Go To トラベルキャンペーンにおける東京都の追加が10月からスタートし、都民として実際利用してみるとそのお得さを実感したため、まとめてみました。
東京都民以外はかなり得をしていたと
Go To トラベルキャンペーンは7月後半の4連休からスタートしており、本来であれば東京オリンピックの開会式頃にスタートしたとも言えます。
しかし、東京都だけは感染者数が多いということで除外されています。都のトップと政権とかみ合わない産物にも見えます。
穿った見方をすると感染者数の多さをカードに国政を動かしたいという、次の国政を考えているとさえ思えてしまいます。
約2か月半もの間、東京都民以外はその恩恵を受けてきたわけであります。かなりうらやましい状況でありました。
10月まではアクティブに旅行に行く人にとってはほぼ何の制約もなく、そのメリットを受けられたようであり、天国だったと言えます。
東京追加で事態は激変
東京追加の威力はすごく、各地域で設定している予算枠があっという間に枯渇しているところもあり、やはり東京都民の強さを感じるところでもあります。
星野社長はマイクロツーリズムをずっと主張しており、それがあるべき姿といえますが、東京一極集中はしばらく続きそうであり、新コロがそれを覆してくれると鬱局した近代日本の変化につながるかもしれません。
実際利用してみると
10月以降、都内のホテルにて同キャンペーンを利用して2回利用してみました。
負担感が少ない
マスコミでは、最安モデルケースとして、すべてのキャンペーン適用をすると実質ただに近いようなモデルケースを紹介していますが、そうでなくてもかなりメリットはあります。
宿泊費のあがりについては、2万円台/泊の宿でも35%オフで1.5万未満となるのはかなり負担感が少なくなります。
また、2万円/泊クラスのホテルでは、FSPプログラムに加盟しているところが多く、そこでの上級会員の地位があるとルームのアップグレードがあり、3-4万円/泊の部屋を利用できることもあります。場合によっては朝食も無料でついてしまうということにもなります。
そう考えるとかなり負担感が少なく、ゆったりとゴージャスな滞在ができることとなります。
地域共通クーポンは使い道が多い
上記に加えて、地域共通クーポン(15%)が10月1日から発行されており、高級ホテルに滞在すると3,000円から5,000円程度手にすることができると思います。
しかし、このクーポンの使用期限は旅行期間中のみで、場所も対象の都道府県と隣接する都道府県のみとなっています。1泊の場合、チェックインした日とチェックアウトした日のみが適用となり、期限までに使い切ることとなります。
クーポンを渡してくれたホテル内のレストランなどで消費もでき、それがベストであります。
一方で、コンビニ(ファミリーマート、ローソンなど)で利用でき、ユニクロ(一部店舗)やドラッグストア(一部)、ヨドバシカメラ、ビックカメラでも利用(ポイント還元あり)でき、何でもあり状態です。
そうなると、ホテル滞在から日常に戻ったいつもの暮らしにも費用が充てられるということになります。
また、各道府県のアンテナショップも対象となっているところが多く、都内に宿泊でも地域共通クーポンを利用して、各地の名産品を購入して、ホテルまたはチェックアウト後の自宅で楽しむというのもありかもしれません。
なかなか、地方に行きにくい場合は間接的にこのキャンペーンの主旨に沿えるかもしれません。
馬刺しが好きなので、熊本県のアンテナショップの「銀座熊本館」で馬刺しをクーポンで購入してみました。部位別に小分けして冷凍で販売しているため、食べたい分だけを購入できるのはよいかもしれません。
都民向けの都内観光助成「もっと東京」が10/24からスタート
正式名称「都内観光促進事業」で愛称「もっと楽しもう!TokyoTokyo」 略称「もっとTokyo」)が10/24(旅行開始ベース)からスタートします。
助成金額は下記のとおりです。
宿泊旅行・宿泊のみの場合
助成額
1人1泊当たり5,000円
助成対象(助成前の税込価格を基準)
Go Toトラベルと併用する場合 9,000円以上(旅行者支払額850円以上)
Go Toトラベルと併用しない場合 6,000円以上(旅行者支払額1,000円以上)
日帰り旅行の場合
助成額
1人1回当たり2,500円
助成対象(助成前の税込価格を基準)
Go Toトラベルと併用する場合 4,500円以上(旅行者支払額425円以上)
Go Toトラベルと併用しない場合 3,000円以上(旅行者支払額500円以上)
設計上、逆ザヤ(錬金術)が発生しないような建付けとなっているようです。
これさえも抜け穴を見つけてくる人もいるかもしれませんが、新コロで困窮している人にとって、ほかに縋るものがない場合にそうする人もいるかもしれず、何とも言えません。
対象期間
予約・販売 10月23日(金)以降
旅行期間 10月24日(土)から翌年3月31日(水)までに完了する旅行
ただし、予算がなくなり次第終了
結構早くなくなってしまうかもしれませんが、定額というところでは、ある程度、時期のシミュレーションができているのかもしれません。
また、10/24以前の予約は対象外なため、ますます早期決戦となりそうです。
都ではすでに貯金的なものがない中でこうした施策を実施するのは減りつつある歳入のカンフル剤的な役割を期待していることもあるのでしょう。砂漠に水を撒くこととなるのか、風が吹けば桶屋が儲かるまで波及するのか楽しみです。
最後に
政府ではGo Toキャンペーンを当初の来年1月末までから延長する方針も出しており、結構好評なのかもしれません。
航空会社やホテルのキャンペーンよりもパンチがあり、実際利用してみると確かに、お得感があり、リピートしたくなってしまいます。
現在、Go To 祭りな感もあり、これで景気アップになるのであれば、ガンガン利用したいところです。このあと、Re:インバウンドやオリンピックなど、うまくつなげて欲しいところです。