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羽田空港と成田空港の違いは何か

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東京

日本の首都である東京エリアにある空港である羽田空港と成田空港について違いを考えてみました。

東京国際空港

羽田空港

まずは、東京にある空港を見てみます。東京都とは陸地面積が狭い割に人口が1,400万人弱の人口を持つ都市であります。面積では全国45位と47都道府県しかないことを見ると、かなり狭い自治体でもあります。しかしながら、日本最南端の沖ノ鳥島、日本最東端の南鳥島(いずれも空港設置できる島ではないですが)も東京であり(東京都小笠原村)、島国日本の首都という責務が感じられます。

ちなみに、尖閣諸島は当時の都知事の石原慎太郎氏がザワついたため、東京のイメージがありますが、本籍地は沖縄県石垣市登野城尖閣となり、沖縄県となります。

最近、お天気動画チャンネルで尖閣諸島と先島諸島を勘違いしていた新人キャスターにはざわつきましたが。

正真正銘の東京国際空港

そんな東京都には空港がいくつかあります。言わずと知れた羽田空港と称される東京国際空港のほか、一覧は下記のとおりです。

東京国際空港(HND)

八丈島空港(HAC)

新島空港(?)

三宅島空港(MYE)

大島空港(OIM)

神津島空港(?)

調布飛行場(?)

東京へリポート(?)

東京は狭い土地というイメージがあり、羽田一択のように感じますが、先述のとおり、日本最南端と日本最東端の島があることから、意外と沖縄県のように海洋的でもあり、そうした島々を結ぶためか、空港も多くあります。北海道や沖縄のように空港が多い、自治体でもあります。

ただし、国際線との接続を考えていない空港も多いです。新島、神津島、調布、東京へリポートではおなじみの3レターの空港コードはなかったりします。ICAOのコードは有りますが。(RJAN  RJAZ RJTF RJTI)

ANAが就航していた、いる空港はすべて3レターはついていますが。

都内の空港はほとんど他県と比較してもかなりローカルな空港が多いですが、羽田のみ突出した存在と言えます。

新東京国際空港は何だったのか

新東京国際空港

新東京国際空港と言う名称は現在ありません。成田空港については、東京国際空港(羽田空港)が乗客として国際化が甚だしくなり、新東京国際空港の名前を千葉県という事も有るのか返上して、いまでは成田空港と言うのが定着しています。NRTの3レターは顕在でありますが。

成田空港ほど、国家プロジェクトの代名詞であったものは他にないかも知れません。その当時の方針としては加工貿易立国の日本は経済的にはNo.1のアメリカに迫る日本としては国際新空港建設としては妥当と言えます。

ただ、その設立にあたり、色々とあり、令和にようやく、整理が出来そうなくらいな用地問題を孕んだ空港でもあります。

問題はありつつも、日本の海外からの玄関口として1980年代から2000年代までは成田=国際空港・東京の玄関口でありました。

ただ、成田の一空港が日本の玄関口であることに対して、リスクも感じたのか、関西空港(KIX)やセントレア(中部国際空港、NGO)の竣工もあり、バランスが取れたようにも見えます。効率的かと言えば、? ですが、日本の主要都市の空港は世界的に見てもインフラ的には立派かも知れません。

今ではISG(石垣空港)やAKJ(旭川空港)からも国際線があり、国際空港は全国各地にあります。鉄道には厳しい国策ですが、道路や航空には積極的なので、そうした交通手段の利用はメリットがあるかもしれません。

以上からすると成田空港の意義は国際化の日本とそれを強制的に強いられた経緯はあり、羽田を今以上に埋め立てて、人流と貨物の一大拠点にすれば良かったようにも見えますが、それだけでは厳しい事情も有り、現在に至るようです。

やっぱり、新東京国際空港、あらため、成田は意義があったようです。

OSAは3空港

OSAと検索すると、伊丹、関西、神戸が出てくるのは東京と対照的であります。ただ、利便性では、同地域では鉄路だけでなく、海路も有ると言うのは選択肢が良いと言えます。

関空から神戸空港まで海路で移動した際に利用者が多く、しかも、神戸空港の駐車場に向かう人が多く、関空と神戸空港が地元利用者の首都圏との脚になっていることを感じたりします。関東では、東京湾の空港間利用のメリットが少ないため、単純には比較できないようです。それでも、アクアラインはやはり、交通体系を変える事業だったのかもしれません。

東京には第三の空港はなく、ちょっと不安ではありますが、羽田と成田は大きい空港なので、これで良いと言うことかもしれません。

いざとなれば、百里基地が控えているという事を言わないのは関東流という事にも見えてしまいます。

アクセスはいつまでたってもイマイチ

東京モノレール

羽田と成田のアクセスはいまいちと言えます。成田は成田エクスプレスで東京、品川、新宿に直結していますが、時間がかかります。一方で、160km/h運転を一部で行っているスカイライナーは都心まで最短30分台でアクセスできるものの、日暮里駅と上野駅が都心アクセス駅となっています。上野駅は上野公園入口の下とJR線や地下鉄線とも少し距離があるところであります。

実際に成田着の場合は、ほとんどスカイライナー利用ですが、乗り換えなどで最終的に目的地までのアクセスとなると、早い実感できないところでもあります。

一方で、羽田空港は鉄道線ではモノレールと京浜急行が乗り入れています。モノレールは浜松町から最短18分(T2まで)、京急線は品川から最速14分でありますが、すべての列車がそうではなく、普通列車は途中で追い抜かれたりするので、都心側のホームで待ち時間を考えると意外と所要は伸びます。

特に乗換駅が都心南東に集中しているため、浜松町、品川各駅までのアクセスが結構時間がかかったりします。都心からでも羽田までは1時間近い余裕を持っての移動となります。

一方で、タクシーは渋滞がないと20分くらいで都心にアクセスできるので鉄道はイマイチと言えます。

世界的に見ると、世界各地の大空港は鉄道直結が大半であり、定時性の高い日本の鉄道を鑑みると良いと言えますが、でも何かワンクッション有る感じでもあります。

羽田空港には第三の鉄道であるJR東日本が東京駅から直結でかつ、18分でアクセスできる鉄道の工事を始めたことからこれでシャキッとするか注目であります。

ここは世界的に圧倒的なアクセスでJapan as No.1としてほしいところです。

最後に

羽田空港は文字通り、羽と言う名前がつき、空港にとってはベストと言えます。ほぼ海上空港であり、騒音について一方ではかなり有利であり、市街地からのアクセスもまだまだ改善要ですが、良いと言えます。

一方で、成田空港は新東京国際空港として発足し、貨物物流では日本経済の成長に貢献したと言えますが、乗客サービスとしては設備は広々で良いのですが、都心から遠く、その対策もあまり実施されていないことから遠い空港と言えます。

いずれの空港も自己満足はなく、アクセス改善やターミナル統合など計画があるので、そうした所に期待したいところです。世界的にもレベルは高いですが、さらに、日本の力を玄関口で見せつけるために頑張って欲しいところであります。

羽田と成田は文字的には田つながりであり、違いは有れども曲がりのない正方形の組み合わせで、ともに二乗的にバージョンアップして、日本の空港は世界一をぶっちぎってほしいところであります。

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