてみました。

リモワ

リモワ(RIMOWA)と言えば、ドイツのスーツーケースメーカーであり、2017年にはルイヴィトンやウブロ、ドン・ペリニオンなど高級なブランドのコングロマリットの傘下となり、それまでの質実剛健なイメージに加えて、豪華なコラボも増えており、賛否両論はあるものの高品質、高価は維持しているようです。

現在でもGoogleで検索すると数ページまで行ってもスーツケースに関するページや記事にたどり着くこととなります。

一方、ツイッターで検索するとリモートワークの省略形としてリモワがほとんどであり、コロナチェンジの一つかもしれません。

リモートワークとは

リモートワーク

リモートワークとは遠隔勤務が一番ピッタリな意味と言えます。職場の環境を遠隔地でも実現することを言い、VPN(ヴァーチャル・プライベート・ネットワーク)とリモートデスクトップ(会社の自席のPC等が遠隔地で操作と視認が可能)の組み合わせにより、利用されるのが多いのかもしれません。

テレワークとという言い方もありますが、昨今の人が集まる場所の回避と情報セキュリティの観点からするいずれも在宅勤務としてとらえられているかもしれません。

リモートワークの定義は広く、シンクライアント的な利用形態もあれば、そもそも会社支給のPCを自宅など含め、色々な場所で利用する形態もあります。

また、利用するデバイスもパソコンからタブレット、そしてスマートフォンと様々であり、TPOに応じて使い分けることが可能な企業もあります。

個人的には東日本大震災以前から利用しており、外出や出張の合間に活用することにより、帰社・帰宅前に残務持ち越しなしで活用していました。

新型コロナ禍が始まる以前の幸せな時代は週末に南半球までマイル修行をすることもあり、そうした週末でも仕事の処理が必要な場合はリモート接続に切り替えて利用できたので、便利そのものでした。

新型コロナ禍が始まり、2月頭ぐらいからリモワ(ただし自宅ですが)のシーンが多くなっています。

リモートワークの限界

そもそもの限界

リモートワークを国や地方自治体は推奨していますが、当然それをできない職種も多く、できる職種でもやはり外出しないといけないケースもあります。

こうしたできない人向けにもサポート(できる人は全面的にリモートワーク、通勤電車を回避できるよう事業所近辺の宿泊施設を利用できるよう国や自治体がサポート)が必要と思います。アメリカでは一流ホテルブランドが医療従事者に宿泊・休憩所として利用提供をしているところもあり、日本でも公に頼らずともそうした動きが出てくるといいと言えます。

技術的な限界

先述のとおり、リモートワークは色々なパターンがあります。会社で支給されるPCを持ち歩き、VPN接続等でアクセスして利用する形式もあれば、シンクライアント化し、自宅のPCにオフィスのPCを映し出すことが可能です。一方で接続中はインターネットアクセスができなく、画面コピーもできない形態もあります。

後者の方が情報セキュリティ上、漏洩リスクは少なく、採用している会社が多いかもしれません。オフィスPCのデスクトップアプリで完結するような仕事であれば、問題はありませんが、SaaSやクラウドといったインターネット経由で提供されるサービスを利用して業務を執行する場合は主にブラウザを利用して作業することが多くなります。

自宅からオフィスのPCまでのネット接続、さらにオフィスからクラウド等までのネット接続を考えるとダブルでネットワーク接続を利用することとなります。オフィスで作業する倍近い接続時間を要することなります。遅延により、カクカクもっさりとした動きとなり、使ものになりません。

また、ネットで情報を調べる場合も同様にイライラしてしまうケースもあります。セキュリティリスクを考えてインターネットへのアクセスの履歴や接続先を検知している企業も多く、さらに遅くなる可能性もあります。

社会全体の限界

外出自粛が続くと、屋内にいる人はスマホをいじり、動画をみたり、オンラインゲームをしたりする人が多いと言えます。実際にインターネット接続業者のジャンクションとも言えるIXでは2月と3月のトラフィックは15%程増加しており、通常のネット利用成長率よりも大きく増えており、社会全体の影響も大きいと言えます。

個人のインフラに依存

リモートワークの問題としては、その設備やインターネット接続の回線のインフラを個人に依存する点と言えます。

なかにはパソコンから回線まで企業負担するところもありますが、急激に新型コロナ感染が拡大し、そのあたりの線引きができないまま、リモワに突入しているケースもあるかもしれません。

プラットフォームは用意してもデバイスは個人の所有物を利用させているところも多いと思います。

日本人の8割が仮にリモートワークに切り替え、それをすべて会社がデバイスを提供するのはその製造元が中国になっていること多いほか、インテルをはじめとするCPUの在庫不足から考えると事実上無理です。

また、自宅に固定回線など定額のネット回線がないとスマホをテザリング利用するなどのケースもあり、アンリミテッドな契約でない場合、追加費用が発生することもあります。

また、自宅にいることで発生する電力利用料の負担はどうなるかということもあります。定期券の利用機会は減るものの、定期を解約しない場合は鉄道会社の儲けとなり、航空会社よりも鉄道の方が強いといった色々な問題もあります。

リモートワークを活用するには

リモートワーク

リモートワークをスムーズに利用するには会社と近い環境(サブディスプレイ、専用キーボードなど)にするのがベストかもしれません。デスクトップ処理では意外とアプリ間の移動が多く、デュアルディスプレイが重宝します。

個人的には記事作成にあたり、デュアルディスプレイを活用しており、不要な操作からの解放と計算間違いが少なく重宝しています。

また、リモートワーク用のCPUと自由なCPUを二つ持つというのも得策かもしれません。

先述のとおり、リモートワークオン状態では自宅のPCからリモート画面以外の通信は遮断されるケースも多いと思います。

そうした場合、ネット上で仕事に必要なことを検索しようとなるとオフィスにあるPC経由で検索することとなり、遅すぎで使い物となりません。

そうしたことを回避するためにもう一つ自由に検索できるCPUを確保しておくのも良いかもしれません。

corei7

それはもう一つ別のPCでも良いですし、タブレットやスマホでも良いですし、自宅のTVに挿して利用できるスティックPCでも良いと言えます。そうすることにより、ネット上で調べるという作業は格段にパワーアップすると言えます。

個人的には2年前に購入した15インチのPCが最近、常時ファンが回転しているほか、重いため、置き換えとマイル修行での軽量化を考えて2月末に6コアの7iを導入しました。すぐに置き換えと思っていたのですが、こうした事態なのでリモワは既存PC、新PCは自由検索用として配備しています。

最近はサプライチェーンが機能不全となっていることもあり、納期に時間がかかっているようで、即納PC記事が多くなっています。

最後に

リモートワークに初めて直面する方もいると思いますが、結構できることも多く、活用できる部分は大いに活用した方が良いと言えます。

そうでない職種もありますが、そうでない人のためにもできる人は積極的に取り込んで有効活用することで、全体で3密を回避するしか今はないかもしれません。 経営者や上司の方にも依存しますが、そうした人にも是非、改心してほしいところです。

リモワのスーツケースを引っ張って世界中に行ける時代が来ることを望みます。

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