ヨーロッパ発券で全区間ビジネスクラスの旅程でFOP単価9円台のチケットがありましたので、お伝えします。
カタール航空ビジネスクラス ポルト=東京往復
今回は2021年のオリパラ終了間際の8月19日にポルトガルのポルトを出発し、9月13日にポルトに向かう旅程です。
ポルトはポルトガル第二の都市であり、同国屈指の観光都市でもあります。世界遺産があり、ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院として登録されています。
実はリスボンやロカ岬にはいったものの、ポルトはまだであり、実は一番行きたい場所でもあります。
旅程
日本に戻るルートは8月19日の正午過ぎにポルポを出発します。その後、マドリードで110分の乗り継ぎでカタール便に搭乗します。機材はA359です。ドーハには20日未明に到着し、90分で東京に向かいます。機材は77Wで成田空港に夜7時前に到着します。
日本からポルポは9月13日に出発します。今度は羽田からであり、13日なりたての0:01に出発します。機材はA350-1000のQスイートです。
ドーハには朝5時に到着し、後述は増すが、ここが一番きついかもしれません。ドーハからマドリードには9時前出発の15時過ぎ到着となります。
マドリードでは4.5時間の乗り継ぎ時間となり、市内にも出かける余裕もありそうです。
最後は19:40に出発し、ポルポには19:55時差込みに到着します。
イベリア航空が9円台に突入させてくれた9円台の内訳
運賃・予約クラス・FLYONポイントは下記のとおりです。
運賃 約215,235円
予約クラス QR区間 Rクラス(125%)
IB区間 Iクラス(70%)
FLYONポイント 21,558FOP
FOP単価 9.98円/FOP
イベリア区間の積算率は70%と冴えませんが、この区間のおかけでFOP単価は10円以下となります。
また、イベリア便名のビジネスクラスのため、復路の比較的長い時間をラウンジ利用も可能なのは良い点かもしれません。
カタール航空の運賃の見直し
カタール航空ではビジネスクラスとエコノミークラスの運賃体系を見直し、下記のとおりとしています。そもそもあまり複雑でなかったのですが、シンプル化したのは同社側の収益性改善か大きいのかもしれません。
ビジネスクラス クラシック、コンフォート、エリート
エコノミークラス クラシック、コンビニエンス、コンフォート
となります。
ビジネスクラスにおいて、今回紹介したRクラスはクラシックとなります。これまではビジネスクラス均一にラウンジ利用ができましたが、それがRクラスではできなくなります。また、事前座席指定もできなくなり、Qスイートの最高峰の窓側寄りの席が選択できなくなります。
ラウンジについてはJGCカードをすでに保有していれば、問題ありませんが、そうでないとプライオリティパスの発動となるかもしれません。
今の状況を考えると空港の混雑はそうでもないと想定され、空港で過ごす時間を一時間内とすればあまり問題はないかもしれません。
詳細はこちらです。(英語)
最後に
首の皮、一枚でFOP単価9円台となっていますが、その立役者はイベリア航空であり、ポルポ発券だからなしえるのかもしれません。
カタール航空の運賃体系見直しが今後のどのような影響が発生するかわかりませんが、運賃は下がっているようであり、FOP単価的にはポジティブのようです。
一方で、長時間乗り継ぎの場合の対策が必要であり、プライオリティパスに依存するか乗り継ぎ時間を短くするとなりそうです。
羽田・成田同様にラウンジに長時間滞在が問題となっているのかもしれません。あとはRクラスが70%化しないことを期待するところです。
他では70%の代わりにラウンジ利用有りなので、そこは回避されるかもしれませんが。