欧州発券のビジネスとしては珍しく単価10円切りのルートがありましたので、お伝えします。
ブリティッシュエアウェイズ マドリード=上海往復
今回は11月頭にマドリードからアジアに、そして、年末にアジアからマドリードに移動する旅程です。
旅程
11月3日にマドリードを出発し、ヒースローでの乗り継ぎも2時間以内と良い旅程です。フライトは全て純ブリティッシュエアウェイズ便となります。上海浦東には朝9時過ぎに到着するため、日本までと考えた場合も選択肢は多そうです。
復路は12月27日に上海を出発し、ロンドンでは1時間の乗り継ぎでマドリードに向かい夜9時前には到着します。
運賃・予約クラス・FLY ONポイント
運賃・予約クラス・FLY ONポイントは下記のとおりです。
運賃 約162,743円
予約クラス J+Iクラス(125%)
FLY ONポイント 16,320FOP
FOP単価 9.97円/FOP
アジアと欧州間ではそれほど距離は稼げない中での10円切りであり、運賃の安さが効いていると言えます。
スターアライアンスでは70%加算が大御所では当たり前になっていますが、JALでは自社では70%あるものの125%が存在しており、たまにこうした単価に遭遇することもあります。
ブリティッシュエアウェイズのビジネスクラス
ブリティッシュエアウェイズのビジネスクラスはClub Worldと呼ばれており、現行主流のシートはフルフラットでスイートタイプと定義できますが、進行方向と逆向きのシートが約半分存在し、世界のビジネスクラスのシートの中でも珍しいシートと言えます。
新しい機材A350-1000を皮切りにClub World Suiteを投入しており、緩やかなヘリンボーン配列の1-2-1配列とスペースのゆったりした構成となっています。
今回のシートについては、異色感はなく、無難にスペースを確保し、万人受けするようなシートとなっているほか、最近のトレンドでもある扉もついています。扉内側はフエルト調の生地が張られており、デザイン性と吸音に貢献しそうです。
このシートがいつぐらいに当たり前に搭乗できるかは不明ですが、ブリティッシュエアウェイズのビジネスクラスも選択肢となりそうです。そうしているうちにJALが新しいビジネスクラスのシートを出してくるかもしれませんが。
最後に
欧州からアジア往復で16万円、そして単価は10円以下となると完璧とも言えるチケットと言えます。
上海から日本と言うのは今の時代はハードルが高いかもしれませんが、安さを考えるとまだ選択肢とすることもできるかもしれません。香港やソウルでこの値段なら、ワンワールドでも飛びつくのですが。