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ANA海外発券、エラー運賃以外も色々ありそう

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ANA 744

シドニー発券について、少し動きがあったのでまとめてみました。

シドニー発券に燃油サーチャージが課金

シドニー発券100%積算

以前書いた記事について、シドニー発券の東京経由の欧州行きフライトについて、燃油サーチャージが発生していると言うコメントを頂きました。

上の旅程は足もとのシドニー発、東京経由のロンドン行きの片道の運賃であります。英国連邦間の遠いルートであり、いわゆるカンガルールートであります。通常のカンガルールートはバンコクやシンガポール経由ですが、わざわざ遠い極東の東京を経由するルートを日系航空会社が出しており、マイルを貯める人にはある意味、逆に距離が長いため、重宝されているルートでもあります。

しかしながら、現時点では旧ソ連上空を通過できない(カザフスタンやハンガリーは通過できますが)ため、世界最長のカンガルールートとも言えます。まあ、ライフタイムマイルや積算マイル、プレミアムポイントは実飛行距離と関係なく、割に合わないとも言えます。

往復の場合、なかなか最低運賃が出て来ないため、片道で確認してみると燃油サーチャージが35,310円と明記されています。総額運賃の17.3%にあたる燃油サーチャージが課金されています。

以前はこれが0であったので結構な影響額と言えます。

実際のPP単価をブレイクダウンしてみます。

運賃 203,510円

予約クラス Mクラス(100%+400PP)

プレミアムポイント合計 14,308PP

PP単価 14.22円/PP

となります。燃油サーチャージは3.5万円で、総額は前回書いた記事と比較すると2.2万程の上振れとなっているので、エラー運賃で燃油サーチャージを間違って付加しましたと言うわけでもないようです。

暗くなってしまう話でもあります。豪政府から「喝だコラッ!」が入ったのか、燃油サーチャージ課金しても乗る人が多いと思ったのか不明ですが、シドニーまで行く時間が厳しく感じてしまいます。

US行きはどうなのか

シドニー発券US行き

英国連邦ではないものの、太平洋を対角線でフライトすればロンドンより近いアメリカ合衆国であり、その北側には英国連邦のカナダがあり、カンタス航空はノンストップフライトをいまだに計画しています。

それではANAのシドニー発券US行きを見てみます。総額的にはロンドン行きよりも高く、燃油サーチャージがばっちり35,310円とロンドン同額が課金されています。

そしては、予約クラスはHクラス(積算率70%)となります。

実際のPP単価をブレイクダウンしてみます。

運賃 226,770円

予約クラス Hクラス(70%+0PP)

プレミアムポイント合計 9,823PP

PP単価 23.09円/PP

塩水を飲んだみたく、ウエーと吐き出しそうな単価と言えます。まあ、このあたりは往復とかだと改善しますが、本命ではないので良いかも知れません。

お気楽GMP発券はどうか

欧州本面

シドニー線は昼便も出来て良いのですが、何か単価による遠さを感じてしまい、救済策がないか調べてみました。

やはり、思い立ってすぐに行ける選択肢が多い、ソウル発券を考えてみます。ソウルにはLCCもあり、連休でも1万円台でソウルにアクセスできたり、安定のエチオピア航空がソウル経由だったり、朝風呂代わりのピーチの早朝便など選択肢が多く、1泊滞在でも晩御飯が楽しめるソウル発券を考えてみます。

ソウル発券ブリュッセル

ヨーロッパ方面はHクラスが最低運賃であります。燃油サーチャージはシドニーほど課金されていない(10,640円)の妙味とも言えます。

実際のPP単価をブレイクダウンしてみます。

運賃 149,010円

予約クラス Hクラス(70%+0PP)

プレミアムポイント合計 5,041PP

PP単価 29.55円/PP

ヨーロッパ方面はPP単価的にはゲホゲホですが、ビジネスクラスにアップグレードでき、運賃が比較的、手が出しやすい(往年の日本発プレミアムエコノミー往復運賃に近い)ので、日本発でビジネスクラスにアップグレードできないのに不満な人はソウルに行こうとなるかもしれません。

ロンドンが出てくればベストですが、混んでいるようであり、認知度低い、ブリュッセルとかがねらい目と言えます。便数は少ないですが、日本・ブリュッセル発で土曜日発があるのはポイントでもあります。

北米方面

ソウル発券 北米方面

北米方面の方が目的地が多い分、選択肢が多く、難易度は低いようです。しかも予約クラスは78Mであります。

実際のPP単価をブレイクダウンしてみます。

運賃 134,160円

予約クラス Mクラス(100%+400PP)

プレミアムポイント合計 8,676PP

PP単価 15.46円/PP

Mクラスの破壊力は大きく、運賃が10万円台前半でもPP単価は激変します。燃油サーチャージは近いものの、積算率100%のMパワーと言うところでもあります。ソウルからのボトルネックは金浦=羽田でもあり、そこでHとMの差が出るのかもしれません。

金浦発券はまさに金発先生であり、方面と使いやすとさPP単価の味わいと言えます。単価は落ちるものの、路線を選ばなければ結構選択肢は有りそうです。

何なら、アメリカ発券の世界一周特典で東海岸ギリギリからヨーロッパ西端(レイキャビックなど)に行き、そこから地上移動でソウルに行き、福岡、最後は東京からホノルルまで特典発券すれば、結構マイル数は削減できそうです。

まあ、大西洋路線もLCCとまでは言わなくても格安な運賃も多いので活用方法はありそうです。

冷静になると往年の単価から1.5倍かマシマシ負担であり、残念ではありますが、インフレや自分の稼ぎでカンバルマンになるしかないようです。

逆引きしたらどうなる

NYC発券シドニー行き

逆引き、正引きはネットURLなドメインの世界ではずいぶん昔から使われている用語でありますが、航空券も発券地を逆引きしてみました。

シドニー発券の逆のアメリカ発券をしてみました。ベタなJFK発券であります。

実際のPP単価をブレイクダウンしてみます。

運賃 228,580円

予約クラス Mクラス(100%+400PP)

プレミアムポイント合計 14,833PP

PP単価 15.41円/PP

結局は海外発券、アメリカ行きも発もが安定しているようにも見えます。ソウルとかお気楽に言って、アメリカ往復とかは今は良いのかもしれません。

ヨーロッパに行ければ、同じ地域とは言え、かなり違う景色が楽しめるのですが、アメリカも広いのでまずは、アメリカを知るのも良いかも知れません。もちろん、南下して中南米を攻略と言うのもオプションではありそうです。

不思議なMとH

MとH

アメリカ発券で日本以外の国(シドニーなど)を目的地にすると、不思議な光景があります。それは、マイル積算率100%のMクラスと70%積算率のH(U)クラスの値差が7千円ぐらいしかないところでもあります。

払い戻し条件は当然でありますが、Mは条件付きで可能であるのに対して、Hは不可(ただし予約変更は条件付きで可能)であり、この値差であり、Mを選びそうであります。

日本発券では随分、大人の階段を昇る差があるのですが、海外発券では色々と経験できそうであります。

最後に

777-300ER

ジャカルタとベトナム発券でエラー運賃を出したので、シドニー発券の燃油サーチャージはもしかしたら間違いとも言えますが、路線別にその金額が微妙に違ったりするので、意図的なのかもしれません。

発券地を変えるとフリーだったりするので、まだまだ、今後も選択肢はありそうであり、燃油サーチャージ自体の変動はありそうであります。

発券するタイミングで急に高騰するとガックシですが、その裏にはいい場所があるのかもしれません。時間は足りないかもしれませんが、探すことが大事かもしれませんね。

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