マレーシア航空の台北とマニラ間ビジネスクラスがとても安く、沖縄経由との接続性を考えてみました。
ビジネスクラス台北=マニラ往復
旅程
今回は台風の影響を受けない、3月の初旬で想定してみました。
往路は3月2日土曜日の15:10に台北桃園空港を出発し、クアラルンプールには20:30に到着します。当日はクアラルンプールに滞在し、翌日の朝8:30にクアラルンプールを出発し、マニラには12:20に到着します。何かと気を遣うマニラよりもクアラルンプールでナイトを過ごせるのは良いと言えます。
復路は3月4日の夕方17:20にマニラを出発し、クアラルンプールには21:25に到着します。そして翌朝9:20に出発し、14:10に台北桃園空港に到着します。こちらもクアラルンプールでナイトを過ごすことができます。
運賃・予約クラス
今回はマレーシア航空のサイトでは検索不可のため、エクスペディアのサイトで検索してみました。運賃は63,150円であり、予約クラスはD,Zクラスであり、JALマイレージバンクではともに、125%加算となります。
積算マイル・FLY ON ポイント
積算マイル・FLY ON ポイントは下記の通りです。
フライト | 機材 | 区間マイル | 積算マイル | FOP | ||
3月2日 | TPE | KUL | A330 | 2,012 | 2,515 | 2,515 |
3月2日 | KUL | MNL | B738 | 1,300 | 1,625 | 1,625 |
3月4日 | MNL | KUL | B738 | 1,300 | 1,625 | 1,625 |
3月4日 | KUL | TPE | A330 | 2,012 | 2,515 | 2,515 |
合計 | 6,624 | 8,280 | 8,280 |
積算マイルは8,280マイルであり、FOPは8,280となります。FOP単価は7.63円/FOPとなります。過去に関西=シンガポール間のSQのビジネスクラスの運賃が7万円台で驚愕しましたが、それよりも下回りFOPは加算される驚愕ルートであります。
日本からのどんな接続にするか
こうしたビジネスでの魅力的な単価を享受するために、日本から台北までの接続をどのようにするのかがポイントと言えます。方法としてはJALの国際線で台北まで行くか、沖縄までJAL国内線を利用し、沖縄=台北間を同区間に就航しているフライトでつなぐ方法が考えられます。
JALの国際線で台北利用
日本発券での利用の場合、比較的割高と言えますが、羽田、中部、関西では往路の乗り継ぎは可能であり、復路ではJAL運航便では当日の乗り継ぎは厳しいと言えます。
沖縄まで国内線のJALを利用し、沖縄=台北ルートを活用
まず、沖縄と台北間のフライトを整理すると下記のキャリアが就航しています。
エバー航空
チャイナエアライン
タイガーエアー
ピーチ
バニラエア
が就航しており、往路は各航空会社が利用できそうですが、復路はタイガーエアーかピーチが候補となります。スケジュールは日々変わる可能性があるため、興味のある方は確認してみてください。
LCCであれば、往復1万円程度往復が可能なため、日本と台北間の国際線の距離と搭乗倍率と東京と沖縄の国内線の搭乗倍率を考えると後者の方が魅力的に感じます。
また、国内線区間を海外発券の接続区区間としてジョイントすれば、運賃は低減するため、メリットはさらに拡大します。
ただし、問題はLCC区間の定時運行性や沖縄での宿泊費がかかる点であります。タイガーエアーは国際線ターミナルから出発のため、国内線ターミナルから歩いても移動できますが、ピーチは貨物船ターミナルのため、バスのみでの移動が必須となります。そのため、時間が必要以上にかかるほか、欠航時など対応も検討する必要があります。
余裕を持てばかなり安心なルート
日程にある程度余裕を持てば、格安で行けるルートとなり、時間に余裕がある期間を活用して、修行すると安上がりになるといえます。時間がない人は別のルートでの検討をせざるを得ないと言えます。
最後に
マレーシア航空は日本だけでなく、アジア各国でビジネスクラスのセールをしており、貴重な存在と言えます。台北発券のマニラ往復は直行便と比較すると倍近い距離を飛行することとなりますが、それをしてもコストとしては魅力であります。飛行時間がかかることを逆手に取り、楽しむのも一つかもしれません。