関西空港でのラウンジ利用やプライオリティパスを利用したラウンジ活用法などをまとめてみました。
関西空港のターミナル一覧
関西空港にあるターミナルの一覧は以下の通りです。
ターミナル1
ターミナル2
いずれも、国内線と国際線が就航していますが、国内線についてはPeach以外の出発と到着はターミナル1 となっています。
国際線についてはすべてのPeachとチェジュ航空、一部の春秋航空便はターミナル2であります。それ以外の航空会社はターミナル1の出発と到着となります。
ターミナル2にはラウンジがないのでプライオリティパスを持っていてLCCを利用する場合には航空会社選びがポイントとなりそうです。
国内線と国際線の乗り継ぎの動線
関西空港のターミナル1は国内線と国際線はそれぞれ出国、入国ともに一つずつに集約されています。成田空港では国内線から国際線に乗り継ぐためのルートがありますが、それがなく、羽田や成田と違ってPeachを除くと実質、一つのターミナルで国内線と国際線がひしめく状態であります。
そのため、国内線から国際線に乗り継ぐ場合は、一度1階の国内線到着出口から4階の国際線出発フロアまで上がり、保安検査場通過→出国審査という流れになります。
羽田と成田を除くと日本の空港はだいたいそのようなつくりであり、福岡や新千歳や博多のようにターミナルが分かれていない分、移動しなくて便利ということもありますが、そこは巨大な関西空港であり、フルサービスキャリアからLCCまで色々な客層がいるので、混雑が発生するとそれに拍車がかかるようです。
関空からの国際線利用は余裕を持った方が良いといえます。
関西空港のラウンジ一覧
先述の通り、関西空港ではラウンジがあるのはターミナル1のみであり、国内線と国際線、さらにターミナルではない場所にもラウンジがあります。国内線と国際線に分けて整理してみます。
ターミナルでない場所
KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA(エアロプラザ2階)
ターミナル1
国内線
LOUNGE KANSAI
国際線
KIXエアサイドラウンジ
KIXノースラウンジ
飛鳥
ANA LOUNGE
JALラウンジ
KALラウンジ
カードメンバーズラウンジ 「六甲」
カードメンバーズラウンジ 「金剛」
カードメンバーズラウンジ 「アネックス六甲」
ターミナル1のラウンジはすべて国内線、国際線いずれにもついても保安検査場通過後(国際線は出国審査も通過後)に設置されています。
そのため、飛行機に搭乗することが前提となっています。また、国際線ではカードメンバーズラウンジ以外は航空会社からのインビテーションでアクセスできるラウンジとなっています。
基本的にはスターアライアンス便搭乗ではANAラウンジ、ワンワールド便搭乗ではサクララウンジ、スカイチーム便搭乗ではKALラウンジ利用となる感じはありますが、アライアンス加盟の航空会社であっても、例外はあり、KIXエアサイドラウンジ利用の招待券を配られたりするケースもあります。
また、カードメンバーズラウンジは国内発行の各社のクレジットカードを保有していたり、プライオリティパスを持っていたりすればアクセスできるので、難易度は低いのですが、その分、アルコールは有料だったり、ホットミールがなかったりするケースがあります。
アルコール提供やホットミール提供の航空会社ラウンジはやはり、憧れるところですが、上級会員かつ加盟しているアライアンスのフライト利用でないとアクセス不可という敷居の高さがあります。ANAダイヤモンド会員でもチャイナエアラインのエコノミー利用の場合は容赦なくANAラウンジを利用できません。スカイチームでエリート資格を持っていればそれはできるのでしょうが、なければベンチで待機となってしまいます。
まあ、スカイチームのエリート資格についてはデルタ・スカイマイルはステーチスマッチ制度があり、過去にステータスマッチをしたことがなければ3ヶ月間だけエリート資格を持てるので、ステータスマッチでスカイマイルのメダリオン資格を暫定的に保有していればチャイナエアラインのエコノミーでもラウンジ利用はできると言えます。
以前、ステータスマッチに挑戦した際、二度申請して時間がかかったりしたケースがあり、出発間際だと間に合わない可能性もあります。
プライオリティパスの活用法
以上のように関西空港はいろいろな種類のラウンジが多くあります。そして、このうちのいくつかはプライオリティパスでも利用できます。また、プライオリティパスではラウンジ以外にもレストランやフードコートも利用できます。そうした利用できるラウンジ・レストランの一覧は以下の通りです。
ターミナルでない場所
KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA(エアロプラザ2階)
ターミナル1
国内線
ぼてぢゅう 1946
国際線
ANA Lounge
カードメンバーズラウンジ 「六甲」
カードメンバーズラウンジ 「金剛」
カードメンバーズラウンジ 「アネックス六甲」
カフェラウンジ NODOKA以外はいずれも、保安検査場通過後のセキュリティエリアにあります。ここが大きなポイントと言えます。国際線の搭乗券では国内線のセキュリティエリアには入れなく、逆もまたしかりであります。
そのため、台湾に行く前にぼてじゅうでお好み焼きを食べたいと思っても無理であります。プライオリティパスのサイトにも国内線利用のみとはっきりと記載されています。
成田空港や中部国際空港では保安検査場手前の一般エリアにあるので、国際線や国内線問わず、搭乗券があれば利用できる形となっています。
以前は関西空港でもぼてじゅうは保安検査場手前に店舗がありましたが、ターミナルリニューアルに伴い、セキュリティエリアに移動してしまったため、国際線搭乗ではそれができなくなってしまいました。
プライオリティパスを保有しているのであれば、国際線出国審査後エリアにあるANAラウンジの方が良いかもしれません。オリジナルカレーやアルコールも好きなだけとることができます。
また、一般エリアではターミナルから少し離れますが、ラウンジNODOKAではプライオリティパスの特典として、最長3時間ではあるものの無料で利用できるほか、以下の3つのうちから一つを選択できます。
次の3つの中から、2つを無料でご利用になれます
(A)アラカルトメニューから食事を1品
(B)大人1人につき缶ビール2本
(C)40分間のシャワーの利用(バスタオルの利用は別途料金発生)
シャワーを浴びて仮眠して、スッキリしてから国際線エリアのANAラウンジで飲み食いというのもアリかもしれません。
最後に
羽田への国際線シフトが成田空港からだけでなく、関西空港やセントレアからもシフトしてしまい、関西空港から東アジアに行こうとした際にJALやANAなどの日系航空会社利用しようとするとわざわざ羽田まで行かないととなってしまいます。
一方で安くて早いLCCや直行便のあるフルサービスキャリアを利用しようとなるとラウンジ利用などの上級会員特典を使えないケースもあります。
プライオリティパスを保有していたりするとある程度ラウンジを利用する航空会社に縛られなくラウンジが利用できたりします。
また、時間的に余裕があるのであれば、ステータスマッチを活用して、束の間の違うアライアンスの上級会員となり、それを活用する方法もあるかもしれません。