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JALにはないANAのビジネスクラス150%積算 国際線Jクラスとは何か

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ある程度マイル加算に親しむとファーストクラスは150%加算、ビジネスクラスは125%加算、プレミアムエコノミーは100%か70%、エコノミーは色々と覚えます。

そんな中で、ANAだけはビジネスクラスで150%加算されるクラスがあります。そのクラスは何なのか調べてみました。

JALとANAでは積算率が異なるアッパークラス

JALとANAでファーストとビジネス積算率が異なります。JALの場合は150%積算されるクラスはファーストクラス(種別F/A)となっています。

一方で、ANAは150%積算されるクラスはファーストクラス(種別F/A)とビジネスクラス(種別J)となっています。

クラス ビジネス ファースト
積算率 125% 150%
ANA Z/D/C J A/F
JAL X/D/C/J - A/F

JALはいわゆる搭乗クラス別で150%,125%とそれ以下で区別していますが、ANAの場合、ビジネスクラスで唯一150%加算のビジネスクラスが存在し、その存在がなります。

ANAビジネスクラスの種別ヒエラルキー

ANAでは販売する運賃をフレキシブルなものか、変更や払い戻しに制限がありつつも、その分安くしている運賃を独自の名前で呼んでいます。ビジネスクラスは下記のとおりです。

Value

Flex Plus

Full Flex Plus

の3段階となります。Valueは名前のとおり、お買い得ですが、安い代わりに最悪、変更不可、払い戻しもできないものもあります。

予約クラスとしてはPクラスが付与され、マイルの積算率は70%であり、ツアーなどマイルを貯めることをあまり考えていない人向け運賃と言えます。

Flex Plusについては、手数料はかかるものの、変更や払い戻しが可能の運賃であります。

そして、Full Flex Plusは変更が無料で払い戻しも無料のものもあるビジネスクラス最高峰のチケットとなります。150%加算のJクラスはFlex Plusから存在します。予約払い戻し無料

ここまで運賃を無視して話しましたが、当然、フレキシブルな運賃程高くなります。Valueと比較すると運賃は倍近くなります。

このようにANAでは独自運賃名で安さかフレキシブルかで3段階の階段があり、その中で、種別クラスが調整弁として存在しています。

以上のように、ビジネスクラスと言うとCと一見と思いますが、実はANAではJがビジネスクラスでは最強クラスとなります。

JクラスはJapanのJ?

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Jクラスは運賃規則上では日本以外の発券でも記載があります。しかし、実際の予約検索をしてみるとJクラスがほぼ日本発券の最高位で絞めています。特徴としてはZクラスやPクラスと比較すると運賃は倍近くになります。

そういう意味でJはJapanの頭文字を暗示しているのかもしれません。

個人で購入する運賃としての意味はなく、経費として処理されるような運賃と言えます。

購入期限

ルールについては、購入期限は予約完了後7日以内となるものの、空席があれば直前でも購入可能となります。また、変更と払い戻し無料であり、最強なビジネスクラス運賃と言えます。

Jクラスはどんな人が利用するのか

Jクラス運賃は日本=北米で100万円超の運賃もあり、大企業等の法人利用が主体のようです。一方で法人利用となれば、相対契約となり、法人割引もありそうです。

世界中に出張する法人については、名目上はJクラスとしても法人割引を適用としてC,D,Zクラス並みのコストで済む可能性もあります。

ファーストクラスの方が安いのではないか

Aクラス
Jクラス

東京=ロサンゼルス間を同じ日程でビジネスクラス普通運賃Jとファーストクラス特別運賃Aを比較すると下記のとおりです。

ビジネスJ         951,660円

ファーストA    891,660円

とファーストクラスよりも6万円も高くなっています。ファーストクラス特別運賃のAクラスは購入期限が出発の28日前迄であり、変更不可、払い戻しは15万円もかかります。

Jクラスはファーストクラスを超える運賃でもあります。

Aクラス変更ルール

最後に

ANAのJクラスは150%加算であるが故に運賃はビジネスクラスとしては、融通は利くものの、高額であり、個人としての利用は限定されます。

一部のファーストクラス特別運賃よりも高額であり、積算率150%も納得します。

この運賃を利用し、かつ上級会員で、利用が多い法人利用となれば、ファーストクラスへのアップグレードも多いかもしれません。

法人利用となれば会社の費用であり、業務目的とは言え、個人がいい思いをしているというコンプライアンス的な面もあり、アップグレードされることに対しての視線が厳しいため、敢えてビジネスクラスのままにする人もいるかもしれません。 

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