マレーシア航空のビジネスクラスのセール状況について、2020年前半を確認し、2020年も同社のビジネスクラスでマイル修行ができるか考察してみました。
マレーシア航空のビジネススイート
マレーシア航空はA350-900に設置されているファーストクラスを2018年12月12日より、ビジネススイートに変更しています。
予約クラスはPクラスであり、JALマイレージバンクでは150%積算となっています。値差はプロモ運賃のビジネスと比較すると倍くらいするためコスパは良くないと言えますが、ファーストクラスよりは安価であり、利用する価値はあるかもしれません。
A350-900では最前列の4席のみと最高の空間が待っています。
ビジネスクラスについては1-2-1と1-2-2の繰り返される配列のスタッガードタイプですが、1列しかないA席と反対側のK列の一人席がベストシートです。K列の一人シートはA350-900では4席しかないため、確保が厳しいかもしれません。
ビジネスクラス 成田=デンパサール往復
今回は2020年のゴールデンウィーク前の4月の週末に弾丸往復する旅程で試算してみました。
旅程
往路は4月9日に成田を22:30に出発します。成田空港の発着時間延長の恩恵なのか、都内で仕事を終えても間に合いそうな出発時間です。
クアラルンプールには早朝5時前に到着します。次のフライトは15時であり、クアラルンプール市内に出て観光をしても良いですし、同社のゴールデンラウンジで仮眠をしても良いですし、色々と選択肢はありそうです。デンパサールには18:30に到着します。
復路は4月12日に未明の1時過ぎにバリを出発し、クアラルンプールには朝4時過ぎに到着します。5時間超の乗り継ぎで成田に向かい、成田には同日18:05に到着します。
成田を出発したのが木曜日の夜であり、金曜日、土曜日、日曜日でマイル修行が完結するかたちとなりました。
機材は成田とクアラルンプール間は往復ともに最新のビジネスクラスシートのA350-900、クアラルンプールとバリ間は往復ともにボーイング737型機となります。
運賃・予約クラス・FLYONポイント
運賃・予約クラス・FLYONポイントは下記のとおりです。
運賃 118,260円
予約クラス Zクラス(125%加算)
FLYONポイント 11,440FOP
FOP単価 10.34円/FOP
単価は10円を下回れないものの、10円に近い単価であり、日本発でほぼ3日間で完結するマイル修行としては、なかなかかもしれません。
機材についても一番過ごす時間が長い、成田⇔クアラルンプール間では最新のA350-900であるため快適と言えます。
マレーシア航空でマイル修行はいつまで可能か
一部報道によれば、関係筋の話としてマレーシア航空にエールフランスKLMが同社の49%取得提示、一方でJALは25%取得を提示していると言うことです。
マレーシア航空の経営再建にJALが手を挙げるのは以前から囁かれていましたが、エールフランスKLMが約過半数の取得提示をし、それが実現すると状況は変化するかもしれません。
エールフランスKLMはスカイチームの主要メンバーであり、マレーシア航空がワンワールドを脱退し、スカイチームに加盟する可能性も出できます。ワンワールド加盟以前は現在のデルタの前身であるノースウェスト時代には当時のマイレージプログラムであるワールドパークスとも提携していたことあります。
ワンワールド脱退となると日本路線のコードシェア状況も前時代に戻ったりすると面白ことになりそうですが、どうなるか注目したいところです。
最後に
今回は2020年4月断面でのマイル修行を試算してみました。ビジネスクラスとしては単価はほぼ10円であるほか、日程がコンパクトにまとめられそうです。
また、マレーシア航空のアライアンスの動向は不安材料となりますが、アライアンスを移行する場合は1年スパンで移行するため、2020年のマイル修行ではFOPの積算はできそうです。