マイル修行で利用される機会が多くなってきた海外発券、その中で、利用しやすく安いJALのクアラルンプール発券の成田往復を整理してみました。
JALプレミアムエコノミー
JALのプレミアムエコノミーはスカイプレミアムと呼ばれ、シートのピッチは42インチとスターアライアンスのプレミアムエコノミーがほぼ38インチの中、4インチ広く、大人男性の靴の半分ほど広くなっています。この違いは結構大きいと言えます。
また、ドリンク特にアルコールについても、下記のとおり、シャンパンや梅酒、ウィスキー、ウォッカなどの銘柄まで明記されており、ANAの食事後にビジネスクラスのドリンクを提供と違い分かりやすくてよいと言えます。
種類 | 銘柄 |
---|---|
ウイスキー | シーバス・リーガル |
ウオッカ | アブソルート・ウォッカ |
シャンパン | Vollereaux Brut Reserve N.V. |
ジン | ボンベイサファイア・ジン |
ブランデー | レミーマルタン |
ワイン | DOUBLE "O"(赤・白) |
焼酎 | 芋焼酎 富乃宝山 |
梅酒 | 鶯宿梅 |
ビール | - |
日本酒 | - |
JAL プレミアムエコノミー クアラルンプール=成田往復
今回は2月と3月の週末を利用したルートで算出してみました。
旅程
2月16日土曜日の夜22:50にクアラルンプールを出発し、成田には翌日2月17日の朝6:35に到着します。日本から2月16日にクアラルンプールに直行便で行く場合、ワンワールドでは、JALかマレーシア航空の選択となりますが、いずれにして、空港内だけで完結する理予定が想定されます。クアラルンプール空港ではキャセイパシフィック航空のラウンジが利用できます。それほど広くないため、JALグローバルクラブ会員をすでにお持ちであれば、食事などが豊富な「Plaza Premium First Lounge」が利用できます。
復路は3月2日土曜日の11:05に出発し、クアラルンプールには18:10に到着します。JALの場合、成田一往復のため、土日でマイル修行を完結するとクアラルンプールでの滞在時間が短く、18:10に到着して、同日の22:50に出発となるため、マレーシアを観光できない点がデメリットと言えます。
ANAの場合、一日2往復あり、金曜日夜(土曜日未明)に出発し、クアラルンプールに土曜日早朝到着し、日曜日午後にクアラルンプールを出発し、羽田に日曜日22時前後に到着でき、海外旅行気分が味わえると言えます。純粋なマイル修行であれば、現地の移動費や宿泊費のかからないタッチの可能なJALの方が、メリットもあると言え、個人の判断になると言えます。
運賃・予約クラス
運賃はEクラスであり、JALマイレージクラブでは100%加算となります。競合するANAがプレミアムエコノミークラスで70%に引き下げた中で、まだ100%加算が残っているのは秀逸と言えます。
積算マイル・FOPポイント
積算マイルとFOPポイントは下記のとおりです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | FOP | ||
---|---|---|---|---|---|
2月9日 | KUL | NRT | 3,338 | 3,338 | 5,407 |
3月3日 | NRT | KUL | 3,338 | 3,338 | 5,407 |
合計 | 6,676 | 6,676 | 10,814 |
積算マイルは6,676マイルであり、FOPポイントはFOPは10,814FOPとなります。FOP単価は8.14円/FOPとなります。これに国内線を追加するとさらにFOP単価が下がると言え、お得な路線と言えます。
最後に
ANAが2017年12月からプレミアムエコノミーの積算率を一気に下げたことにより、ANAマイル修行が厳しくなっている中、JALはまだ聖域があるようです。しかし、実質的な対抗であるANAが下げたとするとJALも下げることが予想され、早期に修行をした方が良いと言えます。改悪リリースはいきなり来るともいえ、時間と余裕があったら、即実施したほぁが良いと言えます。