大韓航空の羽田路線を金浦から搭乗してみましたので、お伝えします。
金浦空港でフライトを前倒し変更
当初は羽田に夜9時に到着するKE便に搭乗する予定でしたが、金浦空港への到着が早くなり、金浦空港のラウンジでゆったりできるとは言え、5時間近くもラウンジにいるのもさすがに退屈し、羽田から順当に帰宅しても22時過ぎになってしまうため、発券カウンターに行って変更をお願いしてみました。
KE709便羽田行きまで、まだ2時間ありますが、発券のスタッフの人は最後の一席なのか、慎重に発券をしていました。
こうして、何とか前倒しで帰国することができましたが、座席はエコノミーの真ん中のど真ん中の座席であります。
一応、スカイチーム・エリートプラスではありますが、さすがに満席に近い日で、フライトを繰り上げられただけでラッキーかもしれません。
搭乗
ラウンジは混んでいましたが、ゲートも混雑しています。機材はボーイング777-300型機(ERではない、短距離大量輸送用)でした。
37番あたりのゲートはANAで良く利用しましたが、スカイ・プライオリティ効果か、ANAと同じように右側から搭乗ができました。
B773のシート配列は3-3-3であり、その真ん中の真ん中であります。こうした席は飛行機に乗り始めてからも2-3回しかなく、ある意味、貴重な経験です。
着座すれば、真ん中と言うことで艦長席にちょっと感じます。
ボーイング777-300は今では中堅な機材ですが、シートコントローラーは新しく、USBポートもあります。
一度、リフレッシュされていると推察されます。
短距離路線ですが、機内販売や機内誌はたっぷりです。
この後、木更津上空まで熟睡
着座して、しばらくすると左右の座席は埋まります。何もすることがないため、目をつぶるとヘッドフォンは用意していませんでしたが、ノイズキャンセリングヘッドフォンが作動したかのように無音と言うか無記憶に。
離陸さえ無意識のまま、金浦空港を飛び立ち、日本海を横断していました。前日は、ビジネスクラスのフルフラットで結構寝たのですが、時差ボケなどで疲れていたのか、熟睡でした。
おかげで機内食など写真に納めることはできませんでしたが、これまでで最も時間を感じないソウル=東京線でした。
目が覚めると木更津上空であり、すでにベルトサインが点灯していました。リクライニングも倒さず寝てしまったため、何も指摘されずにそのまま到着です。
目が乾いてたまりませんでしたが、それ以外は快適であります。
到着前にフライトマップを見ると、韓国の航空会社だけあり、フライトマップでは日本海はEAST SEAと表示されていました。定刻通りにゲートに到着し、少し歩かされましたが、19時前にはモノレールに乗車できました。
帰国便は敢えて何もサービスを受けないのも良いかも
国際線での帰国便では、日本に戻る安心感から(場合によっては現実逃避したいために)もあり、機内では結構食べたり、飲んだりするケースも多く、ANAやJALのビジネスクラス以上では搭乗客のリクエストに極力答えてくれるため、結構食べ過ぎ、飲みすぎとなってしまうこともあります。
それはそれで嬉しいのですが、年を重ねると到着後、地上に降りて、帰宅するとそのツケが回ってくるのか、帰宅してから、だるさ100%になることが多く、動けなくなってしまうことがあります。
今回はソウルからの束の間の睡眠と断飲・断食でしたが、帰宅してから快適であり、帰宅後、平和に一献と食事ができました。
日本からのアウトバンドに際し、現地での活動を重視して、機内では絶食するパターンもありですが、何かと疲れが溜まった帰国便で絶食にして、わずかでも睡眠を確保するのは結構良いと改めて感じました。
最後に
一流であれば、機内で何も食べない・飲まないとか、仕事をするとかありますが、それはそれで良いでしょう。
一方で、航空会社は一流なサービスを目指して機内で厚いサービスを提供しており、そうしたサービスがどういうものなのか知見を深めるのも人としては前向きな行動であり、それも人としては好意を受け止めて、相手の気持ちを考えるのも一流かもしれません。
ただ、空腹なのに痩せ我慢して飲食をしないとか、必要以上に飲食するのは結局、自分が疲れるようであり、その時の気分に合わせるのがもっとも自然かもしれません。
折角の機内での時間ですので、選択肢はたくさんあり、それを選択するのは自分であり、好きにするのが最善の機内での過ごし方であるかなと改めて思いました。
でも、今回のフライトでファーストクラスにインボラされていたら、きっと一睡することなく、サービスを受けていただろうと思うのは、まだマイル修行が足りないのかもしれません。