中国国際航空(エアチャイナ)の羽田=北京の最終便であるCA422便のビジネスクラスに搭乗しましたので、お伝えします。
エアチャイナの保有機材
エアチャイナは大きな航空会社だけあり、保有機材の種類も数も多いと言えます。
エアバス
EUに本社を置く、エアバス社ですが、保有機材の種類は下記のとおりです。
A319-100,A310neo,A320-200,A320neo,A321-200,A321neo,A330-200,A330-300,A350-900とエアバスのA380以外の機材を利用しています。Neoシリーズは発注分も含まれるため、これから飛行する機材もあります。
ボーイング
貿易摩擦の激しいアメリカ製のボーイングですが、大型機の利用が多いようです。
B737-700,B737-800,B747-400,B747-8I,B777-200,B777-300ER,B787-9
と北米線はホーイング機材の就航も多く、今後の政情によっては、エアバス機が増えていくかもしれません。アジア路線はエアバス機が多く、主要路線はA330-300が多いようです。
ビジネスクラス搭乗記
羽田から北京への最終便は小型機のA321-200
北京=東京(羽田・成田)との路線はかなりワイドボディ機(A330-300またはB777-200)が設定されていますが、それ以外は小型機のA321-200が設定されており、今回はまさにその機材でした。
座席
ビジネスクラスのシート配列は2-2であり、4列の設定があり、合計16席となります。
シートは横から見るとこのような感じです。シートピッチは38インチ、シート幅は21インチとシートピッチは最近のプレミアムエコノミーと同一であり、決して豪華とは言えません。幸い最前列席で、隣席も空いていたため、快適ではありましたが、小型機は避けたいところであります。
リクライニングは電動式でなく、アナログなタイプであります。また、シートテレビもありません。
シートテーブルとは別にカクテルテーブルは付いていたりします。シート電源はあり、日本のコンセントでもそのまま利用できます。
ヘッドフォンは普通のヘッドフォンであります。映画など鑑賞できないため、利用することはありませんでした。
エアチャイナの特徴として、スリッパをはかせてくれるサービスがあります。ビニール袋に入ったスリッパを開封して、足元において履かせてくれるサービスであります。空席のシートにはスリッパ置かれていなく、きちんと着席数など把握されているのが理解できました。
離陸
ウェルカムドリンクはきちんとシャンパンであり、グラスには脚もあります。この辺はビジネスクラスらしいサービスであります。
セーフティビデオはパンダを利用して親しみを感じるような設定にしており、キャラクター効果でも狙っているようです。シンガポール航空やANAのセーフティビデオと比較すると緩い感じはしますが、やっぱりパンダなのでしょう。
離陸すると横田空域を避けるように上昇していきます。千葉か埼玉の上空ですが、夜景は結構きれいです。
機内食
機内食については、メニューを渡されます。期間限定でボジョレーヌーボーも提供されています。ということで、ボジョレーヌーボーを頼みます。
エアチャイナ独特のスナックとレーズンの合体パックのおつまみとともにワインを堪能します。
そして、一際目立つ漆器が届きます。これはちらし寿司か寿司折でもあるかと思い、ふたを開けると「ガーン」。
まさにひとつまみの寿司であります。サーモンと蟹の握りとかっぱ巻きというヘルシーな構成であります。ダイエット中のため良かったですが、物足りく感じる人もいると言えます。
ワインは到着前まで、結構注いでくれました。
着陸
韓国領海上空に入ると無数の光が見えます。ナビの地図では明らかに海の上ですが、蛍の大群のように光っており、漁船の光のようです。日本のイカ釣り漁船のライトが人工衛星で兵器開発と疑われたことが過去にありましたが、そのような新鮮さがある光景でした。
ワインをひたすら飲み続けていると首都空港に近づき、ベルトサインが。小型機のため、沖止めでビジネスクラス特権の専用のバスで優雅に移動と思っていると普通に搭乗口に接着し、入国審査を受け、交通システムで出口まで移動となりました。
最後に
エアチャイナのビジネスクラスは時間帯によっては食事のメニューに相違があるため、ボリュームが少なかったりします。ビジネスクラスで食事もきちんと楽しみたい人は予約段階で食事がどんな内容かチェックした上、選択した方が良いと言えます。
また、機材も大型機と小型機ではシートスペックがかなり異なるため、豪華なシートを選択したい場合は大型機を選択した方が良いと言えます。ただし、安い運賃でそうしたことをするためにはかなり前からの予約が必要であり、日ごろから検索することが必要と言えます。