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【JR東海 完乗】武豊線 半田赤レンガ建物

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JR東海の塗りつぶしにて、武豊線に乗車しましたので、お伝えします。

武豊線

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武豊線の概要は下記のとおりです。

所在都道府県 愛知県

開業  1886年3月1日

起点駅:大府駅 終点駅:武豊駅

路線距離 19.3km

駅数 10駅

終点の武豊駅がある武豊町は中部国際空港のある常滑市のお隣であり、直線距離では中部国際空港も近いのですが、武豊駅から空港に行こうとすると隣の半田市から路線バスを乗り継ぐか名古屋鉄道の太田川駅で乗り継ぐこととなります。

スタートは金山駅から

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武豊線は東海道本線の大府駅と武豊間を結ぶ単線路線でありますが、朝夕の通勤時間帯には区間快速が名古屋に直通しています。

今回は金山にあるホテルに滞在する予定があり、一度チェックインして身軽になってから、金山駅から区間快速に乗ることとなりました。

ホテルの反対側の北口はショッピングモールがあり、結構賑わっていました。完乗修行を終え、ホテルの部屋で飲むものも成城石井があり、こちら側で調達しました。

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東海道線に紛れて武豊行きの区間快速(Semi Rapid)が来ます。車両は関東では姿を見ることがなくなり、群馬や長野で見る213系4両です。

4両とキャパ不足なのか東海道本線内は結構混んでいたりします。

武豊線に入ると

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大府駅に到着します。名古屋始発の武豊線直通なのであまり降りないかと思うと結構降りてしまいます。好みの座席(窓側や向かい合わせでないシート)に移る人が目立ちます。

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いよいよ武豊線内に入ります。武豊線は単線であり、交換の列車も多く見かけます。駅間距離も比較的短い路線であり、駅を重ねるごとに乗客は着実に減っていきます。

景色を振り返ると、工場と送電線が目立つ平地が印象的であり、退屈なようでもあますが、全国的に数少ない車窓かもしれません。

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半田駅まで来るとかなりガラガラです。転換クロスシートは関東では京急のような印象を与えます。

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半田駅です。ホームがとてもレトロな感じを醸し出しています。この後、東成岩(ひがしならわ)に到着の後、終点の武豊に到着となります。

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金山駅から小一時間で終点の武豊駅に到着です。今日は夕修行であったため、到着するとあたりは真っ暗です。デジカメの感度とフラッシュ頼みの撮影です。

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終着駅にはつきものの車止めマークが見えます。完乗の旅をするとこのマークが自ずと探してしまいます。

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改札を出てみます。武豊駅は交通系ICで改札通過ができるので楽チンです。昭和な駅舎に平成デザインを厚化粧した感じにも見えます。

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駅前には銅像があり、調べてみると高橋煕氏の銅像です。昭和28年の台風の際に、鉄道員であった同氏が命をかけて、水没した線路に向かってくる列車に対して、発煙筒のようなもの振りかざして、これ以上進むことを抑止したことで列車は救ったものの、殉職となってしまったという同地の偉人のようです。

半田駅で寄り道

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今回はあっという間に武豊線の完乗が終わったため、少し寄り道をしてみることに。同路線でも大きな街の半田駅で武豊駅からの折り返しとして、途中下車をしてみます。

こんな時勢なので夜な夜なオープンしているところは少なく、ブログにするような撮れ高となると夜景かライトアップと絞られます。

半田市というと酢で有名な企業の城下町でありますが、レンガ建物も有名のようです。レンガというとお隣の常滑市であり、常滑駅前でもオブジェを見た記憶がありますし、旧帝国ホテルのレンガも常滑という印象があります。

それでも、明治時代に建てられたレンガ建造物としては日本屈指であるということであり、足を赴けてみました。

JR半田駅は立体交差事業中でプレハブ駅となっていました。それにしても駅の周りは静かであります。

半⽥⾚レンガ建物

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半⽥⾚レンガ建物は1898年にカブトビールの製造⼯場として建設されたものであり、現在では国の登録有形文化財でかつ、近代化産業遺産であります。
縄文遺跡もいいですが、自分に近い存在の近代化産業の証は理解しやすくていいものであります。理屈はつけましたが、おそらくここに来てみたかったのはアルコールの香りがしたのが一番ではあると思いますが。

今回は、残念ながら17時で閉館していました。写真のとおり、ライトアップは予想通りしていました。

復路はパノラマsuperだったのですが

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個人的には単純往復するのであれば、来たところを戻らない世界一周の方がいいと思うので、帰りはJRではなく、名鉄を利用して戻ることに。

JR半田駅から⾚レンガ建物は2km程であり、⾚レンガ建物から名鉄の半田駅である知多半田駅までも同等の距離でした。駅による近さメリットはないようです。

そして、JR半田駅と名鉄半田駅も結構離れています。

Jまた、Rとは対照的に高層マンションや市の施設が入った複合施設が直結しており、名鉄の駅の方が市の中心に感じ、こうしたことを知ることも旅のいい点でもあります。

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いよいよ、復路の列車に乗車です。金山駅までは特急で30分足らずですが、特別席を利用します。赤レンガ建物見学のために累計4km歩き、汗だくとなってしまい静かな座席で一服です。

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名鉄の特別車両も色々であり、乗る度毎に新鮮な印象があります。

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ラピートみたくまん丸ではないものの、この丸さは印象的であります。テーブルを倒すまででもない飲み物を窓の桟に置くことは良くありますが、この丸さが邪魔をして、飲み物を置く場合は結局、テーブルを倒すこととなりました。

飲み物は赤レンガ建物が閉店していた、緊急事態宣言であった等のリベンジも含めて、レンガ色っぽい秋限定のビールにしてみました。

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飲み終えると金山駅に到着です。指定席を購入する際に"パノラマ車両は後ろ向きになります"と警告が出たため、座席は折角のパノラマを背にした進行方向になると解釈しましたが、下車して様子を伺うと実際は座席はパノラマ方向であり、進行方向に対して逆向きに着座であるというのを学習しました。

しかも、誰もおらず貸切と思うと指定しておけばよかったと思った瞬間でもありました。名鉄特急と言えば「パノラマsuper」であり、ちょっと残念でした。

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金山総合駅と言っても名鉄の方が改札の数は多く、賑やかな感じもしますが、東海道線と中央線に挟まれた存在でもあり、不思議な金山駅であります。

中央コンコースが自由通路であり、南北出口にタクシー乗り場があり、また、大きなホテルがあり、コンコースの末端にはコンビニがあるのは、個人的に経験からですが、KLセントラル駅とデジャビュさえ感じる一日でした。

最後に

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完乗の旅はただ、鉄道に乗っている時間が多いですが、今回は足を延ばして、近代遺構も記憶に残してみました。

乗り鉄というと乗ることに拘るわけですが、徒歩など体を動かすことを使うと心地よい疲労感と達成感があっていいかもしれません。後は温泉でも疲れれば至極の旅なのかもしれませんが。

今回の完乗履歴

これで

営業キロ 乗車キロ 未乗キロ 乗車率
1970.8 1952.0 18.8 99.05%

となり、残すは岐阜県にある東海道本線にまつわる路線のみとなりました。東日本よりも先に上がりそうです。

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